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令和2年度当初予算案記者発表

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ページ番号:225-371-103

更新日:2020年1月23日

日時

令和2年1月23日(木曜) 午後2時00分~午後2時43分

記者会見資料

区長発言

 お手元の記者発表資料に従ってお話させて頂きます。
 私から概要をご説明申し上げた後、質問をお受けします。よろしくお願いいたします。
 2、3ページです。私が区長になってからの取組を、改めて一覧にしてまとめたものです。ここにありますように、「改革ねりま」を推進する。そのために、政策と住民自治との両面にわたって一体で推進してきました。「みどりの風吹くまちビジョン」、それからそれを推進する「アクションプラン」をつくりました。2019年12月には、これを更に発展させた「グランドデザイン構想」を発表し、その後、それをまた、第2次ビジョンとアクションプランに結びつける、これを繰り返してまいりました。そして一番下にありますように、この間並行して、行政改革と、区民との協働を進めてきたわけであります。細部はそちらをご覧ください。
 6、7ページをお開きください。ここは6項目、柱を6本挙げています。これは私の公約の6つの柱であり、お配りした「予算のあらまし」も同じ形で編成しております。この項目に従って、簡単にご説明させて頂きます。

 まず「柱1 子どもたちの笑顔輝くまち」、10、11ページからご覧ください。
 保育サービスの充実です。これまでの流れは表を見て頂きますと、私が区長になったのは平成26年ですので、その年までは前の予算でやっていました。この時点で1万2,418人の定員があった。それを、今度の予算を入れますと、来年4月の予定では1万8,794人。6,376人が増えることになります。2019年の段階で、既に待機児14人でしたので、事実上ゼロを達成したと言ってもよいのですが、さらにそれをダメ押しするために、今年度更に定員を約660人増やす予定です。10ページの囲み欄をご覧ください。待機児童をどのように算定するか、これは徒歩の時間、距離との関係で、国が決めています。我々練馬区は当然ながらこの定義を厳格に守っています、適当にやっている訳ではないということをご承知おきください。
 次に12、13ページです。子育てサポート。これも様々なことをやっておりますが、一言触れますと13ページの「練馬こどもカフェ」があります。今度2か所増やし、計5か所で実施します。現在、練馬こどもカフェはタリーズとスターバックスで実施していますが、それを更に2か所増やし、5か所にいたします。新たな実施店舗は13ページのとおりです。
 次に14、15ページ、練馬ならではの新しい児童相談体制の構築です。これにつきましては、何度もご説明を申し上げてきた訳ですが、お手元に別途資料をお配りしています。おさらいの意味で、もう一回見て頂ければと思います。
 私はこれまで何度も申し上げてきました。特別区が児童相談所を設置しても、東京都による広域的・専門的対応、これは特別区では担えないということでありました。都児童相談センターをトップにした、都児童相談所との連携は不可欠である、ということです。
 現在の状況、他区の状況を申し上げますと、ご存知のとおり4月に世田谷区と江戸川区、7月に荒川区が児童相談所を設置するということで、東京都と協議を進めています。その他に、今、明らかに設置しようと言っているのは、港区と中野区で、その他の区は、もう止めた区、あるいは設置時期を見直す、あるいは全く決めていない区と、検討状況は様々ですけれども、一斉に区が作るということはあり得ない状況になっています。2にありますように、先ほど申し上げました、特別区が設置しても、特別区の行政区域は、その場合、当然ながら都児童相談所の管轄区域から外される訳ですので、都が担っている広域的・専門的対応もやらなくてはいけない。それが出来るのか、私は口を酸っぱくするほど区長会でも申し上げてきましたが、それはなかなかご理解頂けません。このように実施時期が迫ってくると、改めてそれは、都と区の協議の中でも浮き彫りになってきている訳です。
 つまり、特別区が児童相談所を設置した後においても、都児童相談所による、児相間の連絡調整、あるいは専門的知識が求められる困難事案等への対応、支援助言等、あるいは一時保護、宿泊、通所、その他そうした問題については、この都児童相談センターがやらざるを得ないのです。そこのところがやっと皆さんも分かってきて、そこで、その下にありますように、都児童相談所から職員を派遣してほしいとか、そうした話になっています。ご存知のとおり、財調にも入れてくれということで、一部入ることになりました。ただ、それは奇妙な話でありまして、元々これは東京都の事業であったものを、区がやりたいと言ってやるだけの話ですので、何故財調を出す必要があるのか、私は極めて不思議に思っています。練馬区はこうした行き方は取らない、と何度も申し上げてきました。
 子ども家庭支援センターの支援の充実強化と、都児童相談所の専門的機能を充実した、双方の更なる連携強化による、新しい児童相談体制を構築する。それが15ページにまとめてあります。ご覧頂きたいと思います。
 15ページですが、区の子ども家庭支援センターに、都区共同の虐待対応拠点を設置する。そこに、都の児童相談センターから職員がやってきて、専門的知識、技術を必要とする相談や調査、援助のほか、広域的・専門的支援や、区への援助等の役割を担っていく。そして、身近な、きめ細かな対応をする区子ども家庭支援センターと合わせて、十全なる子どもの児童福祉への対応をしていきたい。かねてから申し上げている私の方針ですけれども、これについては東京都も全く賛同しておりまして、このモデル事業設置については全面的に協力してくれています。 これから後、おそらく児相を設置する区がいくつか出てきたとしても、限界ははっきりしていますので、当然ながら東京都との共同が続く、そしてその中で練馬方式がだんだん普及していくだろうと、私はそう理解しています。
 次に移ります。柱1の最後、18、19ページをご覧頂きます。教育です。教育については、記載のように色々なことをやっていきますけれども、特に19ページ、タブレットパソコン。これが、残念ながら練馬区はこれまで遅れておりましたので、2年度から始めて、4年度までに児童・生徒全員、約4万6000人全員にタブレットパソコンを利用できるようにしていきたいと考えています。来年度から開始いたします。
 以上が柱1です。

