小児用肺炎球菌
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更新日:2024年12月18日
小児用肺炎球菌の20価ワクチンが定期接種になりました。
令和6年10月1日から小児用肺炎球菌の20価ワクチンが定期接種になりました。
10月1日以降に小児用肺炎球菌定期予防接種を受ける方は、下記内容をよく読み、接種医とご相談のうえ、接種を受けるようにお願いいたします。
ワクチンの種類 | 令和6年9月30日まで | 令和6年10月1日から |
---|---|---|
13価(プレベナー13) | ○ | ×(定期対象外) |
15価(バクニュバンス) | ○ | ○ |
20価(プレベナー20) | × | ○(新規) |
※ ○は定期接種の対象となるワクチン ×は定期接種の対象外となるワクチン
令和6年10月1日以降初回接種をされる方
20価ワクチンを基本として接種してください(当面の間は15価ワクチンも接種が可能です。)。
令和6年10月1日以降に2回目以降の接種をされる方
- これまでに接種したワクチンが13価の方は20価ワクチンを接種してください。
- これまでに接種したワクチンが15価の方は15価ワクチンを接種してください。
※13価ワクチンで接種を開始し、2回目以降15価ワクチンを接種した人を含む。
肺炎球菌について
肺炎球菌感染症とは、肺炎球菌という細菌によって引き起こされる病気です。この菌は、集団生活が始まるとほとんどの子どもが持っているといわれるもので、主に気道の分泌物により感染を起こします。これらの菌が何らかのきっかけで進展することで、肺炎や中耳炎、髄膜炎などの重い合併症を起こすことがあります。
特に、髄膜炎をきたした場合には2パーセントの子どもが亡くなり、10パーセントに難聴、精神の発達遅滞、四肢の麻痺、てんかんなどの後遺症を残すと言われています。
また、小さい子どもほど発症しやすく、特に0歳児でのリスクが高いとされています。
小児用肺炎球菌予防接種の有効性
これまでは、小児の肺炎球菌感染症に対するワクチンとして「プレベナー13(沈降13価肺炎球菌結合型ワクチン)」と「バクニュバンス(沈降15価肺炎球菌結合型ワクチン)」を使用しておりましたが、令和6年10月から小児の肺炎球菌感染症に対するワクチンとして「プレベナー20(沈降20価肺炎球菌結合型ワクチン)」が使用されます。肺炎球菌には、90以上の種類があり、それぞれ特徴が異なります。
「プレベナー20(沈降20価肺炎球菌結合型ワクチン)」には、特に重篤な肺炎球菌感染症を引き起こすことの多い、20種類の肺炎球菌の成分が含まれており、主にこれらに対して予防効果を発揮します。
なお、これまでに使用されていた「プレベナー13(沈降13価肺炎球菌結合型ワクチン)」を接種している方は、「プレベナー20(沈降20価肺炎球菌結合型ワクチン)」へ切り替えて接種してください。「バクニュバンス」を接種している方は、原則「バクニュバンス」を接種してください。
対象者と自己負担額
- 接種日現在、練馬区に住民登録があり、生後2か月から60か月(5歳)に至るまで(5歳のお誕生日の前日まで接種が受けられます。)の方。
- 接種費用の自己負担はありません。
予診票の送付時期について
- 初回(3回分):練馬区に住民登録がある方に対して、生後2か月になる月に、個別に郵送いたします。
- 追加(1回分):練馬区に住民登録がある方に対して、生後11か月になる月に、個別に郵送いたします。
詳しくは、以下のリンク先をご覧ください。
予診票発行について
詳しくは、以下のリンク先をご覧ください。
接種回数とスケジュール
初回接種の開始時の月齢ごとに以下1.から4.のいずれか方法により行います。
1. 初回接種の開始が、生後2か月から7か月に至るまでの場合 4回接種(標準接種スケジュール)
注記1:初回接種の3回は生後24か月に至るまで(標準的には生後12か月に至るまで)に受け、生後24か月を超えた場合は接種を受けないでください。
また、2回目の接種が生後12か月を超えた場合、3回目の接種は受けないでください。
なお、いずれの場合でも追加接種は1歳以降に受けることができます。
注記2:接種日を0日として数えます。
2. 初回接種の開始が、生後7か月から12か月に至るまでの場合 3回接種
注記1:2回目の接種は生後24か月に至るまで(標準的には生後12か月に至るまで)に受け、生後24か月を超えた場合は受けないでください。なお、いずれの場合でも追加接種は1歳以降に受けることができます。
注記2:接種日を0日として数えます。
3. 初回接種の開始が、1歳から2歳に至るまでの場合 2回接種
注記:接種日を0日として数えます。
4. 初回接種の開始が、2歳から5歳に至るまでの場合 1回接種
予防接種を受ける場所
- 練馬区の予防接種協力医療機関、練馬区以外の22区、西東京市および武蔵野市(当該自治体の予防接種協力医療機関であることを確認してください。)でも受けられます。
- 里帰り出産等の事情により、上記の予防接種協力医療機関で接種を受けることができない方は、接種を受ける前に「予防接種実施依頼書」発行の手続きをしてください。
詳しくは、以下のリンク先をご覧ください。
「予防接種実施依頼書」発行の手続きについて(接種を受ける前)
次のいずれかに該当する場合、助成は受けられません
- 接種日現在、練馬区に住民登録がない場合(転出届を提出した日付ではなく、転出日から住民登録はなくなり、全額自己負担になります。ご注意ください。)
- 予診票の有効期限(接種期限)を過ぎて、接種を受けた場合
