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BCG(結核)

ページ番号:501-951-755

更新日:2024年12月18日

BCG(結核)について

 結核は、結核菌の空気感染によって感染します。日本での結核患者はかなり減少しましたが、いまだに、毎年1万人を超える方が発病しているため、大人から子どもへの感染も少なくありません。また、年齢が幼いほど、結核性髄膜炎や粟粒結核などで重症化することがあります。
 結核に対する抵抗力(免疫力)は、お母さんからもらうことができないので、BCGワクチンの接種を受けることが重要です。

BCG(結核)予防接種の有効性

 結核の予防には、結核菌に自然感染する前にBCGワクチンの接種を受けることが重要です。適切な接種で受けたBCGワクチンで免疫を付けておけば、発病する機会を大幅に減らすことができ、その効果は10年以上持続されます。特に、乳幼児における結核性髄膜炎や粟粒結核等の重症結核の予防に有効です。

接種方法

 9本の針が植えつけられている「管針」と呼ばれる専用の接種器具を用いて、上腕外側のほぼ中央部の2か所に経皮接種を受けます(スタンプ方式で上腕の2か所に押しつけて接種します。)。

対象者、接種回数および自己負担額

  1. 接種日現在、練馬区に住民登録があり、1歳に至るまで(標準的な接種期間は、生後5か月から8か月に達するまでです。)の方。
  2. 接種回数は1回です。
  3. 接種費用の自己負担はありません。

予診票の送付時期について

  • 練馬区に住民登録がある方に対して、生後2か月になる月に、個別に郵送いたします。

 詳しくは、以下のリンク先をご覧ください。

    予診票発行について

     詳しくは、以下のリンク先をご覧ください。

    予防接種を受ける場所

    1. 練馬区の予防接種協力医療機関、練馬区以外の22区、武蔵野市(当該自治体の予防接種協力医療機関であることを確認してください。)でも受けられます。
    2. 里帰り出産等の事情により、上記の予防接種協力医療機関で接種を受けることができない方は、接種を受ける前に「予防接種実施依頼書」発行の手続きをしてください。

     詳しくは、以下のリンク先をご覧ください。

    次のいずれかに該当する場合、助成は受けられません

    1. 接種日現在、練馬区に住民登録がない場合(転出届を提出した日付ではなく、転出日から住民登録はなくなり、全額自己負担となります。ご注意ください。
    2. 予診票の有効期限(接種期限)を過ぎて、接種を受けた場合
    3. 「BCG(結核)ワクチン 接種予診票」を医療機関に持参しなかった場合

    注記1:転出した方は、接種を受ける前に転入先の行政機関に転入の手続きをし、転入先で接種、助成を受けてください。

    注記2:練馬区内で引越し(転居)をした場合、新しい住所が記載された予診票が必要になります。転居の手続き後、予診票の再発行の手続きをしてください。旧住所が記載されている予診票の場合、接種、助成を受けられない場合があります。

     詳しくは、以下のリンク先をご覧ください。

    予防接種を受ける前の注意

    1. BCG(結核)予防接種を受けることについて、このページをよく読んで、必要性や副反応についてよく理解しましょう。
    2. 予防接種はお子さんの体調が良いときに受けるのが原則です。
    3. 日頃から保護者の方は、お子さんの体質、体調など健康状態によく気を配ってください。
    4. 気にかかることや分からないことがあれば、接種を受ける前に医師や看護師などにご相談してください。

     予診票は、接種の可否を決める大切な情報です。基本的には、接種を受けるお子さんの保護者が責任を持って記入し、正しい情報を医師に伝えてください。

    接種間隔

     詳しくは、以下のリンク先をご覧ください。

    予防接種を受けることができない方

    1. 接種を受ける時、体温が37.5度以上ある方
    2. 重篤な急性疾患にかかっていることが明らかな方(注記1)
    3. BCG(結核)予防接種の接種液に含まれる成分で、アナフィラキシーを起こしたことが明らかな方(注記2)
    4. 結核その他の疾病の予防接種、外傷等によるケロイドの認められる方、結核にかかったことがある方
    5. その他、医師が予防接種を受けることが不適当と判断した方

    注記1:急性で重症な病気にかかっているお子さんは、その後の病気の変化もわからないことから、その日は接種を受けないのが原則です。

    注記2:アナフィラキシーというのは、通常接種を受けた後約30分以内に起こるひどいアレルギー反応のことです。汗がたくさん出る、顔が急に腫れる、全身にひどいじんましんが出るほか、はきけ、嘔吐(おうと)、声が出にくい、息が苦しいなどの症状やショック状態になるような、はげしい全身反応のことです。

    予防接種を受ける際に医師とよく相談しなくてはならない方

     次の理由で、医療機関に通院中の方は、主治医のいる医療機関で接種を受けてください。
     なお、主治医のいる医療機関以外で受ける場合は、主治医の意見書または診断書が必要なこともあるので、診察の際にご相談ください。

