第51号 餅つきでの食中毒にご注意を!
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更新日:2014年12月10日
「餅つき大会」などのイベントで、参加者の手指を介してノロウイルスが付いた餅を食べた
ことによる食中毒が多発しています。
冬場は特にノロウイルスが流行しやすいため注意が必要です。
楽しい餅つき大会にするために、気をつけてほしい事をご紹介します。
食中毒事例
平成22年、都内幼稚園の餅つき大会でノロウイルス食中毒が発生!
参加者は、園児、家族、幼稚園の職員など340名で、そのうち136名に餅つき大会の翌日から下痢、おう吐、発熱などの症状が出ました。患者の共通の食事は、餅つき大会で食べた餅のみであり、患者の便からノロウイルスが検出されたことで、餅つき大会で提供された「餅つきの餅」が原因の食中毒と断定されました。
【原因】
- 餅つきの全工程が素手で行われていた
- 作業前やトイレ後の手洗いが徹底されていなかった
- 返し水の交換はしていたが、容器の洗浄はされていなかった
ご注意!
- 不十分な手洗い→菌やノロウイルスが手に残っている!
- アルコールの過信→ノロウイルスにはあまり効きません!
- 素手での盛付→食べものに菌やノロウイルスが付いちゃう!
予防のポイント
「餅つき」は手に触れる工程が多いため、餅に菌やウイルスが付きやすく注意が必要です!
- 体調の悪い人は、餅に触れないようにしましょう。
- 作業前に、しっかり手洗いをしましょう。
- 杵・臼は、事前に熱湯で消毒しましょう。
- 返し水は、こまめに取り換えましょう。容器も洗浄したものと交換しましょう。
- かえし・ちぎり・味付け等の作業は、使い捨て手袋を使いましょう。(ピッタリとした手袋がオススメです)
- ノロウイルス等が流行している時期は、餅つき等の行事を控えましょう。
使い捨て手袋の過信は禁物!
- しっかり手洗いしてから手袋を!
- 手袋の再使用はやめましょう!
ちょっとひと工夫!
- 「餅つき用」と「食べる用」で餅を別に用意する。
- 「おしるこ」や「お雑煮」にする。
ノロウイルスとは
特徴
- 感染力が非常に強い(ごく少量で感染する)
- 人の腸内でのみ増殖
- ふん便やおう吐物に、ウイルスが大量に排出される
- 症状が治まっても2~4週間は、ウイルスは便から排出される
→治っても、しばらくは他の人に感染させる可能性アリ!
感染経路
<食品からの感染>
- ウイルスの蓄積した、加熱不十分な二枚貝など
- 感染している人が、手洗い不十分で調理して、汚染された食品
<人からの感染>
- 感染した人のおう吐物・ふん便など
ノロウイルス食中毒予防のポイント
きっちり手洗い
- 調理の前、トイレの後など
しっかり加熱
- 食品の中心部までしっかりと
- 中心部が85℃~90℃で90秒以上
調理器具等の消毒
- 塩素系漂白剤が効果的
- アルコールはあまり効果がありません
ねりま食品衛生だより第51号 餅つきでの食中毒にご注意を!(PDF:686KB)
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お問い合わせ
健康部 生活衛生課 食品衛生担当係
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