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長命寺の梵鐘・仁王門・東高野山奥之院 (ちょうめいじのぼんしょう・におうもん・ひがしこうやさんおくのいん)

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ページ番号:791-522-302

更新日:2019年4月22日

都指定文化財:東高野山奥之院(ひがしこうやさんおくのいん)


長命寺の梵鐘

 長命寺は、江戸町奉行えどまちぶぎょうが支配した、品川大木戸おおきど・四谷大木戸おおきど・板橋・千住・本所・深川から多くのかたが参拝したという練馬区屈指の古刹です。境内には、梵鐘・仁王門・東高野山奥之院ひがしこうやさんおくのいんなど、多くの文化財が残っています。
 長命寺の梵鐘は、銅製で、総高そうこう115センチメートル、口径63.2センチメートル、縁厚えんこう6.3センチメートルと形状は細く、江戸時代初期のころに造られた鐘の特徴を示しています。銘文によれば作者は、江戸時代に多くの鐘を造った鋳物師いもじとして知られる矢沢次郎右衛門じろうえもん吉重で、慶安けいあん3年(1650年)に制作されました。区内では古い部類に入ります。
 本来、梵鐘は僧に集合を知らせる合図として鳴らしていました。のちに、時刻を知らせたり、大晦日に除夜の鐘として使用したりするようになりました。

 ※昭和61年度区登録・平成9年度区指定

 長命寺仁王門は、現在の南大門の脇にあります。一対いっつい阿形あぎょう吽形うんぎょうの金剛力士(仁王)を安置していました。屋根は、母屋を切妻造きりづまつくりとし、その四方にひさしをふきおろしてひとつの屋根とした入母屋造いりもやづくりで、銅板ぶきです。建築当初は、土台が無く、地面の上に土台石どだいいしを置き、そこに柱を建て、屋根はかやぶきでした。17世紀後半の建築様式を伝えており、区内現存の建造物では古い部類に入ります。特に、虹梁受肘木こうりょううけひじき平三ツ斗ひらみつど組物くみもの蟇股かえるまたの装飾が優れています。

 ※平成元年度区登録・平成3年度区指定

 東高野山奥之院ひがしこうやさんおくのいんは、長命寺境内の北西部にある「霊場域れいじょういき」です。慶安けいあん5年(1652年)に紀州高野山(和歌山県)の奥之院おくのいんを模して完成しました。紀州高野山の奥之院おくのいん同様、石塔が建てられ、霊場域への入口には御廟橋みみょうばしがかけられています。また、入口から奥之院おくのいんまでの「境域きょういき」とその周辺には、身代わり閻魔えんまなど数多くの石仏などが並んでいます。

 ※昭和30年度都指定


梵鐘各部名称

所在地

長命寺境内(高野台3丁目10番)

交通機関

西武池袋線 練馬高野台駅北口下車徒歩5分

問い合わせ先

長命寺 電話:03-3996-0056

お問い合わせ

地域文化部 文化・生涯学習課 伝統文化係  組織詳細へ
電話:03-5984-2442(直通)  ファクス:03-5984-1228
この担当課にメールを送る

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