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【令和2年1月7日】新年賀詞交換会(年頭あいさつ)

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ページ番号:241-189-205

更新日:2020年1月10日

 皆さん、新年明けましておめでとうございます。
 本日は、年の初めのお忙しいなか、こんなに多くの皆さんにお集まり頂き、心から感謝申し上げます。
 東京の年末年始は大抵そうですが、今年も、冬晴れの青空が目に眩しい、明るく平穏な日々が続きました。皆さん、爽やかな新春を迎えられた事と思います。
 本日の賀詞交換会は、区議会と区の共催ですが、日頃から区政を御支援頂いている、区内各界を代表する皆さんに呼びかけてお集まり頂きました。日頃のお力添えに感謝を申し上げるとともに、今日のこの機会を、改めてお互いに胸襟を開いて懇談し、共に力を合わせて練馬区の更なる発展を目指す契機としたい。心から願っています。

 さて、令和という新たな時代が始まりました。不思議なことに、明治、大正、昭和、平成と、改元は時代の変遷と重なってきました。昭和から平成にかけては、大国へ上り詰めた日本経済が一転して停滞に陥る中、発展途上国は飛躍的な成長を遂げ、歴史の重心は、アメリカ、ヨーロッパからアジアへと移ってきました。私たちは今、我が国とアジア諸国との関係が、大きく変わりつつあるのを目の当たりにしています。また、国内では、少子高齢化は反転の兆しを見せず、人口減少に歯止めがかかっていません。
 令和の時代を迎え、これからの日本がどこへどう向かうのか、我々の子孫にどのような未来が待っているのか、時代の先が読めない、日本の将来に不安と混沌が入り混じった思いを持っているのは、私だけではないと思います。
 日本は今、これまでの歴史を受け継ぎながら、新しい国のかたちを模索する時代に入ったのではないかと考えています。こうした時、我々の先人は、直面する艱難に、常に正面から立ち向かってきました。近代ナショナリズムの栄光と悲惨を身を以って経験した国、草の根の民衆が自分の力で歴史を作ってきた国は、欧米以外では日本だけです。私は、日本国民が歴史の中で培ってきた、進歩し、前進する力を信じたいと思っています。
 その上で、「一大事とは今日只今の事なり」であります。私たち行政に携わる者が、住民全体の利益のため、日々、今なすべき事に全力で取り組む。その積み重ねが歴史の未来を切り拓くことになります。永年行政に携わってきた私の信念です。

 早いもので、皆さんに御支援頂いている私の区政も、この4月から7年目に入ります。この間、お約束した通り、練馬区を更に発展させるため、全力を尽くしてきました。
 区長になって私が心に決めたのは、二点であります。一つは、時代を先取りした先駆的な政策を実行する事。もう一つは、住民自治を徹底して「参加から協働へ」の区政を推進する事。残念ながら練馬区はこれまで、この二点が立ち遅れていました。
 そこで就任以来、子ども、高齢者、福祉・医療、都市インフラ・まちづくり、防災、文化など、区独自の様々な新しい政策を具体化するとともに、「練馬の未来を語る会」だけで80回開催するなど、区民の皆さんとの協働に努めてきました。そして昨年末、言わばその両面の集大成として、世界都市農業サミットを開催しました。これからの都市生活を更に豊かにする都市農業の振興という政策目的に沿って、区内の農業者の皆さんと協働して、しかも世界に開かれたイベントとして開催しました。予期した以上の成功を収めて嬉しく思っています。
 サミットの成功を大きなバネとして、区政全体を更に前に進めたい。練馬区の更なる発展を実現したい。それが私の使命です。

 勿論、これは、私ども行政だけでは実現出来ません。本日お集まりの区民の皆さん、御出席の上野議長をはじめとする区議会の皆さん、都議会、国会の皆さんと志を同じくしなければ、一歩も前に進むことは出来ません。皆さんと力を合わせて、政策においても、区政運営においても、「ここに練馬区あり」と胸を張れる自治体を創りたい。願わくは23区の先頭を切って進む自治体行政を実現したい。誰もが誇りに思う、みどり豊かで美しいまち練馬を実現し、未来へ引き継いでいきたい。かねてお話しているように、一貫して変わらない私の大きな夢であります。もとよりこれは、言うは易く行くは険しい道でありますが、微力ながら持てる力の全てを傾けて努力する決意です。お集まりの皆さんのお力添え、御支援を心からお願いしたいと思っています。

 最後に、練馬区にとって、また、お集まりの皆さんにとって、今年が良い年となりますよう心から祈念して、私の挨拶といたします。どうか今年も宜しくお願いいたします。

お問い合わせ

区長室 秘書課 秘書担当係  組織詳細へ
電話:03-3993-1111(代表)
この担当課にメールを送る

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