 次に柱2、高齢者です。22、23ページをご覧ください。
 特別養護老人ホームの開設・増設、それから都市型軽費老人ホームの開設・整備です。これはどちらも、特養も軽費も、練馬区は多摩も含めた都内の自治体で施設数が一番多いのですが、それをさらに増やしていくつもりです。こうした特養や軽費老人ホームは、いわば高齢者福祉のインフラですから、これをまず充実することが肝要だと考えています。そのための努力を続けていきます。
 次に24、25ページ、高齢者を見守り支える体制も、当然ながら並行して整備しなければなりません。ここに記載したような様々な施策を実施していきます。特に成年後見制度につきましては、これから練馬区社会福祉協議会を中心に、具体的に強化していきたいと考えています。
 25ページに「まちかどケアカフェ」が挙げてあります。これは、新たに自分で始めた事業ではありますが、これほど普及すると思わないぐらい、皆さん方にご利用頂いています。これを更に来年度7カ所増設して、合計30か所に拡大いたします。そして、コンビニ・薬局と連携した出張型のケアカフェも新たに4か所で開始し、合計9か所で実施します。

 続いて、3つ目の柱に入ります。障害者です。
 障害者政策も、私が区長になりましてから、充実に努めて参りました。特に、重度障害者グループホームにつきまして、これは親御さんたちが一番心配されている、親亡き後の安心を確保するための欠かせない施設ですので、令和3年2月に、新たに1か所整備をすることといたしました。かねて、色々なところでお話を申し上げていますが、私の行政担当者としてのスタートは障害者福祉と児童福祉です。児童福祉については先ほど申し上げましたが、障害者福祉についても、引き続き区長として全力を尽くしてきていきたい、そう考えています。
 32、33ページに参ります。セーフティネットの拡充です。子ども、高齢者、障害者だけではなく、色々な意味で困っていらっしゃる方に力を尽くしていきたい。特にこの中で、私になってから始めたのが「ひとり親家庭自立応援プロジェクト」です。率直に申し上げて、ひとり親家庭、特に母子家庭に対する、まだ根強い偏見があるような気がしています。これも行政として何とかしたいと思い、そこでひとり親家庭自立応援プロジェクトを平成29年度から始めた訳ですが、それを更に、33ページにありますように充実していきたい。生活支援、就労支援、子育て支援と、頑張っていきたいと思っています。
 続いて34、35ページ、病院の整備です。これもご存知のとおり、練馬区の一番の、最大の弱点の1つでした。これまで病床を増やすことは出来なかったのですが、これまで私が区長になって6年間で、34ページの上の囲みに記載のように、練馬駅のリハビリ病院、ねりま健育会病院、順天堂練馬病院、それから浩生会スズキ病院、と病床を増やして参りました。これを更に、34、35ページに1・2・3とありますように、順天堂練馬病院の増床と医療機能の拡充、練馬光が丘病院の移転・改築、そして高野台新病院の整備と、更に病床を増やして参ります。病床数については記載していますので、ご覧ください。
 続きまして36、37ページ。福祉保健の窓口改革です。これは後ほどお話しますけれども、「窓口から区役所を変える」と申しまして、区の窓口改革をもっと全面的に行いますが、その中の一環で、福祉・保健相談の窓口を改革していきます。
