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【平成29年5月21日】5階の窓から(ねりま区報5月21日号掲載)

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ページ番号:235-537-346

更新日:2017年5月21日

 政治史入門で学ぶ、19世紀の英国自由党・アクトン卿の有名な格言があります。「権力は腐敗する、絶対的権力は絶対的に腐敗する」20世紀の歴史は、彼の洞察を惨憺たる形で実証しましたが、私も東京都で、細やかながら同じ思いを体験しました。
 現行の都制度では、都知事は絶大な権力を持っています。その知事が職務への熱意を失い、腹心のスタッフに任せっ切りにしたらどうなるか。アクトン卿の予言を目の当たりにする光景が出現しました。
 今回の都議会百条委員会では、この永く顧みられなかった都政の病患に、改めてメスを入れる事になりました。図らずも、私の証言が、重要な役割を果たす結果となったのです。
 東京の自治でこうした事態を二度と許してはならない。日本の公務員は清廉ですが、個人の力には限界があります。行政を開かれたものとするしか道はありません。議会との連携、区民との協働を更に充実する事が不可欠と信じています。
 行政の責任から逃げることなく、しかも開かれた区政を実現する。困難な課題ですが、この練馬で挑戦し続けようと思います。区民の皆様には色々と心配をおかけしましたが、引き続き皆様とともに進みたい。私は改めて強く決意しています。

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区長室 秘書課 秘書担当係  組織詳細へ
電話:03-3993-1111(代表)
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