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豊島家文書(としまけもんじょ)

ページ番号:327-537-823

更新日:2024年2月8日

豊島家文書

 江戸時代に幕府の旗本であり、元禄12年(1699)に氷川神社(石神井台1丁目18番)へ石燈籠(区指定文化財)を奉納した豊島泰盈としまやすみつの末裔である、豊島家に伝わった文書類25点です。系図1点、過去帳1点、その他の江戸時代の文書類5点、明治期以降の文書類18点からなります。

系図
 豊島泰盈が中世文書などを参照して作成したとされるもので、「泰盈本豊島家系図」とよばれています。桓武天皇を祖とする豊島家の各代の事績が記されています。室町時代までの部分には実在が確認できない人物も記されていますが、享保5年(1720)頃までの人物が記されています。

過去帳
 寛永元年(1624)没の豊島忠次としまただつぐを始めとする豊島家の当主やその妻などの命日を記したものです。作成年代は不詳ですが、明治23年(1890)に浜松(静岡県)などの各地にあった豊島家の墓を、元々の菩提寺である法明寺(豊島区)に合葬したという書き込みがあります。

その他の江戸時代の文書類
 「江戸三番町豊島家屋敷図」は、江戸三番町(千代田区)にあった豊島家の屋敷の図面です。この図に記載がみられる「豊島市太夫としまいちだゆう」は、文化10年(1813)に亡くなった豊島武経としまたけつねのことであり、その時期の屋敷の間取りを記したものと思われます。

明治期以降の文書類
 明治維新後に浜松で学校教員を勤めた関係の文書類として、教員免許状があります。また、豊島家が元八王子村(八王子市)へ転居した明治31年(1898)から、大井村(品川区)に再転居した後の明治36年(1903)までの、豊島家に関わる出来事の要録などが残っています。

令和4年度区登録

系図の写真
泰盈本豊島家系図

所在地

石神井町5丁目12番16号
※閲覧については、石神井公園ふるさと文化館へご相談ください。

交通機関

西武池袋線「石神井公園駅」下車徒歩15分

お問い合わせ

地域文化部 文化・生涯学習課 伝統文化係  組織詳細へ
電話:03-5984-2442(直通)  ファクス:03-5984-1228
この担当課にメールを送る

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