腸管出血性大腸菌O157にご用心!
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ページ番号:324-539-154
更新日:2017年8月23日
腸管出血性大腸菌O157による食中毒は平成8年に集団食中毒が発生し、全国で大きな社会問題となりました。これ以外にも、サラダや冷やしきゅうり、冷凍メンチなどを原因食品とする食中毒も発生しています。特に、抵抗力の弱い子どもや高齢者がO157に感染すると、重症になることがあるため、注意が必要です。
腸管出血性大腸菌O157とは?
特徴
- 牛など動物の腸管内に存在し、糞便を介して食品、飲料水を汚染します。
- わずか数百個程度の非常に少ない菌数で発症します。
- 潜伏期間(感染してから症状が現れるまでの期間)が3日から8日と長いのが特徴です。
- 熱に弱く、75℃で1分間以上加熱すると死んでしまいます。
- 水様便、激しい腹痛、ときに血便になります。また「ベロ毒素」と呼ばれる毒素を腸内で作り出します。抵抗力の弱い乳幼児や高齢者は腎臓や脳に重い障害を起こし、まれに死に至ることもあります。
- 生肉を触った手や感染者の便を介して感染することもあります。
過去の原因食品
- 日本:牛レバ刺し、ユッケ、焼肉、井戸水、サラダ、浅漬け、キムチなど
- 欧米:ハンバーガー、ローストビーフ、アップルサイダーなど
予防のポイント
- 調理や食事の前、生肉を扱った後、トイレの後にはしっかり石けんで手を洗いましょう。
- 肉の生食は避けましょう。特に抵抗力の弱い子どもや高齢者には生肉を食べさせないようにしましょう。なお、牛肝臓および豚肉(レバーなど内臓を含む)の生食は禁止されています。
- 生焼けの肉には要注意です。食中毒菌は加熱すれば死んでしまいます。お肉は十分加熱して食べましょう。
- 生肉を扱った包丁、まな板、ボールなどはよく洗い、熱湯や塩素系漂白剤などで消毒してから使いましょう。特に生野菜やサラダなどを調理する時は調理器具を区別しましょう。肉を触る前に調理するのもひとつの方法です。
- 調理済の食品を冷蔵保管する際は、生肉のドリップ等で汚染されないよう、ラップや蓋付きの容器を使用しましょう。
- 焼肉をする時は、生肉用のトングや箸を使用するなど、食べる時に使用する箸と分けましょう。
- 小学生以下の子どもに生肉を触れさせないようにしましょう。
- 生野菜は、しっかりと洗ってから食べましょう。
生焼けのお肉に要注意! 【焼き肉・バーベキューでの注意点】
1.お肉を買うときの注意!
食中毒菌を増やさない
- お肉を買ったら寄り道をせずに早く家に帰りましょう。
- 買ったお肉はすぐ冷蔵庫に入れましょう!
2.お肉を焼く時の注意!
食中毒菌をつけない、やっつける
- よく手を洗いましょう。
- お肉はよく焼きましょう!
- 生の肉に使用した皿は焼いた肉を盛り付ける皿には使ってはいけません!
- 肉を焼く時の箸と食べる時の箸は区別しましょう。
3.お肉を食べる時の注意!
- 焼き肉の際は、よく加熱してお肉を生焼けのまま食べないようにしましょう!
基本は食中毒菌を
つけない・増やさない・やっつける
これらのことを守って、安心してお肉を食べましょう!
腸管出血性大腸菌に関する詳しい情報は下記でご覧になれます。
お問い合わせ
健康部 生活衛生課 食品衛生担当係
組織詳細へ
電話:03-5984-4675(直通)
ファクス:03-5984-1211
この担当課にメールを送る
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