【令和3年1月11日】成人の日のつどい
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ページ番号:467-721-251
更新日:2021年1月11日
練馬区長 前川 燿男
練馬区長の前川燿男です。本日、成人式を迎えられた皆さん、真におめでとうございます。74万区民を代表して、心からお祝いを申し上げます。
今、新型コロナウイルス感染症が爆発的に拡大をして、1都3県に緊急事態宣言が発出されています。こうしたなか、今回の成人式は、新成人代表の方4名を中心とする少人数で開催する事といたしました。どうか御理解を頂きたいと存じます。
日本は今、戦後最大の危機に直面していますが、コロナはまた、日本の弱体化を浮き彫りにしました。
少子高齢化による労働力減少で経済の沈滞が続くなか、日本の国家予算は、永年にわたって、目前の課題の解決に迫られたからとは言え、国債に依存するようになりました。国債の残高はGDPの約二倍に達しており、今回のコロナ対応で更に増加を続けています。このままでは日本の未来がどうなるのか。心配でならないのは私だけではないと思います。
かつての日本はこうではありませんでした。明治の日本は、将来のために今を我慢し歯を食いしばって頑張る、臥薪嘗胆の精神で、アジアで唯一欧米に追い付き、近代国家の建設を成し遂げました。また第二次世界大戦後は、焼け跡から立ち上がって、裸一貫で必死に働き、現在の豊かな生活につながる成長を実現しました。何れも国民の一人一人が自分の足で立って、自分の力で、明日の生活を豊かにしようという気概を持ち続けたからこそ、為し得たのだと思います。
明日の日本を担うのは若い皆さんです。現在のコロナ過をはじめ、様々な困難を克服して、日本の未来を切り拓いて頂きたい。心から念願しています。
とは言え、幕末の坂本龍馬や高杉晋作のような英雄になれという意味ではありません。皆さん一人一人が自分の足で立って、日本の社会を支える自立した人間になって頂きたい。これは言うは易くして、初めから完成した人間などいません。誰しも若い時は、道に迷って、苦しんで、挫折して、失敗を繰り返して、たくさんの汗と涙を流して、その中から立ち上がる経験が大切なのです。私も同じでした。これが青春の特権であり、こうした特権を行使する若者が多ければ多いほど、日本の未来につながると信じています。
大人への道を歩み始めた皆さんお一人お一人の人生に幸有れかしと心から祈念して、お祝いの挨拶とさせて頂きます。
最後に、一言付け加えますが、この機会に旧友との再会を予定されている皆さんも多いと思いますが、どうかくれぐれも外出と会食は極力控えて頂きたいと思います。引き続き、マスクの着用、手洗いや消毒の励行、そしてまた「密閉」「密集」「密接」の回避など、感染拡大防止の原則を徹底して頂きたい、そうお願い申し上げたいと思います。皆さんお一人お一人の行動が、感染拡大の防止につながります。どうか宜しくお願い申し上げます。
それでは皆さん、本日は真におめでとうございました。皆さんの健闘を祈ります。
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