【平成28年1月11日】成人の日のつどい(あいさつ)
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更新日:2016年1月14日
練馬区長 前川 燿男
本日、成人式を迎えられた皆さま、真におめでとうございます。72万区民を代表して心からお祝いを申し上げます。また、新年早々お忙しいなか、ご出席をいただいた来賓の皆さまに厚く御礼を申し上げます。
本日、練馬区で新たに成人となられた皆さまは、昨年に続いて7,000人を超えました。7,000人の意味ですが、東京には区市のほかに、13の町や村があります。この13町村の人口を平均すると約6,500人になります。皆さんの方が多いのです。単純に言えば、新たに1つの町や村が誕生したことになります。また、練馬区の人口は72万、全国の市のなかで20番目の大きさですが、2040年の予測を見ると、この20市のなかで練馬区ともう1市を除いては、全て人口が減少すると予測されています。日本全国で人口が減少を続け、消滅の危惧されている自治体があるなかで、我々の練馬区は、皆さんのような新成人も増えて、そしてまた人口が増え続けている、極めて若い稀な自治体なのです。皆さんは、この練馬区で成人を迎えられた、このことをどうか覚えておいて頂きたいと思います。
さて、皆さんはもう法律上は立派な大人であります。自分で責任を持てば何をしても構わないわけですが、しかし、それは法律上の話であって人生の実感とはだいぶ違います。
私も若い頃を振り返って見ても、20歳の頃は今思えば、夢のように若かったけれども、自分が一人前だとは全く思わなかった。私が一人前の大人になったかなと実感をしたのは、自分の仕事、行政の仕事に自信を持った時でしたが、既に30代半ばになっていました。仕事により、人によって時期は様々だと思いますが、多くの大人が同じ体験をしていることと思っています。皆さんは、この成人式で人生のスタートラインに立ったのであって、これから大人になって行くのです。
さて、それでは、大人とは何か。維新の英傑であった坂本龍馬、皆さんもご存じですが、坂本龍馬の戯れ歌があります。「世の中の人は何とも言わば言え、我が行く道は我のみぞ知る」。これは、世間の人が自分のことをどう言おうと、どう思おうとも構わない、自分は自分の信じる道を行くんだ、という歌でありますが、私も苦しい時に、この歌を口ずさむことがありますけど、大人になるとはこういう事であろうと思います。しかしながら、この龍馬だって、初めから龍馬だったわけではないのであります。青春の只中で、皆さんと同じように、夢をもって、それに挑戦をして、挫折をして、失敗して、迷って、苦しんで、その繰り返しです。ただ彼は、その繰り返しの中で、本当に真剣に一生懸命に生きた、それが龍馬をつくったのだと思います。
我々凡人は、坂本龍馬のような天才ではありませんが、根本は同じです。青春の特権とは何か。挑戦すること、迷うこと、悩むことです。皆さんが、本気で真剣に、迷って、悩んで、苦しんで、そのなかで、それを繰り返すなかで、自分の生きる道、「我が為すこと」が見えてきます。どうか青春の特権を行使して、「我が為すこと」を見つけてください。「世の中の人は何とも言わば言え、我が為すことは我のみぞ知る」です。若い皆さんには、自身をもって、頑張っていただくことを、心から健闘を祈っています。
最後に、私の夢についてお話しをしたいと思います。先ほど申しましたとおり、この練馬区は、まだ若くて成長を続けているまちです。その可能性を最大限花開かせて、この練馬を、皆さんと一緒に力を合わせて、豊かで美しく後世に誇れるまちとしたい、それが私の夢です。若い皆さんの人生の舞台として、この練馬を選んで貰えれば、こんなに嬉しいことはありません。若くて創造力に満ちて練馬を愛している皆さんと力を合わせて、このまちの未来を切り拓いていきたい、そう切願して、私のお祝いの言葉とさせていただきます。皆さん、本日は真におめでとうございます。
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