- 「小児用肺炎球菌ワクチン 接種予診票」を医療機関に持参しなかった場合
注記1:転出した方は、接種を受ける前に転入先の行政機関に転入の手続きをし、転入先で接種、助成を受けてください。
注記2:練馬区内で引越し(転居)をした場合、新しい住所が記載された予診票が必要になります。転居の手続き後、予診票の再発行の手続きをしてください。旧住所が記載されている予診票の場合、接種、助成を受けられない場合があります。
詳しくは、以下のリンク先をご覧ください。
予防接種を受ける前の注意
- 小児用肺炎球菌予防接種を受けることについて、このページをよく読んで、必要性や副反応についてよく理解しましょう。
- 予防接種はお子さんの体調が良いときに受けるのが原則です。
- 日頃から保護者の方は、お子さんの体質、体調など健康状態によく気を配ってください。
- 気にかかることや分からないことがあれば、接種を受ける前に医師や看護師などにご相談してください。
予診票は、接種の可否を決める大切な情報です。基本的には、接種を受けるお子さんの保護者が責任を持って記入し、正しい情報を医師に伝えてください。
接種間隔
詳しくは、以下のリンク先をご覧ください。
予防接種を受けることができない方
- 接種を受ける時、体温が37.5度以上ある方
- 重篤な急性疾患にかかっていることが明らかな方(注記1)
- 小児用肺炎球菌予防接種の接種液に含まれる成分およびジフテリアトキソイドによって、アナフィラキシーを起こしたことが明らかな方(注記2)
- その他、医師が予防接種を受けることが不適当と判断した方
注記1:急性で重症な病気にかかっているお子さんは、その後の病気の変化もわからないことから、その日は接種を受けないのが原則です。
注記2:アナフィラキシーというのは通常接種を受けた後約30分以内に起こるひどいアレルギー反応のことです。汗がたくさん出る、顔が急に腫れる、全身にひどいじんましんが出るほか、はきけ、嘔吐(おうと)、声が出にくい、息が苦しいなどの症状やショック状態になるような、はげしい全身反応のことです。
予防接種を受ける際に医師とよく相談しなくてはならない方
次の理由で、医療機関に通院中の方は、主治医のいる医療機関で接種を受けてください。
なお、主治医のいる医療機関以外で受ける場合は、主治医の意見書または診断書が必要なこともあるので、診察の際にご相談ください。
- 心臓病、腎臓病、肝臓病、血液の病気や発育障害などで治療や指導を受けている方
- 接種を受けた後、2日以内に発熱や発しん、じんましんなどアレルギーと思われる異常がみられた方
- 今までに、ひきつけ(けいれん)を起こしたことがある方
- 過去に、免疫不全と診断がなされている方、近親者に先天性免疫不全症の人がいる方
- 小児用肺炎球菌ワクチンに含まれる成分で、アレルギーを起こすおそれがある方
接種時に持参するもの
- 必ず持参するもの
・「小児用肺炎球菌ワクチン 接種予診票」(事前に必要事項をご記入してください。)
・氏名、住所、生年月日(年齢)が確認できる書類(マイナンバーカードなど)
・母子健康手帳(母子手帳) 接種歴・接種間隔の確認のため、お手元にある場合は必ず持参してください。 - 任意で持参するもの
・郵送された「生後2か月になるお子さん 予防接種のお知らせ(冊子)」または、「生後11か月になるお子さん 予防接種のお知らせ(冊子)」か、「【定期】小児用肺炎球菌予防接種のお知らせ」
以下の書類は、必要な方のみ、持参してください。
- 練馬区が発行した「予防接種実施依頼書」
- 委任状(保護者以外の方が同伴者となる場合には、保護者が記入した「委任状」の提出が必要になります。)
詳しくは、以下のリンク先をご覧ください。
「予防接種実施依頼書」発行の手続きについて(接種を受ける前)
接種を受けた後の注意
- 接種を受けた後30分間程度は、接種を受けた場所でお子さんの様子を観察し、医師とすぐに連絡をとれるようにしておきましょう。急な副反応が、この間に起こることがまれにあります。
- 接種を受けた後、1週間は副反応の出現に注意しましょう。
- 接種を受けた部位は清潔に保ちましょう。入浴は差し支えありませんが、接種を受けた部位をこすることはやめましょう。
- 当日は、はげしい運動は避けましょう。
- 接種を受けた部位が赤くなったり、痛んだり、軽いだるさ、発熱、さむけなどを覚えることがありますが、いずれも通常2日から3日中には特別の処置をしなくてもおさまります。
- 万一、高熱やひきつけ(けいれん)などの異常な症状が出た場合は、すみやかに接種医またはかかりつけ医の診察を受けてください。
副反応(予防接種によって起きる副作用)
通常みられる副反応として、接種を受けた局所が赤くなったり、腫れたり、ずきずき痛んだり、しこりや発しんができたりすることがあります。また、全身の反応として、発熱などがあります。ほとんどの副反応は、接種を受けた後2日までに出現し、3日以内に自然に治るので心配の必要はありません。
きわめてまれに重い副反応として、「ショック、アナフィラキシー(じんましん、呼吸困難、顔が急に腫れる等)」、「血小板減少性紫斑病(紫斑、鼻出血、口腔粘膜の出血等)」、「けいれん」などの反応がみられることがあります。
予防接種による健康被害と救済制度
詳しくは、以下のリンク先をご覧ください。
ねりますくすくアプリ「ねりすく」
詳しくは、以下のリンク先をご覧ください。
お問い合わせ
健康部 保健予防課 予防接種係
組織詳細へ
電話:03-5984-2484(直通)
ファクス:03-3993-6553
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