MR(麻しん風しん混合)
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更新日:2024年10月28日
麻しん(はしか)・風しんワクチンは合計2回の接種が必要です。忘れずに受けましょう
麻しん(Measles)について
「はしか」とも呼ばれ、麻しんウイルスの空気感染によって起こります。感染力は非常に強く、潜伏期間は、約10日から12日で、発しんや鼻汁、咳などとともに38度以上の発熱を引き起こします。この症状が数日続いたあと、一時的に熱は下がりますが、再び高熱と発しんが出ます。高熱は4日から5日で下がりその後に発しんも消えますが、しばらくは発しんの跡が残ります。
麻しんに感染すると、肺炎や脳炎の合併症や、数年から10年の潜伏期間後に亜急性硬化性全脳炎を発病することもあります。
風しん(Rubella)について
「三日ばしか」とも呼ばれ、ウイルスの飛まつ感染によって起こります。潜伏期間は2週間から3週間で、軽いカゼ症状で始まり、発熱、発しん、頸部リンパ節(首の両側)の腫れなどを主症状とします。麻しんに似た症状が出ますが、約3日から4日で治ります。合併症として血小板減少性紫斑病や脳炎等があり、大人がかかると重症化することがあります。
妊婦が妊娠早期に風しんに感染すると、胎児に感染して先天性風しん症候群(難聴、先天性心疾患、白内障等)を起こす可能性が高くなります。先天性風しん症候群を予防するためには、妊娠前に免疫を付けておくことが大切です。
MR(麻しん風しん混合)予防接種の有効性
麻しん含有ワクチン(主に接種されているのは、麻しん風しん混合ワクチン)の接種を受けることによって、95パーセント以上の人が麻しんウイルスと風しんウイルスに対する免疫を獲得することができると言われています。
また、2回の接種を受けることで1回の接種では免疫がつかなかった方の多くに免疫を付けることができます。さらに、接種を受けた後、年数の経過と共に、免疫が低下してきた人に対しては、追加のワクチンを受けることで免疫を増強させる効果があります。
対象者と自己負担額および接種回数
接種日現在、練馬区に住民登録があり、以下のいずれかに該当する方は、接種費用の自己負担はありません。
第1期 生後12か月(1歳)から24か月(2歳)に至るまでに1回
第2期 小学校就学前の1年間(4月1日から翌年3月31日まで)に1回(令和6年度は、平成30年4月2日から平成31年4月1日までに生まれた方が助成対象です。)
予診票の郵送について
第1期(1回分) 練馬区に住民登録がある方に対して、生後11か月になる月に、個別に郵送いたします。
「【定期】MR(麻しん風しん混合)ワクチン 接種予診票 第1期 1回分」は、以下の1.から5.の予診票と同封し、郵送します。
※令和6年12月送付分(令和6年2月生まれの方が対象)から5種混合ワクチンの予診票を同封するため、送付内容が変更となります。
- 「Hib(ヒブ)ワクチン 追加 1回分」
- 「小児用肺炎球菌ワクチン 追加 1回分」
- 「DPT-IPV(4種混合/ジフテリア・百日せき・破傷風・不活化ポリオ)ワクチン 第1期追加 1回分」
- 「水痘(みずぼうそう)ワクチン 2回分」
- 「おたふくかぜワクチン 1回分」
第2期(1回分) 練馬区に住民登録がある方に対して、小学校就学の前年の3月下旬に、個別に「【定期】MR(麻しん風しん混合)ワクチン 接種予診票 第2期(1回分)」を郵送いたします。
予診票再発行および郵送について
詳しくは、以下のリンク先をご覧ください。
予防接種を受ける場所
- 練馬区の予防接種協力医療機関、練馬区以外の22区、西東京市および武蔵野市(当該自治体の予防接種協力医療機関であることを確認してください。)でも受けられます。
- 里帰り出産等の事情により、上記の予防接種協力医療機関で接種を受けることができない方は、接種を受ける前に「予防接種実施依頼書」発行の手続きをしてください。
詳しくは、以下のリンク先をご覧ください。
「予防接種実施依頼書」発行の手続きについて(接種を受ける前)
次のいずれかに該当する場合、助成は受けられません
- 接種日現在、練馬区に住民登録がない場合(転出届を提出した日付ではなく、転出日から住民登録はなくなり、全額自己負担となります。ご注意ください。)
- 予診票の有効期限(接種期限)を過ぎて、接種を受けた場合
- 「【定期】MR(麻しん風しん混合)ワクチン 接種予診票」を医療機関に持参しなかった場合
注記1:転出した方は、接種を受ける前に転入先の行政機関に転入の手続きをし、転入先で接種、助成を受けてください。
注記2:練馬区内で引越し(転居)をした場合、新しい住所が記載された予診票が必要になります。転居の手続き後、予診票の再発行の手続きをしてください。旧住所が記載されている予診票の場合、接種、助成を受けられない場合があります。
詳しくは、以下のリンク先をご覧ください。
予防接種を受ける前の注意
- MR(麻しん風しん混合)予防接種を受けることについて、このページをよく読んで、必要性や副反応についてよく理解しましょう。
- 予防接種はお子さんの体調が良いときに受けるのが原則です。
