【平成28年3月11日】5年目の3・11にあたり

　本日で、東日本大震災の発生から5年になります。震災で犠牲となられた方々に、改めて心から哀悼の意を捧げます。
　また、今なお、避難生活を余儀なくされている方々をはじめ、被災された多くの皆さま方にお見舞いを申し上げます。
　
　昨年10月、練馬区が職員を派遣し復興を支援している、宮城県亘理町を訪問してまいりました。亘理町では、「震災復興計画」に基づき、防潮堤の整備や災害公営住宅の建設、いちご事業の再開など、着実に町の復興を進めていらっしゃる様子を目の当たりにしました。行政機関をはじめ住民の皆さまのこれまでのご努力は、想像を絶するものがあったことと思います。今後も、職員の派遣などにより、復興を支援してまいります。
　また、練馬区では現在も、東日本大震災の被災者約300名の方々が、避難生活を送っていらっしゃいます。一日も早く安定した生活に戻られるよう切に願っています。
　
　発生が切迫している首都直下地震に備えて、防災、減災への取り組みを強化することは喫緊の課題です。私は、72万区民の生命・財産をお守りするため、災害に強いまち練馬の確立に向け、区民の皆さまや関係機関と力を合わせて、引き続き全力で取り組んでまいります。
　
　平成28年3月11日
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　練馬区長　　　前川　燿男