【平成28年10月21日】5階の窓から（ねりま区報10月21日号掲載）

　先日のNHK放送「縮小ニッポンの衝撃」をご覧になった方も多いと思います。日本史上初めて経験する人口減少が何をもたらすか、実態が鮮烈に描かれていました。住民サービスは勿論、集落の維持さえ困難になる自治体が続出しているのです。
　東京も例外ではありません。2020年には人口減少に転じると予測されています。幸い練馬区は、国の予測では、2040年頃までは人口増が続くとされています。極めて恵まれた都市ですが、それでも、日本全体のパイが縮小するなか、大きな影響を受ける事は避けられません。練馬区の経済も財政も、東京の活力に依存しているからです。
　私は、練馬区はこれからも発展出来ると考えています。ただそれは、今直ぐ、ソフトとハード両面にわたるインフラ整備に着手する事が前提です。区政改革を実行し、区民サービスを将来とも持続可能なものにしなければなりません。キリギリスに未来は無いのです。
　未来の練馬を担う子ども達のために、優れた住民サービスと美しいまちを残す。最も重要な行政の責務を、誠実に履行しようと思っています。