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力持ち惣兵衛の馬頭観音 (ちからもちそうべえのばとうかんのん)

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  7. 力持ち惣兵衛の馬頭観音 (ちからもちそうべえのばとうかんのん)

ページ番号:467-297-972

更新日:2024年4月30日

力持ち惣兵衛の馬頭観音

力持ち惣兵衛の馬頭観音の写真

 馬頭観音は、一般的には頂上に馬頭をいただく観音像で、憤怒ふんぬ面をかぶっているのが特徴ですが、「力持ち惣兵衛そうべえの馬頭観音」は最大長50センチメートルの河原石かわらいしそのものが馬頭観音という大変珍しいものです。正面中央に「馬頭観世音」、その両脇に「当知是処即是道場まさにここすなわちこれどうじょうとしるべし」、「天保十一庚子かのえね天(1840年)九月 じつ 加藤惣兵衛そうべえ」、背面には「七十六秤目はかりめ」との文字が彫られ、力石ちからいしであったことが分かります。
 この力持ち惣兵衛そうべえの馬頭観音にまつわるいくつかの伝説があります。そのうちのひとつをご紹介します。
 惣兵衛そうべえさんがお侍の家を訪れたとき、そこの主人に『その大きな石を持ち上げたらその石をさしあげよう』と言われました。惣兵衛そうべえさんは、『よし! やってみましょう』と言って、その大きな石を高々と持ち上げました。約束通りその石をもらった惣兵そうべえ衛さんは、馬の背にのせて、家に向かって帰りました。しかし、惣兵衛そうべえさんの家が見えてきたところで、馬は前にのめり込み、そのまま石におしつぶされて息が途絶えてしまいました。惣兵衛そうべえさんは、可愛がってきた馬を泣く泣く埋め、その上に『馬頭観世音 天保十一庚子年九月 加藤惣兵衛そうべえ』と彫った丸い石をたてて、手厚くとむらったとのことです。
 令和3年4月に、大泉学園町2丁目27番から、現在地に移設されました。

 平成7年度区登録

所在地

大泉学園町7丁目2番

交通機関

西武池袋線 大泉学園駅から「西武バス」長久保ゆき・長久保経由成増駅南口ゆき・朝霞駅ゆき・都民農園セコニックゆき・新座栄ゆき・・大泉風致地区下車徒歩5分

お問い合わせ

地域文化部 文化・生涯学習課 伝統文化係  組織詳細へ
電話:03-5984-2442(直通)  ファクス:03-5984-1228
この担当課にメールを送る

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