    1. 心臓病、腎臓病、肝臓病、血液の病気や発育障害などで治療や指導を受けている方
    2. 接種を受けた後、2日以内に発熱や発しん、じんましんなどアレルギーと思われる異常がみられた方
    3. 今までにひきつけ(けいれん)を起こしたことがある方
    4. 過去に免疫不全の診断がされている方、近親者に先天性免疫不全症の人がいる方
    5. BCG(結核)ワクチンに含まれる成分で、アレルギーを起こすおそれがある方
    6. 過去に結核患者との長期の接触がある方、その他の結核感染の疑いのある方

    接種時に持参するもの

    1 必ず持参するもの
    ・「BCG(結核)ワクチン 接種予診票」(事前に必要事項をご記入ください。
    ・氏名、住所、生年月日(年齢)が確認できる書類(マイナンバーカードなど)
    ・母子健康手帳(母子手帳) 接種歴・接種間隔の確認のため、お手元にある場合は必ず持参してください。
    2 任意で持参するもの
    ・郵送された「生後2か月になるお子さん 予防接種のお知らせ(冊子)」または、「【定期】BCG(結核)予防接種のお知らせ」

    以下の書類は、必要な方のみ、持参してください。

    1. 練馬区が発行した「予防接種実施依頼書
    2. 委任状(保護者以外の方が同伴者となる場合には、保護者が記入した「委任状」の提出が必要になります。

     詳しくは、以下のリンク先をご覧ください。

    接種を受けた後の注意

    1. 接種を受けた部位にさわったり、衣服などが触れないように注意して、日陰で乾燥させてください。10分程度で乾きます(出血があっても、拭き取ったりしないでください。)。
    2. 接種を受けた後30分間程度は、接種を受けた場所でお子さんの様子を観察し、医師とすぐ連絡をとれるようにしておきましょう。急な副反応がこの間に起こることがまれにあります。
    3. 接種を受けた後の4週間は副反応の出現に注意しましょう。
    4. 接種を受けた部位は清潔に保ちましょう。入浴は差し支えありませんが、接種を受けた部位をこすることはやめましょう。
    5. 当日は、はげしい運動は避けましょう。
    6. 接種を受けた部位が赤くなったり、痛んだり、軽いだるさ、発熱、さむけなどを覚えることがありますが、いずれも通常2日から3日中には特別の処置をしなくてもおさまります。
    7. 万一、高熱やひきつけ(けいれん)などの異常な症状が出た場合は、すみやかに接種医またはかかりつけ医の診察を受けてください。

    接種を受けた後の反応およびコッホ現象

    通常反応

     接種を受けてから10日以降に接種を受けた部位に赤いポツポツができ一部に小さい膿(うみ)ができることがあります。この反応は、3週間から4週間後、腫れと周囲の赤みが強くなりますが、その後、2か月を過ぎると反応はおさまってきます。3か月から4か月頃にはかさぶたもとれ、小さな傷あとを残すだけになります。これは異常反応ではなく、BCG(結核)予防接種による抵抗力(免疫)が付いた証拠です。
     包帯をしたり、バンソウコウをはったりしないで、そのまま普通に清潔を保ってください。ただし、接種を受けた後3か月から4か月を過ぎても接種のあとがジクジクしているような場合、膿(うみ)がひどいとき、リンパ筋の腫れが大きい場合などは医師にご相談ください。

    コッホ現象

     接種を受けてから数日後の早い段階に接種を受けた部位にひとつひとつの針痕が赤く腫れ、ときに膿(うみ)をもつような反応を起こすことがあります。この場合には、BCG(結核)予防接種を受ける前にお子さんが結核菌に感染している可能性があり、これをコッホ現象といいます。この反応自体はその後すみやかに治まっていきますので、心配はありません。ただし、お子さんが結核を発病するおそれがありますので、精密検査や予防のための薬を飲む必要があります。
     このような反応が見られた場合には、すみやかに接種を受けた医療機関で受診してください。

    副反応(予防接種によって起きる副作用)

    リンパ節の腫れ

     接種を受けてから1か月から3か月後に接種を受けた側のわきの下のリンパ節がまれに腫れることがあります。そのまま様子をみていると接種を受けた後6か月頃までに自然におさまります。
     ときにただれたり、大変大きく腫れたり、また化膿して自然にやぶれて膿(うみ)が出ることがあります。このような場合には、医師にご相談ください。

    その他

     きわめてまれに重い副反応として、「ショック、アナフィラキシー(じんましん、呼吸困難、顔が急に腫れる等)」、「BCG感染症(髄膜炎、骨炎、骨髄炎、骨膜炎)」、「皮膚結核様病変(狼瘡、腺病性苔癬等)」などの反応がみられることがあります。

    予防接種による健康被害と救済制度

     詳しくは、以下のリンク先をご覧ください。

    ねりますくすくアプリ「ねりすく」

     詳しくは、以下のリンク先をご覧ください。

    お問い合わせ

    健康部 保健予防課 予防接種係  組織詳細へ
    電話:03-5984-2484(直通)  ファクス:03-3993-6553
    この担当課にメールを送る

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