 36ページの1、2にありますように、調整するコーディネーターを設置して、全体を統括、指示させる。特に生活サポートセンターとともに取り組むことにいたします。そして、これを具体的に機能させるためには、保健相談所等によるアウトリーチ事業がなければ、絵に描いた餅になってしまいますので、そうしたアウトリーチ事業も合わせて充実していく。当然ながらコーディネーターと一緒に頑張る、生活サポートセンターについても、更に充実して参ります。

 次に参ります。柱4、「安全・快適、みどりあふれるまち」です。40、41ページをご覧頂きます。
 防災につきましては、練馬区は23区の中で比較的、総体的には武蔵野台地の上にあって安全な土地ではありますけれども、まだまだ木造密集地域も若干残っていたりと問題がありますので、引き続き力を入れていきたい。それを「攻めの防災」と称して、すでに始めていますが、そこに記載した諸般の事業を頑張っていきたいと思います。
 特に水害対策につきまして、41ページ上の囲み欄を見て頂きます。台風19号で大雨が降り河川が氾濫しましたが、この豪雨にも白子川の地下調節池、これまで整備してきた施設が有効に機能して、石神井川の氾濫を防ぐことが出来た、大変よかったなと思っています。ただ、勿論これで終わりではなく、まだまだこれからですので、40ページにあるように、白子川地下調節池など4か所の整理が完了していますが、更にそれに加えて、城北中央公園の調節池・環状七号線地下広域調節池、こうした整備をしていくつもりです。東京都と協力して、共同して、これも頑張っていきたいと思っています。
 次に42、43ページ、交通インフラです。これも、先ほど申しました病院とともに、練馬区の弱点の1つです、都市計画等の整備は著しく遅れ、また公共交通についても、公共交通不便地域が23区内では珍しくあるわけですけれども、これを進めて参ります。都市計画道路につきましては、東京都と共同で作った第4次事業化計画を着実に進めます。第4次事業化計画の最終年度となる令和7年度には、着手ベースで整備率80%まで上げていきたい、そう思っています。現在は50%ですけれども、それを頑張っていきたいと考えています。43ページに図示していますので、後で見て頂きたいと思います。
 次が44、45ページです、西武新宿線の連続立体交差化。着実に頑張っていきます。それから上石神井駅周辺地区のまちづくり、これもいよいよ本格化して参りますので、後でご覧頂きたいと思います。
 46、47ページは大江戸線です。46ページの1を見て頂くと、昨年10月16日に小池都知事と会談いたしました。その時の意見交換の場において、私が質問を申し上げて、大江戸線の延伸については事業化に関する検討を進めている、と初めて明確な回答を頂きました。
 そして47ページの1を見て頂きます。昨年12月、都が発表した「未来の東京戦略ビジョン」で、『関係者と事業化について協議・調整を進める』と初めて都の総合計画、都の全体の構想で初めて位置付けられました。これを受けまして、事業の熟度も、一番大江戸線が進んでいると認識していますので、近いうちに必ず着工に持っていきたい、そう考えております。
 次に48、49ページ、みどりです。みどりにつきましては、みどりのネットワークの形成を引き続き進めることと、新たにみどりを育むムーブメント、区民運動、市民運動でありますが、それを呼び起こしながら頑張っていきたいと思っています。
 49ページ右下を見て頂くと、そのための基金もリニューアルいたしました。これまでの一般的な基金だけではなくて、整備目的に応じて寄付できるようにしました。これは大変好評を頂いておりまして、同時期で比較すると、昨年の何倍かの寄付がすでに寄せられておりまして、今後も進めていきたいと思っています。

