【平成31年1月4日】仕事始めあいさつ(庁内放送)
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ページ番号:380-732-302
更新日:2019年1月11日
練馬区長 前川 燿男
ご来庁の区民の皆様、職員の皆さん、明けましておめでとうございます。平成31年の仕事始めにあたり、新年のご挨拶を申し上げます。
東京の年末年始は大抵そうでありますけれども、今年はとりわけ、冬晴れの青空が目に眩しい、明るく平穏な日々が続きました。皆様、爽やかな新春を迎えられたことと思います。私も久し振りに纏まった休暇を取ることが出来まして、自宅でゆっくり過ごしました。大好きな光が丘の森を走ったり、歩いたり、近くの神社へ初詣に出かけたりしました。また、買い溜めた本を読んだり、録り溜めたビデオの映画を見たりと、仕事に追われる日常から離れて、リフレッシュする事が出来ました。
とはいえ、我々が休んでいる間も、清掃事務所をはじめ、区の関連の事業所で仕事に頑張った職員の皆さんがいます。勿論、仕事を休めなかった区民の皆様は大勢いらっしゃいます。先ずはこうした皆様方のご苦労に、心から敬意を表し感謝を申し上げたいと思います。
平成ももう直ぐ終わろうとしていますが、この年末年始のメディアの報道を見ていて、私の若い頃と比べると、日本も世界も様変わりしたなと、今更ながら感慨を覚えました。戦後の復興期を経て、昭和30年代から40年代の高度経済成長期にかけて、日本は飛躍的に豊かになりました。人口は増加を続け、日本のGDPは毎年のように、イギリスを抜き、フランスを抜き、ドイツを追い越し、瞬く間に世界第2位まで駆け上がりました。その後もダイナミックな成長が続いて、バブルの絶頂期には、アメリカのGDPの半分近くにもなりました。若い私は、このプロセスをつぶさに見ていました。
それが今や、全く逆となってしまいました。日本史上初めての少子高齢化、人口減少社会に突入し、1人当たり名目GDPは25位にまで低落しました。これとは対照的に、中国、インド、東南アジア・アフリカの新興国が、目覚ましい経済成長を遂げつつありますが、これは全くの予想外でした。日本の相対的国力は低下し、日本を取り巻く状況は激変しました。今や、歴史上初めてと言える困難な時代に入り、日本という国はどうあるべきか、我々基礎的自治体はどうあるべきか。根源的な課題に直面しています。
私はこういう時代だからこそ、我々練馬区は前へ前へと進まなければならないと思っています。練馬区は小なりと言えど、未来を切り拓くために、こうした根源的な課題に正面から向き合いたい。そう考えています。
昨年4月の区長選挙で、区民の皆様に信任を頂いてから、早くも9か月が過ぎました。お約束したのは「改革ねりま第Ⅱ章」の実現であります。そのため、昨年6月には、「グランドデザイン構想」を策定し、区の目指す将来像を区民の皆様にお示ししました。昨年末には、このグランドデザイン構想の実現に向けた、区の新たな総合計画である「第2次みどりの風吹くまちビジョン(素案)」を公表しました。子どもや高齢者など6つの施策の柱ごとに「区の基本姿勢」や「施策の方向性」とともに、「リーディングプロジェクト」や「主要な取組み」をお示ししました。区議会並びに区民の皆様のご意見を頂いたうえで、年度内に成案とします。
グランドデザイン構想の実現に向けて、時代を先取りした新しい政策を立案・実行し、区政改革を断行し、区民参加を「参加から協働へ」と更に前に進めなければならない。それが私の使命だと思っています。
職員の皆さんには、これからも私と共に前に進んでもらいたい。この5年近く、職員の皆さんと一緒に仕事をしてきて、随分変わってきたと嬉しく思っています。ただ残念ながら、まだ一部の職員は、仕事への積極性が乏しいのではと危惧することがあります。新しい仕事に意欲的に挑戦せず、これは自分の仕事ではないと理路整然と説明する職員は必要ありません。この仕事は自分がやる、あなた方の仕事ではない、そう言い合う組織こそ私の念願であります。
積極的に仕事をしていると必ずピンチが訪れます。敵も出来るし、批判もされます。何もしなければ波風は立たないし、批判されることもありません。しかし、それでは本当の仕事は出来ません。様々な困難を乗り越えて、積極的に前に出てこそ仕事は出来ます。私は皆さんを必ず見ています。
今年も一緒に頑張って良い仕事をしましょう。心からお願いして私の挨拶とします。どうか今年も宜しくお願いします。
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