カタクリ群落 (かたくりぐんらく)
ページ番号:398-725-051
更新日:2024年6月24日
カタクリ群落
昭和49年に「カタクリが自生している」との区民からの情報により、翌年カタクリ群生地を区が確認し、昭和51年に「清水山憩いの森」として整備しました。
その後、平成29年3月、東京23区唯一の大規模なカタクリ群生地「清水山の森」として、自生しやすい自然環境を残す公園整備を行いました。
平成元年度には、「区内唯一のカタクリ群落自生地であり、区の自然を記念するものとして学術的価値がある。」という理由で、練馬区登録天然記念物に登録しています。
カタクリの株数は、昭和50年代頃は約20万株(推定)あったと言われていますが、平成25年度に区が実施した調査では約10万8千株(推定)でした。
令和6年度現在、自然環境調査にて最新の株数の調査を行っています。
自生地は白子川浸蝕谷の北斜面であり、裾地には自然湧水があります。毎年3月下旬から4月上旬に花を咲かせます。(開花期のみ一般公開)
カタクリは、ユリ科の球根植物で、紅紫色か白色の花をつけます。通常、種子から開花まで7年以上の期間を要するといわれています。発芽1年目は針のような葉が出ます。2年目以降は一枚葉だけで、りん茎(地中の球根)に養分を蓄えていきます。十分な養分が蓄えられると二枚の葉をつけ開花します。翌年は、再び一枚葉となり開花しないこともありますが、大きく生長した株は、複数年にわたり開花を継続することもあります。
開花する株は3月中旬に二枚の葉になる芽をだし、その葉の間から15センチメートルほどの茎を伸ばします。茎の先に1個の紅紫色のつぼみをつけて、3月下旬から4月上旬の晴れた暖かい日に下向きに6枚の花弁(かべん)を開きます。花弁の反り返る姿は、まるでかがり火のようです。一株の開花期間は1週間と短いですが、次々と開花するので半月近く楽しめます。
平成元年度区登録
所在地
交通機関
- 西武池袋線 石神井公園駅から「国際興業・西武バス」成増駅南口ゆき・・土支田二丁目下車徒歩4分
- 都営地下鉄大江戸線 光が丘駅から「国際興業・西武バス」土支田循環・・土支田二丁目下車徒歩4分
- 都営地下鉄大江戸線 光が丘駅・西武池袋線 保谷駅から「みどりバス」保谷ルート・・清水山の森下車徒歩3分
問い合わせ先
西部公園出張所 電話:03-3904-7557
お問い合わせ
地域文化部 文化・生涯学習課 伝統文化係
組織詳細へ
電話:03-5984-2442(直通)
ファクス:03-5984-1228
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