 それから5つ目の柱、「いきいきと心豊かに暮らせるまち」です。
 52、53ページの世界都市農業サミットについては、前回に詳しく申し上げましたので省略します。54、55ページ、「生きた農業と共存する都市農業のまち練馬」です。サミットの成功を受けて、更に都市農業の振興を図っていきたい。区長に就任しましてから、私は農水省・国交省には何度も足を運びまして、大臣等に談判をして参りました。その結果として、平成27年の都市農業振興基本法の制定から始まって、諸般の制度改革が行われました。私は、大きな制度改革はもう国がやってくれたかなと思っています。これを受けて、具体的な都市農業の振興を図るのが我々の責務であると思っています。そのため、ここに記載のような農の風景育成地区における取組の推進、それからJA東京あおばと連携した取組などを、これから進めて参ります。詳細はご覧ください。
 続いて56から57ページ、「練馬ならではの都市文化を楽しめるまち」です。就任以来、薪能を開始、真夏の音楽祭、花火フェスタを開催したりと、色々と努力してきましたが、練馬区は何しろ都市化が急速に進んだものですから、これまで文化施策をやる余裕がなかったのです。これを何とかしたい、と住民としてずっと思っていましたので、56、57ページの取組3つをやっていきたい。美術館再整備基本構想を策定して、これは委員会をつくって提言を頂きましたので、それをもとにして、近接するサンライフ練馬との一体化を図りながら、できれば、倍くらいの床面積の施設をつくってきていきたい、そう考えています。そして、単に大きくするだけではなくて、周りの商店街、美術の森緑地との一体化も図った施設をつくっていきたいと思っています。
 あわせて、2で挙げておりますが、(仮称)これからの図書館構想も策定していきたい。図書館については色々な問題がありますが、私は今、世界的に見ても、日本の中でも、図書のあり方自体が大きく変わりつつある。これだけの大きな情報化が進んでいる中で、これまでの図書館のあり方は厳しくなってきているなと思っていますので、これからの図書館構想を、美術館構想と一体でつくっていきたいと考えています。
 そしてもう一つ、映像文化のまち構想。練馬はアニメのまちだからアニメ振興策をやってほしい、というお話をしばしば頂きますが、ただ漠然とやっても、あまり意味がありません。練馬区には映像文化の長い歴史もありますから、そうしたものと一体となって、アニメも含めたまちづくりを進めていく。そのための構想づくりを、まずはしていきたいと考えています。
 それから、次に参ります。58、59、スポーツです。スポーツもいろいろやってまいりますが、特に、59ページ上部に記載のとおり、7月18日には、近隣区の中をまとめて、練馬区でオリンピック聖火リレーの歓迎のセレブレーションがあります。それを文化振興協会の理事長であるヴァイオリニストの大谷さんにプロデュース頂いて、誰もが楽しめる祝祭にして、オリンピックの機運を盛り上げていきたいと考えています。

