【平成27年1月5日】年始・仕事始めあいさつ(庁内放送)
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更新日:2015年1月13日
練馬区長 前川 燿男
皆さん明けましておめでとうございます。
平成27年の仕事始めにあたりまして、新年の挨拶を申し上げます。
ご来庁の区民の皆さま、職員の皆さん、この年末年始の休みは総じて天候にも恵まれ、皆様よい新年を迎えられたことと思います。私も区長に就任して初めて永い休みを取りまして、家族と初詣の旅行にも出かけました。
しかし、私が子どもの頃と比べると、正月の意味というか重みというか、だいぶ変わったと実感しています。私は、小学生の当時は、正月には着る物や履き物を全て新しくして、大晦日の夜は嬉しくて枕元に並べて眠ったものであります。食べる物も、御餅やおせちなど普段は食べられない品を食べて、遊びも凧あげや羽根つき、福笑い、かるた取りなど普段しない遊びをしたものであります。だからこそ、「もう幾つ寝るとお正月」というあの歌は子どもの実感でありました。
日本が豊かになって、柳田国男が言う「ハレとケ」のけじめが薄くなりました。正月の重みはだいぶ軽くなりましたけれども、幸い正月を時間の区切りとする日本のよき習俗は残っています。
私の実感では、正月は人生の小さな仕切り直しをしている気がいたします。「ハレとケ」の「ケ」の日常を暫し離れて、年賀状のやりとりで来し方を思い、新しい年を迎えて未来へ希望を託す。「ハレ」の中に入って、頭を仕事から切り換えて心機一転するのであります。実に上手い仕組みであって、行政の仕事も同じようにやりたい。仕事をするときには全身全霊をこめて働き、仕事を離れたら思い切って遊ぶ。そういう組織でありたいと念願をしています。
さて、私は川柳が好きでありますが、「らちもなき御用始めの訓示かな」であります。昨年の仕事納めから未だ10日しか経っておりません。仕事納めに、私がお話ししたい事はすべてお話しいたしました。今年は、改革ねりまの本格的なスタートの年であります。職員の皆さんには、向こう傷を恐れず、積極果敢に仕事をしてもらいたい。そして、仕事を離れたら思い切って遊ぶ。そういう行政、そういう公務員でありたいと念願しております。
新年の仕事は、昨年末に発表した「区政運営の新しいビジョン」の素案を成案にする取り組みからスタートいたします。先ず今月、「練馬の未来を語る会」を4回にわたり開催いたします。また、並行してビジョンに基づく、平成27年度予算案を編成いたします。作業も最終段階に入っておりますが、実質的に新しい区政のスタートとなる重要な予算であります。財政状況は厳しいものがありますが、ビジョンの事業を確実に予算化し、実行していきたいと考えております。
3月29日には「練馬こぶしハーフマラソン」を開催いたします。練馬区で初めてのマラソン大会でありますが、参加者の募集は即日定員に達しました。区の内外から大きな期待が寄せられており、新しい区政の本格スタートを象徴する大会としていきたいと考えております。
最後に、改めて区民の皆さまに区政へのご理解とお力添えをお願いし、職員の皆さんが「向こう傷を恐れず」「前へ前へと進む行政を誇りにして」持てる力を存分に発揮することを期待して、私の新年のご挨拶といたします。今年もどうかよろしくお願いいたします。
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区長室 秘書課 秘書担当係
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電話:03-3993-1111(代表)
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