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結核って、どんな病気?

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  6. 結核って、どんな病気?

ページ番号:844-812-785

更新日:2019年8月9日

 結核は「過去の病気」と思われている方も多いかと思います。しかし、現在でも、日本全国で年間約1万5千人弱の方が結核と診断され、約2千人以上の方が亡くなっています。都内では、年間約2千人の方が、練馬区では年間約100人の方が結核と診断され、国内では罹患率が高い地域となっています。また、学校・病院・会社や職場での集団感染や薬の効かない結核菌の増加など、今再び注目を集めています。

結核とは

 結核は、結核菌によって引き起こされる病気です。主に肺で発病しますが、肺以外にも、リンパ節、脊椎、腸など、身体のいろいろな部分で発病します。
 結核は患者さんの咳やくしゃみに含まれる結核菌を吸い込むことによって感染します。しかし、結核菌に感染しても、全員が発病するわけではありません。発病するのは10人に1~2人程度と言われています。

結核の治療

 結核治療の基本は、規則正しい服薬です。薬は、年齢や症状に合わせ、3~4種類を組み合わせて、6~9か月間内服します。
 治療の途中で薬を飲むのをやめてしまったり、飲んだり飲まなかったりしてしまうと、結核菌が薬に対して抵抗力をもってしまい、薬が効かない菌になってしまう危険性があります。しっかりと薬を飲み続けることが大切です。

結核を早期に発見しよう

 結核の発見が遅れると、結核の病状は重くなり、周囲の人にうつす可能性もでてきます。早期発見のためにも、1年に1回は定期健康診断(胸部エックス線検査)を受けましょう。また咳が長引いたり、かぜのような症状が2週間以上続くときには、呼吸器科のある医療機関を受診してください。
※詳しくは健康診新規ウィンドウで開きます。のページをご覧ください。

結核の予防

(1)免疫力を維持・高める生活を送りましょう
   免疫力を維持するために、日頃から規則正しい生活を送り、バランスのとれた食事や十分な休養、睡眠をとりましょう。

(2)BCG接種
   BCGは結核に対する弱毒性のワクチンです。乳幼児における結核性髄膜炎や粟粒結核等の重症結核の予防に有効です。
   ※詳しくは子どもの予防接種新規ウィンドウで開きます。のページをご覧ください。

もし結核を発病したら・・・

保健所では結核を発病した方の療養生活を支援しています。

(1)医療費の公費負担制度があります。
   結核の治療費の一部を公費で負担します。保健所に申請が必要です。
(2)患者やその家族のご相談をお受けします。服薬のサポートをします。
(3)周りの方の健診(家族・接触者健診)を実施します
   感染拡大を予防するため、患者家族や身近な人で患者と接触した方の健診を行います。

結核Q&A

Q1.結核菌に感染すると、他の人にも感染させてしまうおそれがありますか?

 結核は、インフルエンザ等と違い、感染(※1)後すぐに発病(※2)して他の人に感染させる病気ではありません。発病するまでに多くの場合、感染後半年~2年かかります。
 結核を発病していないか確認をする検査として、胸部エックス線検査があります。健診等で検査を受け、結果が異常なければ発病している可能性は低く、人にうつすこともありません。

※1 感染とは
  多くの場合、結核菌が体に入っても体の抵抗力により追い出されます。
  結核菌が追い出されず、体内に残っている状態を「感染」といいます。

※2 発病とは
  感染後、結核菌が体内で活動し始めると病巣ができ、せきやたん、発熱などの症状が現れることを「発病」といいます。
  発病しても、排菌(痰の中に結核菌が多量に存在)していなければ、入院の必要はなく通院で治療できます。

Q2.身近な人が結核を発病しました。自分が感染していないか心配です。

 保健所では感染拡大を予防するため、周りの方の健診(家族・接触者健診)を実施しています。発病された方の感染力の強さや、結核患者と接触した方の接触の程度を保健所が調査します。調査後、保健所から健診対象となる方に健診のご案内をいたします。

 健診は、結核に感染したかどうかを判定するIGRA検査(血液検査)です。免疫の反応をみる検査で正しく判定するため、感染の疑いがある時期から2~3か月以降のご案内となります。

 検査日までに、症状(咳や痰、微熱・食欲不振など)が2週間以上続いた場合は、マスクを着用のうえ医療機関(内科、呼吸器内科等)を受診し、医師に結核患者と接触があった旨をお伝えください。

健康部 保健予防課 感染症対策担当係1  組織詳細へ
電話:03-5984-4671(直通)  ファクス:03-3993-6553
この担当課にメールを送る

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