 最後の6番目の柱に入ります。区民とともに区政を進める。
 一番大きな話は、そこにありますように、62から63ページですが、窓口から区役所を変えるということです。柱は3つです。1、フロアマネージャーを増員する、そして申請書の一括作成システムを導入する。区役所に来る方が一番困るのは、窓口ごとに申請書を書かなくてはいけない、どうしてもここに膨大な労力と時間がかかりますので、これを1か所で書けば、あとは全部一括で作成できるシステムを全区民事務所に導入いたします。それから、システム化の一環として、転出証明書を読み取り、自動で転入届を作成するシステムを導入します。当然それに伴い、3に記載のように、国民事務所のレイアウトを大きく変更してまいります。
 それから、最後です、64から65ページです。協働の取組。私は、参加から協働とずっと申し上げてまいりました。色々な形で努力して参りました。なかなか道は遠いのですけれども、町会や自治会の皆様と力を合わせながら、引き続き頑張っていきたい、そう考えています。最後についてはご覧頂きたいと思います。
 以上が6つの政策の柱でありました。

 66から67ページに、予算のあらましを書いています。
 令和2年度、2,826億7,100万です。一般財源については右のページに書いてありますが、69ページ、歳出を見ていただきます。歳出を目的別で見ますと、福祉やこどもに関する経費、保健福祉費や子ども家庭費、これを合わせ、それに教育も足しますと、68%ほどになります。そういう感じでありまして、これは大変、歳出も予算を圧迫する要因ではありますが、これは頑張らざるを得ないなと思っています。
 以上が、私からあらかじめ申し上げたい内容です。
 これからご質問をお受けしたいと思います、よろしくお願いします。

質疑応答

【記者】
 朝日新聞の杉原です、よろしくお願いします。保育サービスの件ですが、待機児童14人に対して、660人の定員増をするということで、これは、昨年秋の幼保無償化などの影響もあって、例えば、その事業増を見込んでいるとか、何か要因等はありますか。
【区長】
 無償化による影響は、一番注目しています。今は中間的な、まだちゃんとした確定数ではないので分かりませんが、今の中間の状況でいいますと、意外に増えないのです、全体としては。それは私も驚いています。
 この14名を始めとして、待機児の一番の原因は、ご本人、親御さんの希望と、それから入りたい保育所と実際の保育所の分とが一致しないことです。だから、それを解消するためには、できるだけ保育所数を増やす以外にありませんので、なかなか財政的には厳しいのですが、なんとか来年度で終わりにしたいと思っています。

