【平成26年12月26日】年末・仕事納めのあいさつ(庁内放送)
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更新日:2015年1月13日
練馬区長 前川 燿男
皆さんおはようございます。
平成26年の仕事納めにあたりまして、来庁されている区民の皆さまと在庁の職員の皆さんに、年末の挨拶を申し上げます。
私が区長に就任して8ヶ月以上が経過をいたしました。この場に立ちますと、4月20日に当選して、初登庁した際の就任挨拶を思い出すわけであります。あの時は、「改革ねりま」を旗印に選挙戦を戦いまして、多くの区民の皆さまの支持を頂いて当選した、その昴揚の只中でありました。その気持ちを率直に職員の皆さんにぶつけて、一人ひとりが区長になったつもりで仕事に取り組み、リアルな行政需要を見極めて攻めの行政を展開して欲しい、そう語りかけ、一緒に明日を拓こうと呼びかけました。
その「改革ねりま」を現実のものとするため、この8ヶ月の間、再び現役時の気持ちに立ち戻って全力投球してまいりました。先ずはスタートと同時に、外部の人材も登用しながら新しい執行体制を立ち上げ、以前から持ち越しとなってきた重大な懸案事項何件かを抜本処理いたしました。その上で、今月、改革の羅針盤となる「区政運営の新しいビジョン」素案を作成、発表いたしました。現在、このビジョンを確実に実行するために、3か年のアクションプランの作成作業と平成27年度予算の編成作業を並行して進めているところです。
素案作成の過程では、「練馬の未来を語る会」など様々な懇談の場を設け、区内を隈なく歩き多くの区民の皆さまと語り合ってまいりました。また、議会で議論を闘わせ、職員の皆さんとも徹底して討議を重ねたつもりであります。そうして皆さんにお力添えを頂いたお蔭で、ビジョン素案は私が当初予期した以上の形にまとめることが出来ました。関係職員の努力に感謝をしたいと思いますが、ただ正直言って、全体を見ますとまだ前途は遠いとも感じております。組織の惰性というのはなかなか難しい、惰性というのは大きいなと思っています。残念ながら管理職の皆さんの中にも、これまでと同じ仕事の仕方に疑問を持たない、問題意識を持たない向きがまだ見られるのであります。
私は、仕事を積極的に進める職員こそ評価したいと思っています。職場のエンジンとなって仕事を牽引する職員こそが行政の宝であると確信しております。仕事が出来ない理由を理路整然と完璧に述べる職員は要らないのであります。多少の行き過ぎがあっても構わない、仕事での向こう傷を恐れない気風を育てたいと考えております。
戦国の武士は、背中の傷は卑怯未練の印として恥じましたが、向こう傷は名誉としました。我々公務員の仕事も同じであります。前へと進むことこそが誇りであるという気風を大事にして、育てていきたいと思っています。
「初心忘るべからず」今年を締め括るにあたり、改めて就任時の初志に立ち戻り、気持ちを新たにしたいと考えています。今までと同じ行政を漫然と続けるために区長になったわけではありません。区長になること自体が目標でもありません。これまでは序盤戦であり、これから来年度にかけて、本格的な取り組みを始めることになると考えています。当然ながら、今月発表したビジョンもまだ未完成でありまして、例えば、行政改革が盛り込まれていないのであります。作成途上にあると考えている、すべてはこれからであります。
私にとって今年は思わぬ人生の展開となりましたが、そのお蔭でここにいる皆さんをはじめ、沢山の区民の方々、職員の皆さんと出会うことが出来ました。改めて思っております、我々人間にとって根源的なものは人間しかない。この出会いを大事にして、皆さんと共に仕事に取り組みたい。私はこれまでも、組織一体で仕事をしてまいりました。私一人では当然ながら仕事はできません。皆さん一人ひとりと心を通わせながら、力をあわせて練馬区の発展に微力を尽くしたいと考えております。
今年一年、区政にご支援いただいた区民の皆さまに改めてお礼を申し上げ、職員の皆さんの努力に感謝をしたいと思います。最後に、皆さんどうかよいお年をお迎えください。心から祈念して年末の挨拶といたします。今年もありがとうございました。
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