【平成30年1月4日】仕事始めあいさつ（庁内放送）

　こうして4年近く仕事をしてきて、日々、実感しているのは、練馬区が可能性豊かな都市だという事であります。日本の人口が減り続けるなか、区の人口は、昨年末で72万8503人に達してなお増え続けています。多くの多彩な人材が居住し活躍されています。勿論、都市化が急激に進んだため、道路・鉄道などハードのインフラ整備が遅れて、大きなハンディとなっていますが、これも見方を変えれば、これから大きく成長する潜在力があることを示しています。引き続き、区民サービスを充実し、道路を整備し、大江戸線を延伸し、まちづくりを進めれば、練馬区はもっともっと大きく発展します。練馬区民の皆様にはそれだけの力量があります。
　ただ、ここで重要なことは、政策の一貫性と継続性であります。僭越ながら、私がこれまで進めてきた改革ねりまの延長上にこそ、練馬区の未来があると確信しています。引き続き区長として、練馬区の発展のために、全力を尽くしたい、そう考えています。

　勿論これは私だけでは何も出来ません。成否を握っているのは職員の皆さんであります。最近、区民の皆様から色んな場面で、「区役所が変わってきた」とお褒めの言葉を頂くことが増えてきました。練馬区独立70周年記念事業も、皆さんの頑張りで、大変好評を頂いております。皆さんが努力をして、次第に良いチームになってきたなと実感しておりますけれども、私はまだまだ満足はしておりません。これからが正念場だと思っています。
　皆さんに、ひとつ申し上げたいことがあります。私は永年、行政に従事してきて日々実感してきたことがあります。世界は我々の足元にあるということです。我々自治体職員の足元には世界の全てがあるということであります。ただ、これは自然に見える訳ではありません。何が課題かを発見するのは、皆さんの問題意識であります。そしてまた、課題を解決するのも、皆さん一人ひとりの実行力であり突破力であります。
　どうやってその実力を磨いたら良いか。私は就任にあたり、皆さん一人ひとりが区長になったつもりで仕事をして欲しいと申し上げました。これは今も変わっていません。一人ひとりが区長になったつもりで、自分の仕事の意味を考えて見直して、そして立場を超えて全員で、自由闊達に議論し、共に闘う組織でありたい。私はこれを統率し、責任を取る立場であります。皆さんはそれぞれの立場で、安心して自由に仕事をして頂きたい。私と一緒に、力を合わせて、新しい世界を切り開いて頂きたい。今年も一緒に頑張って良い仕事をしましょう。心からお願いして私の挨拶とします。本日は、真におめでとうございます。