【令和2年1月6日】仕事始めあいさつ(庁内放送)
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ページ番号:758-683-490
更新日:2020年1月10日
練馬区長 前川 燿男
御来庁の区民の皆さん、そして職員の皆さん、新年明けましておめでとうございます。
東京の年末年始は大抵そうですが、今年も、冬晴れの青空が目に眩しい、明るく平穏な日々が続きました。皆さん、爽やかな新春を迎えられた事と思います。私も久し振りに纏まった休みを取ることができ、自宅でゆっくり過ごしました。大好きな光が丘の森を走ったり、歩いたり、近くの神社へ初詣に出掛けたりしました。また、買い溜めた本を読んだり、録り溜めたビデオの映画を見たりと、仕事に追われる日常から離れて、リフレッシュする事が出来ました。
とはいえ、我々が休んでいる間も、清掃事務所をはじめとして区政の現場で仕事に頑張った職員の皆さんがいます。勿論、仕事を休めなかった区民の皆さんは大勢いらっしゃいます。先ずはこうした皆さん方の御苦労に、心から敬意を表し感謝を申し上げたいと思います。
さて、令和という新たな時代が始まりました。不思議なことに、明治、大正、昭和、平成と、改元は時代の変遷と重なってきました。昭和から平成にかけては、大国へ上り詰めた日本経済が一転して停滞に陥る中、発展途上国は飛躍的な成長を遂げ、歴史の重心は、アメリカ、ヨーロッパからアジアへと移ってきました。私たちは今、我が国とアジア諸国との関係が、大きく変わりつつあるのを目の当たりにしています。また、国内では、少子高齢化は反転の兆しを見せず、人口減少に歯止めがかかっていません。
令和の時代を迎え、これからの日本がどこへどう向かうのか、我々の子孫にどのような未来が待っているのか、時代の先が読めない、日本の将来に不安と混沌が入り混じった思いを持っているのは、私だけではないと思います。
日本は今、これまでの歴史を受け継ぎながら、新しい国のかたちを模索する時代に入ったのではないかと考えています。こうした時、我々の先人は、直面する艱難に、常に正面から立ち向かってきました。近代ナショナリズムの栄光と悲惨を身を以って経験した国、草の根の民衆が自分の力で歴史を作ってきた国は、欧米以外では日本だけです。私は、日本国民が歴史の中で培ってきた、進歩し、前進する力を信じたいと思っています。
その上で、「一大事とは今日只今の事なり」であります。私たち行政に携わる者が、住民全体の利益のため、日々、今なすべき事に全力で取り組む。その積み重ねが歴史の未来を切り拓くことになります。永年行政に携わってきた私の信念です。
早いもので、皆さんに御支援頂いている私の区政も、この4月から7年目に入ります。この間、お約束した通り、練馬区を更に発展させるため、全力を尽くしてきました。
区長になって私が心に決めたのは、二点であります。一つは、時代を先取りした先駆的な政策を実行する事。もう一つは、住民自治を徹底して「参加から協働へ」の区政を推進する事。残念ながら練馬区はこれまで、この二点が立ち遅れていました。
そこで就任以来、子ども、高齢者、福祉・医療、都市インフラ・まちづくり、防災、文化など、区独自の様々な新しい政策を具体化するとともに、「練馬の未来を語る会」だけで80回開催するなど、区民の皆さんとの協働に努めてきました。そして昨年末、言わばその両面の集大成として、世界都市農業サミットを開催しました。これからの都市生活を更に豊かにする都市農業の振興という政策目的に沿って、区内の農業者の皆さんと協働して、しかも世界に開かれたイベントとして開催しました。予期した以上の成功を収めて嬉しく思っています。
サミットの成功を大きなバネとして、区政全体を更に前に進めたい。区民の皆さんと力を合わせ、御出席の上野議長をはじめとする区議会の皆さんのお力添えを頂きながら、練馬区の更なる発展を実現したい。それが私の使命です。
職員の皆さんには、引き続き私と共に前に進んでもらいたい。この6年近く、皆さんと一緒に仕事をしてきて、変化の兆しが生まれつつあると嬉しく思っています。しかし残念ながら、未だに、仕事への問題意識がない、積極的にチャレンジしようとしない、と心許なく思う時があります。
仕事を積極的に進めれば、必ず皆さんにピンチがやってきます。敵も出来るし、批判もされます。何もしなければ波風は立たないし、批判される事もありません。しかし、それでは本当の意味での仕事は出来ません。公務員となった甲斐がないのであります。
皆さんと一緒に歴史を創りたい。今年も一緒に頑張って良い仕事をしたい。私は皆さん一人ひとりを見ています。努力すれば必ず報われる組織を作るつもりです。皆さんの健闘に心から期待して私の年頭の挨拶といたします。どうか今年も宜しくお願いします。
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