【記者】
 日本経済新聞、亀です。今日は予算会見なので、所管に2点と区長に2点、4点質問します。
 まず児相の件ですけれども、都の職員が来る拠点ですが、定期的および必要時というのは大体週何回、これくらいの頻度、といったイメージというのはありますか。常駐という感じではないと思いますが。
【区長】
 私が今のところ聞いているところでは、毎日来るわけではありません。ただ、週何回とまでは聞いていませんが、実際上、事件が起きたら必ず来るし、何か勉強することがあれば必ず来る。現在、うちの区の管理職も1人、逆に児相センターに行っています。それも続けますから、連携を取りながら取り組んでいくことになると思います。
【記者】
 分かりました。それから子ども家庭支援センターの人員を8名増加ということですが、現状というか、発射台は何人でしょうか。
【司会】
 子ども家庭支援センターの人数ということですが、後でお調べをしてお知らせします。
(のちに補足あり)
【記者】
 防災、去年の台風災害がありましたのでお伺いします。防災無線の放送内容をねりま情報メールで自動配信、ということです、これは多分、やっている自治体はやっていると思います、珍しいのかなという気もしますが、どれくらいの珍しさなのかということと、そもそも、ねりま情報メールとの登録者数はどれぐらいいらっしゃるのか。
【司会】
 私が関わっていますので、細かいお話をさせて頂きます。登録者数ですが、災害があると、わっと増えて、そうでない時は減る、ということが今までの傾向でしたが、今年度については台風15、19号があった関係もあり、減らずにそのまま1万3~4,000というところで安定しています。情報メールでの配信は今までもやっておりましたが、防災放送無線の内容について、何を言っているかよく分からないというお問い合わせが、電話回線も含めて(多数あり)当日パンクしてしまいましたので、そうした時に、必要な情報をすぐに手に入れられるようにということで、今までやっていたものに反省を踏まえて、オンしている、という状況です。ですので、珍しくと映っているのかもしれません。
【記者】
 では、区長に2点お伺いします。1点目は待機児童のところです。今、この資料を見ますと、令和2年予定でゼロ人ということです、なかなかゼロと資料で書くのは思い切ったなと思いますが、このゼロというのは、ゼロになる見通しということでよろしいのでしょうか。
【区長】
 私は、こういうことを言うとお叱りを受けるかもしれませんが、今度はゼロだったと思っています、実際上。14人と言っても、中身の実態を見ますと。それを更に、今度660人増やしますので、これでゼロにならなければ困った話で、率直に申し上げて、なぜそう申し上げるかというと、手応えですよね、つまり、窓口での手応え、また色々な運動体との手応えです。私が区長になった頃は大変でした、つくれ、つくれの大変な運動だったのですけれど…。その効果が出てきたのだろうと、私は勝手に思っていますが、随分圧力が弱まってきたなと、議会でも運動としても。 そこを根拠に、後は何度も申し上げていますが、摩擦的な、いわば不一致ですから、これはご本人がどうしてもここでなくてはいけないというのを、そのまま受けてしまったら、とてもじゃないけどゼロになることはありませんので、ある程度、線を引きながらゼロにしていきたいと思います。
【記者】
 さらに政治的な質問です、今回の資料を見てみまして、大江戸線の延伸の件もそうですが、「小池知事との会議他による」みたいなことで、知事との連携が結構強調されているものになっています。都知事選挙もあと半年を切っているわけで、知事の意向、もともとのご地元でございますし、もう一つの区は積極的に、区長が支持を表明されていますが、現時点での都知事選への対応というのは、具体的に。
【区長】
 小池さんとは、小池さんが衆議院にいらした頃から、私は親しくさせて頂いておりまして、東京都になるときは、ほとんど存じ上げなかったですけれど。だから、いろんな話も頻繁にしてきて、個人的には大変親しいと思っています。ただ、当然ながら、私の支持基盤は自由民主党であり、公明党であり、元々はですね、今はもちろん、もっと広がったと思っていますけれども。そういう意味で言うと、そういう政治的な判断も当然しなくてはいけない。小池さんの都政をもちろん支持させて頂いていますが、選挙となると、これは、私が今どうこう申し上げることではないのかなと思いますので、そのことについてのお答えを差し控えさせて頂きます。

