第47号　冬なのに食中毒！ノロウイルスにご注意を！！

食中毒は夏だけではありません。ノロウイルスによる食中毒が冬に多く発生しています。
対策のポイントを押さえて、ノロウイルスによる食中毒を防ぎましょう。

ノロウイルスには、食品を介して感染する場合（食中毒）と、直接感染する場合（感染症）があります。どちらも予防のポイントは、ウイルスの侵入ルートを断ち切ることです。

吐き気、おう吐、下痢、腹痛、発熱

1～2日

大きさは直径30nm（※ナノメｰトル）ほど
人のおなかの中でのみ増える
極少量でも感染、感染力が強い
※1nm（ナノメートル）：1mmの百万分の1の大きさ

• カキなどの二枚貝を、生・加熱不十分で食べた時
• 感染している人が、しっかり手洗いをしないで調理したものを食べたとき

• 十分加熱！

食品は中心部まで十分加熱しましょう！

• しっかりと手洗い！

石けんを使い、1分以上のこすり洗いで、物理的にウイルスを落としましょう！アルコールでは完全に消毒できません。

• 感染者が下痢やおう吐をした時、感染者のふん便やおう吐物には、大量のノロウイルスが排出されています。

※感染しているのに、自覚症状のない人（不顕性感染者）のふん便にも、大量のノロウイルスが排出されています。

• しっかりと手洗い！
• 塩素系漂白剤で消毒！

【ふん便・おう吐物の処理】
　→0.1%次亜塩素酸ナトリウム
　　50倍希釈（原液が5%の場合、水2Lに原液40ml）
【衣類・調理器具等の消毒】
　→0.02%次亜塩素酸ナトリウム
　　250倍希釈（原液が5%の場合、水2Lに原液8ml）

1. 石けん
2. 手のひら
3. 手の甲
4. 指の間
5. 指先
6. 親指
7. 手首
8. 十分すすいできれいなタオルで拭きましょう！

使い捨てビニール手袋、マスク、エプロン、ビニール袋、バケツ、塩素系漂白剤、計量カップ、タオル、ペーパータオル
※上記のような吐物処理時等に使用するものは、100円ショップを利用しても簡単にそろえられ、安価なので気にせずに捨てられます！

平成25年11月15日