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【平成31年1月7日】新年賀詞交換会(年頭のあいさつ)

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ページ番号:997-970-436

更新日:2019年1月11日

 皆様、新年明けましておめでとうございます。
 本日は、年の初めのお忙しいなか、こんなに沢山の皆様にお集まりを頂きまして、心から感謝申し上げます。東京の年末年始は大抵そうでありますが、今年はとりわけ、冬晴れの青空が目に眩しい、明るく平穏な日々が続きました。皆様には、爽やかな新春を迎えられたことと思います。
 この賀詞交換会は、区議会と区の共催でありますが、日頃から区政をご支援頂いている、区内各界を代表する皆様方に呼びかけてお集まりを頂きました。日頃のお力添えに感謝を申し上げるとともに、この今日の機会を、改めてお互いに胸襟を開いて懇談し、練馬区の更なる発展を目指す契機としたい。心からそう願っています。

 さて、平成もあと残り僅かとなりましたが、この年末年始のメディアの報道を見ていて、私の若い頃と比べると、日本も世界も様変わりしたと、改めて感慨を深くいたしました。戦後の復興期から、昭和30年代、40年代の高度経済成長期にかけて、日本は飛躍的に豊かになりました。人口は増加を続け、日本のGDPは毎年のように、イギリスを抜き、フランスを抜き、ドイツを追い越しと、あっという間に世界第2位にまで駆け上がりました。その後もダイナミックな成長が続き、バブル経済の最盛期には、アメリカ経済の二分の一近くにまで拡大したわけでございます。若い私は、そうした歴史のプロセスをつぶさに見てまいりました。
 今は、全く逆の時代となります。日本が初めて経験する少子高齢化、人口減少時代に突入し、日本国民1人当たりの名目GDPは世界25位にまで低落いたしました。これとは正反対に、中国、インド、東南アジア・アフリカの新興諸国は、目覚ましい経済発展を遂げておりますが、こうした事態は私たちの若い頃には全くの予測しない展開でありました。日本の相対的な国力は低下し、日本を巡る国際情勢は激変をいたしました。日本は歴史上かつてない厳しい時代に入り、日本という国家はどうあるべきか、我々基礎的自治体はどうあるべきか。根源的な課題に直面していると考えています。

 私はこういう時代だからこそ、練馬区は前へ前へと進まなければならない、そう思っています。練馬区小なりと言えども、未来を切り拓くために、こうした根源的な課題に向き合わなければならない。そう考えています。
 去る4月の区長選挙で、区民の皆様に信任を頂いてから、もう9か月が経過をいたしました。お約束をしたのは「改革ねりま第Ⅱ章」の実現であります。そのため、昨年6月に、「グランドデザイン構想」を策定し、区の目指す将来像を区民の皆様にお示ししました。昨年末には、このグランドデザイン構想の実現に向けた、区の新たな総合計画である「第2次みどりの風吹くまちビジョン(素案)」を公表いたしました。子ども、高齢者、福祉・医療など6つの施策の柱ごとに「区の基本姿勢」、「施策の方向性」、そしてまた「リーディングプロジェクト」、「主要な取組み」をお示ししています。これから区議会並びに区民の皆様のご意見を伺ったうえで、年度内に成案としていきたい。そう考えています。
 グランドデザイン構想の実現に向けて、時代を先取りした新しい政策を立案・実行し、区自らが身を切る行政改革を断行し、そして区民参加を「参加から協働へ」と更に前に進めること。それが私に課せられた使命であると考えています。

 勿論、これは、大変厳しい課題であります。そう簡単に実現できるわけではありません。本日お集まりの区民の皆様、区議会はもとより都議会、国会の皆様と志を同じくしなければ、一歩も前に進むことは出来ないと考えています。皆様と力を合わせて、政策においても、区政運営においても、「ここに練馬区あり」と胸を張れる自治体を創りたい。23区の先頭を切って進む自治体行政を実現したい。誰もが誇りにする、みどり豊かな美しいまちを創って、次の世代に引き継ぎたい。かねてお話してまいりました、私の一貫して変わらぬ大きな夢であります。微力ではありますが、大変難しい道ではありますけれども、この実現のために全身全霊を傾けて努力をしていきたい。そう決意しています。お集まりの皆様のご理解、そしてまたご支援、お力添えを心からお願い申し上げたいと思います。

 最後に、我が練馬区にとって、そしてまた、お集まりの皆様にとって、今年が良い年となりますよう心から祈念申し上げて、私の年頭の挨拶といたします。皆さん、どうか今年も宜しくお願いいたします。

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区長室 秘書課 秘書担当係  組織詳細へ
電話:03-3993-1111(代表)
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