- 日頃から保護者の方は、お子さんの体質、体調など健康状態によく気を配ってください。
- 気にかかることや分からないことがあれば、接種を受ける前に医師や看護師などにご相談してください。
予診票は、接種の可否を決める大切な情報です。基本的には、接種を受けるお子さんの保護者が責任を持って記入し、正しい情報を医師に伝えてください。
接種間隔
詳しくは、以下のリンク先をご覧ください。
予防接種を受けることができない方
- 接種を受ける時、体温が37.5度以上ある方
- 重篤な急性疾患にかかっていることが明らかな方(注釈1)
- MR(麻しん風しん混合)予防接種の接種液に含まれる成分で、アナフィラキシーを起こしたことがあることが明らかな方(注釈2)
- その他、医師が予防接種を受けることが不適当と判断した方
注記1:急性で重症な病気にかかっているお子さんは、その後の病気の変化もわからないことから、その日は接種を受けないのが原則です。
注記2:アナフィラキシーというのは通常接種を受けた後約30分以内に起こるひどいアレルギー反応のことです。汗がたくさん出る、顔が急に腫れる、全身にひどいじんましんが出るほか、はきけ、嘔吐(おうと)、声が出にくい、息が苦しいなどの症状やショック状態になるような、はげしい全身反応のことです。
予防接種を受ける際に医師とよく相談しなくてはならない方
次の理由で、医療機関に通院中の方は、主治医のいる医療機関で接種を受けてください。
なお、主治医のいる医療機関以外で受ける場合は、主治医の意見書または診断書が必要なこともあるので、診察の際にご相談ください。
- 心臓病、腎臓病、肝臓病、血液の病気や発育障害などで治療や指導を受けている方
- 接種を受けた後、2日以内に発熱や発しん、じんましんなどアレルギーと思われる異常がみられた方
- 今までに、ひきつけ(けいれん)を起こしたことがある方
- 過去に、免疫不全と診断がなされている方、近親者に先天性免疫不全症の人がいる方
- MR(麻しん風しん混合)ワクチンに含まれる成分で、アレルギーを起こすおそれがある方
- 病気の治療、予防などのためガンマグロブリン製剤の接種を受けたことがある方
接種時に持参するもの
1 接種時に持参するもの
・【定期】MR(麻しん風しん混合)ワクチン 接種予診票」(事前に必要事項をご記入してください。)
・氏名、住所、生年月日(年齢)が確認できる書類(健康保険証など)
・母子健康手帳(母子手帳) 接種歴・接種間隔の確認のため、お手元にある場合は必ず持参してください。
2 任意で持参するもの
・郵送された「生後11か月になるお子さん 予防接種のお知らせ(冊子)」または、【定期】MR(麻しん風しん混合)第1期予防接種のお知らせ」か、「【定期】MR(麻しん風しん混合)第2期予防接種のお知らせ」
以下の書類は、必要な方のみ、持参してください。
- 練馬区が発行した「予防接種実施依頼書」
- 委任状(保護者以外の方が同伴者となる場合には、保護者が記入した「委任状」の提出が必要になります。)
詳しくは、以下のリンク先をご覧ください。
「予防接種実施依頼書」発行の手続きについて(接種を受ける前)
接種を受けた後の注意
- 接種を受けた後30分間程度は、接種を受けた場所でお子さんの様子を観察し、医師とすぐに連絡をとれるようにしておきましょう。急な副反応が、この間に起こることがまれにあります。
- 接種を受けた後、4週間は副反応の出現に注意しましょう。
- 接種を受けた部位は清潔に保ちましょう。入浴は差し支えありませんが、接種を受けた部位をこすることはやめましょう。
- 当日は、はげしい運動は避けましょう。
- 接種を受けた部位が赤くなったり、痛んだり、軽いだるさ、発熱、さむけなどを覚えることがありますが、いずれも通常2日から3日中には特別の処置をしなくてもおさまります。
- 万一、高熱やひきつけ(けいれん)などの異常な症状が出た場合は、すみやかに接種医またはかかりつけ医の診察を受けてください。
副反応(予防接種によって起きる副作用)
主な副反応は、発熱や発しんです。これらの症状は、接種を受けた後5日から14日の間に多くみられます。接種を受けた直後から翌日に過敏症状と考えられる発熱や発しん、掻痒(かゆみ)などがみられることがありますが、これらの症状は通常1日から3日でおさまります。ときに、接種を受けた部位が赤くなったり、腫れたり、しこりやリンパ節の腫れなどができたりすることがありますが、いずれも一過性で通常数日中に消失します。
きわめてまれに重い副反応として、「ショック、アナフィラキシー(じんましん、呼吸困難、顔が急に腫れる等)」、「急性散在性脳脊髄炎(ADEM)」、「血小板減少性紫斑病(紫斑、鼻出血、口腔粘膜の出血等)」、「脳炎・脳症」、「けいれん」などの反応がみられることがあります。
予防接種による健康被害と救済制度
詳しくは、以下のリンク先をご覧ください。
ねりますくすくアプリ「ねりすく」
詳しくは、以下のリンク先をご覧ください。
関連情報
お問い合わせ
健康部 保健予防課 予防接種係
組織詳細へ
電話:03-5984-2484(直通)
ファクス:03-3993-6553
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