【平成31年2月11日】当初予算の編成にあたって

　4月の区長選挙で区民の皆様に信任を頂いてから10カ月が経過しました。お約束をしたのは「改革ねりま第Ⅱ章」の実現です。区民生活を更に豊かにし、美しく魅力あるまちをつくる、これを区民の皆様とともに実現することが区政の使命です。そのため、昨年6月に「グランドデザイン構想」を策定し、目指す練馬区の将来像を分かり易くお示ししました。12月にはその実現に向けて、「第2次みどりの風吹くまちビジョン（素案）」を公表しました。

　ビジョンの政策の柱は、6つあります。先頭の3本は、「子ども」「高齢者」「福祉・医療」です。残りの3本は、これを支える「みどりあふれるまち」「心豊かに暮らせるまち」「区民とともに進む」です。私の目指す政策の方向性はお分かりいただけると思います。
　予算額2713億円の69％は、先頭の3本の経費です。保育所待機児童をゼロにし、学校体育館の空調設備設置を加速します。都内最多の施設数である特別養護老人ホームを更に整備し、重度障害者グループホームの増設を行います。
　生活の基盤である道路整備を着実に進め、大江戸線の延伸、西武新宿線連続立体交差化の早期着手に精力的に取り組みます。
　練馬のみどりに満足している区民の割合80％を目指し、特色ある公園の整備を進め、区民とともにみどりを守り育てる「みどりのムーブメント」の輪を広げます。都市農業の魅力と可能性を世界に発信する世界都市農業サミットを開催します。練馬ならではの都市文化を花開かせるため、練馬区立美術館を新しく生まれ変わらせ、練馬薪能や真夏の音楽会、花火フェスタなど四季を感じる年中行事を開催します。
　政策においても、区政運営においても、「ここに練馬区あり」と胸を張れる自治体を創りたい。23区の先頭を切って進む自治体行政を実現したい。一貫して変わらぬ私の大きな夢であります。引き続き、区民の皆様とともに、練馬区の発展に全力を尽くしてまいります。