平成29年4月25日 第3回区長とともに練馬の未来を語る会(相談情報ひろば「ふろしき・ねこの手」)
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- 平成29年4月25日 第3回区長とともに練馬の未来を語る会(相談情報ひろば「ふろしき・ねこの手」)
ページ番号:500-314-071
更新日:2017年5月30日
相談情報ひろば「ふろしき・ねこの手」の皆さまと懇談しました
懇談の様子
「練馬区相談情報ひろば」は、地域の方々の交流の場であり、身近な地域の相談窓口・情報提供の場です。今回は、相談情報ひろば「ふろしき・ねこの手」の運営に携わっている5名の皆様と、相談情報ひろばの運営と地域に関わるさまざまな課題についてご意見やご提案を伺いました。
【主なご意見・ご提案】
- 1992年に、地域で暮らす市民の立場から、たすけ、たすけられる一人二役の仕組みづくりをめざして「ふろしき」を発足。名称には地域にお住いの方々のお困りごとをみんなで温かく包みたいという想いを込めている。当初は介護保険もなく、地域の方々のニーズに合わせたサービスを提供していた。2000年の介護保険法施行後は、介護保険事業に参入し、介護事業と、発足の主旨である地域への貢献を車の両輪として活動を実施。発足から25年経ち、介護事業に携わることができなくなったメンバーが、それまで培った経験と知恵を活かして、‘ねこの手でも借りたい’家庭に、ちょっとしたお手伝いをすることで自立した生活を続けていただきたい、との想いで立ち上げたのが「ねこの手」である。
- 2015年10月に「相談情報ひろば」を受託。地域の方々が気軽に入りやすくなるようにと、手作り品を売る小さなショップも開設した。さらに、多くの方々の居場所になるよう、2016年10月からは週5日の常設型とし、「ふろしき食堂」、「お茶会」、「お習字の会」や認知症の方向けの「オレンジカフェ」を定期的に開催した。その結果、昨年度は800人の方に利用していただいた。企画がない日でも常連さんが訪れるようになり、徐々に地域とのつながりもできてきた。今後も、さらに充実した交流の場、居場所にしたいと思っている。また、こうした場が地域のあちこちに広がっていくとよいと思う。
- ふろしきは、団体として町会に加入していて、班長も引き受けている。これまでは、町会掲示板には、練馬区からのお知らせしか掲示されていなかったが、ふろしきの毎月のお知らせを町会掲示板に貼らせていただけるようになった。町会便りに紹介されたこともある。商店街活動にも参加し、地域とつながりを感じている。
- 10年前から子育て支援を目的に「だるまちゃん広場」を開設している。当初月一回のペースで開設していたが、子育てのひろばとして定着しなかった。そこで、一昨年から、子どもの預け合いをプラスした新しいタイプのサークル「なかまほいく」を始めた。「なかまほいく」は、全10回開催するもので、最初の3回を親子全員が一緒に交流する回とし、残り6回は半分のお母さんが子ども達全員を見守り、もう半分のお母さん達はお茶をしたり、手芸をしたり自分たちがやりたいことを楽しむ。最後の回は再び親子全員で集い、親睦を深めあう。利用者は、0~3歳児の保護者で、「ほかのお子さんを見て自分の子のこれからを想像できて参考になる」「毎週集まれてうれしい」などと、大変喜ばれている。現在、12組の親子が利用している。
- 私たちが子育てをしていた頃は、友達同士で互いの子どもを預かり合い「なかまほいく」のようなことを自然とやっていた。今のお母さんたちにもきっかけをつくってあげることで、そこからよい関係性がつくられている。「なかまほいく」には、練馬区民だけでなく、板橋区や所沢市から来る方もいる。それだけ、子育て中のお母さん方にとっては、他のお母さん方と接する居場所が必要であり、大切なのだと実感する。
- 「なかまほいく」のお母さん方は、回を重ねるごとに自主的に運営するようになっている。今年度は、「なかまほいく」を活用し、お母さん方にも、ふろしきの仕事に関わってもらえるような仕組みをつくっていきたい。そのためには、自宅で子どもを預かった場合などにも対応できる保険制度などが整えられたらよいと思う。
- 「こども食堂」は、満足なご飯が食べられない子やティッシュペーパーをかじっている子がいるというニュースを見たことなどをきっかけに2年前に開設した。月に1回だけでも温かい食事をおなかいっぱい食べてもらう、ただ食事をするだけではなく、食事前には手を洗い、陶器の食器に盛りつけられた食事をみんなで楽しく食べてもらう。このような雰囲気の中、こどもたちは自然に一緒に遊ぶようになり、母親たちは安心して情報交換をする。スタッフはさながら実家のおばあさん役で、和やかな多世代交流の場となっている。
- 「こども食堂」の課題は、本当に困っている方にもっと利用してもらうこと。窓口担当者が毎月練馬区のひとり親家庭や生活保護受給者の担当職員を訪問し、1人でもそういう人に繋げていただくようお願いしている。スクールソーシャルワーカーにも見学に来ていただき、必要な家庭への紹介をお願いしている。中々声を掛けづらいとも聞いているが、口コミが一番良いと思っている。最近は、ひとり親の家族の利用者が増え、当初の目的に近い形になってきている。
- 「なかまほいく」や「こども食堂」は、参加費をいただいているが、利用者の方にいろいろ提供する中で、収支の差し引きはほとんどゼロ。こども食堂のスタッフはすべてボランティアだ。
- 今後もさらにどこかとつながりを持ちながら、何らかの形で練馬区と協働していけたらと思っている。
ご参加いただきました皆さま、本当にありがとうございました。
お問い合わせ
区長室 広聴広報課 広聴担当係
組織詳細へ
電話:03-5984-4501(直通)
ファクス:03-3993-4106
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