【記者】
 東京新聞の松尾と申します、よろしくお願いします。2点、お聞きをします。まず、1点目、予算編成全体的なことに関してお聞きします。
 基本的な編成の方針は資料の冒頭に記されていると思いますが、改めて区長として、新年度の予算案は、どういったところを重視して編成されたのか、ご自身として、特に拘っている点などがありましたら教えてください。
【区長】
 大変難しいご質問ですけど、私は長い間行政をやって参りましたので、練馬区に何が必要かということは、全くの素人の方よりは、多少は判断できるつもりです。それを具体的に示したのが、このみどりの風吹くまちビジョンでありまして、それをさらに、選挙も含めて、具体化したのは6つの公約の柱ですので、一般的に申し上げれば、この6つに掲げてある、これを当然ながら遵守して、予算編成をさせていただくということになるかと思います。
 行政というのは大変幅広いので、例えば、この時は大事だといったことが言えればいいのですがそれは言えません、6つを総合的にとしか、正面からご質問頂くと申し訳ないけれども、そう言うしかないのです。
【記者】
 ひとまず、1つ目の質問のご回答をありがとうございます。2つ目をお聞きします。資料の14ページ目、先ほども質疑で出た、新しい児童相談体制始動の項目に関してお聞きします。
 この新しい相談体制の始動は、趣旨としては、児童相談の強化充実ということになると思いますが、もう少しこれまでの体制では、こういったところで、不備というと言い方が失礼かもしれませんが、こういうところが難しいというか、課題があったので、今回こういう体制を設けることで、こういった効果というか、改善が図られる、そういったところをもう少し教えて頂けるとありがたいです。
【区長】
 今まで、色々な虐待対応などの失敗を見ても、一番の問題は、市町村、特別区でいえば、子ども家庭支援センターと、専門的、広域的調整機関である児童相談所との連携、つながりが難しかったと思うのです、最大の問題は。それをどうやって解決したらいいか。その答えの出し方が、今度区に児相をつくろうとする人たちは、区が全部やればいい、という判断をされたのだと思います。
 ただ私は、それは違うなと思っています。個々の特別区で広域的調整はできない、高度な専門的な人材を大量に持つことはできない訳です。そういう意味で、それぞれの特性を生かして、区の子ども家庭支援センターのきめ細かで身近な相談の支援体制と、東京都の広域的専門的支援体制を組み合わせることが大事で、その組み合わせをさきほど申し上げました。
 つくると言っている人たちは、区につくれば解決すると…そうはならないんです。例えば、要は子どもを一時保護して、一時保護する場所を1つとっても、どういう仕組みにしたらいいか、それは却って危ないわけです。虐待されている子どもを親が取り返しに来たりするわけです。場合によっては、警察と一体して逃がさなければいけない。それは広域的にやらざるを得ないのです。そうしたことから始めて、指導の内容を子ども家庭支援センターでは、子ども1人1人にむしろ優しく寄り添って対応するわけです、当然のことですね。児相もそうですけれど。
 そこに断絶があるのです。つまり、区に児童相談所を作ったとすると、これまで笑顔で接した職員が、これから急に、あなた施設に入りなさいとか里親に行け、と非情な決断もしなくてはいけない。そこの組み合わせが、同じ施設では難しいのです。
 だから私は、一部の区の皆さんが言っているような、区に作ったら全部一体的にできていい、とは全く思いません、逆だと思います。その2つの理由ですね、一番難しいのは。
【事務局】
 先ほどの質問に補足で説明させて頂きます。まず1点目、子ども家庭支援センターの人員8名増、の現在ベースが何人かというご質問です。約60名です。約、と申し上げるのは何故かというと、常勤ばかりではないため、換算すると難しいので、約60名にプラス8名とご理解頂ければと思います。
 また児相の職員が出張で来て頂けると、いうお話です。児相のメンバーは、練馬区担当が約20名、そのうち3~4名が週1回は必ず来る、必要に応じて、それ以上、会議があればまた来るということで、週1回は3~4名が必ず常駐するという体制です。
【司会者】
 よろしいでしょうか。児相につきましては、昨年度にプレスリリースもさせて頂きました、テレビ会議も週に1回のペースで、また困難事例の時はその場でということで、もう既に試験的な試行も始めているという上でこうした状況になっています。

【記者】
 朝日新聞の杉原です。17ページに、学童クラブ、小学生の放課後居場所対策について書いてあります。ねりっ子クラブというのが放課後児童クラブに当たると思いますが、こちらの、定員のある学童クラブをなくして全児童対策にしようとしている区がたくさんありますが、練馬区としては、将来的にも待機児童が増えるなかで、定員なしに、青天井に子どもを受け入れるというわけではなく、ねりっ子クラブを全校実施、これからも増やしていくという方向性でしょうか。
【区長】
 今お話があったように、この資料にも書いてありますけれども、ただ数を増やせばいいという訳にはいかないと思います。区によっては、自治体によっては、大量の子どもがやってきて大混乱しているようなところもあるわけです。私たちは、学童クラブの質はちゃんと質として維持をしながら、内容を改善して、良くしていきたい。そういう意味で、定員をなくすことは絶対しませんし、ねりっ子クラブを中心にしてやっていきたい。
【司会者】
 ほかにございますか。よろしいでしょうか。
【区長】
 長時間ありがとうございました。どうか今年もよろしくお願い申し上げます。

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