本寿院のみくじ道具 （ほんじゅいんのみくじどうぐ）

　みくじ箱（縦11センチメートル・横11センチメートル・高さ28センチメートル）、みくじ箪笥（縦31センチメートル・横88センチメートル・高さ97センチメートル）、版木箪笥（縦32センチメートル・横62センチメートル・高さ69センチメートル）からなるみくじ道具一式です。版木箪笥には、版木17枚がほぼ完全な姿で収納されています。
　檜材の版木箪笥には「本壽院什物　十九世日迥代　世話人　當所信者中」、「萬延元年庚申歳吉九月　奉納細工人　當所平尾街　池田鉄五郎　発願主　同横地栄助　同河野長松」の銘があります。桐材の御籤（みくじ）箪笥には「萬延元年申年七月大吉辰　本壽院　十九嗣法　日迥代」等の銘があります。
　本壽院（ほんじゅいん）は昭和12年（1937年）まで現（げん）板橋区板橋にあり、万延元年（1860年）に下板橋宿（じゅく）の信者から奉納されたものであることがわかります。
　みくじに関する資料一式が揃っていると共に制作年代が明らかで、占いに関する資料として価値があります。

　平成7年度区登録・平成11年度区指定

本寿院（ほんじゅいん）（早宮2丁目26番）〈非公開〉