平成29年8月31日 第17回区長とともに練馬の未来を語る会(町会連合会支部会第1支部)
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更新日:2017年10月2日
「町会連合会支部会第1支部」の皆様と懇談しました
懇談の様子
練馬区町会連合会は、「各地域自治組織の発展と相互の連絡調整を図り、区民の生活の向上と福祉の増進に寄与すること」を目的とした区内町会・自治会の連合組織です。平成29年4月現在、区内町会・自治会250団体のうち約220団体が加盟しています。
平成21年度から、区内を17地域に分け、それぞれの地域に支部組織を設けています。支部ごとに情報交換等を行い、各町会・自治会が地域の課題解決に向けて取り組んでいます。
今回は、桜台地域集会所において、第1支部(旭町、小竹町、栄町、桜台、羽沢等)を構成する町会・自治会の代表11名の皆様から、町会・自治会の運営等に関わるご意見、ご提案をいただきました。
【主なご意見・ご提案】
- 小中学校のPTA会長に町会に加入してもらうようにしている。まず学校に行ってコミュニケーションを取ることが大切。事業も親子で参加できるブルーベリー摘みや菜園事業を取り入れ、その活動の中で若い世代とのコミュニケーションを取ることで町会への理解が深まり、口コミで自然と町会のことが広まっていく。町会内では高齢化が進んでいるが、若い人は比較的増えていると思う。
- 加入率向上を目指して何かを行うためには、できることを積み上げていく必要がある。
- 加入率の低下は全町会同じ悩みだが、町会が何を目指して、どう活動していくのか、その目的が大切である。町会そのものに興味のない方に何をやっても効果はない。1つの町会でできること、地域でできることを大きく仕分けして、前に進むという意思を共有し、実行していくことが重要である。いろいろと前に進めていく際に、町会・自治会等に関わる区の内規が壁になることが多い。できない理由をルールのせいにする傾向がある。
- 町会では65歳は若手である。定年退職した公務員の情報を、本人の了解の下、町会に提供してほしい。そうすれば町会からその人にアプローチできる。
- 実際に地域にお願いしたい方がいても、今では70歳くらいまで働いていて、お願いできないこともある。
- 声掛けの努力不足も一つの原因であるが、自治会加入率は5割もいっていない。勧誘に行っても加入しない方、退会される方の理由は「加入のメリットがないから」である。防災活動などにおいても、目に見えるメリットを考えているが、区にも協力していただきたい。
- 加入率の低下も課題だが、運営を担う人材難が一番の問題であると思う。人材がいれば、そこからすそ野を広げるように組織づくりができる。お祭りなどの事業の応援スタッフは、いろいろと声をかけてお手伝いをお願いし、何とか体裁を整えているが、町会の運営そのものを担う方が見つからない。
- 全町会の課題であるが、町会の加入率が低い。特に集合住宅の居住者は町会に加入しない。他区市では条例を制定し、加入促進に努めていると聞く。過去にこうした意見をしたが、まったく進展していない。町会への加入にある程度強制力をもたせる条例を制定することはできないか。
- 新築の集合住宅についてはパンフレットを配布するなどして町会のPRをしていくことができるが、既存の集合住宅へのアプローチは難しい。具体的には246戸の集合住宅のオーナーに話をした際、オーナーには町会費を払っていただけたが、「他の入居者には個別に話をしてほしい」と全世帯分の一括加入を断られてしまった。条例ができれば、加入促進につながるのではないか。
- 加入促進に向けて、自分たちで出向き、活動について説明していく必要があると思っている。いきなり加入をお願いするのではなく、まずは活動への参加を呼びかけている。戸建て住宅はだいたい加入してくれる。集合住宅についてはデベロッパーは建てて売って終わりというところが多いので、設計会社や確認申請を受ける機関に対しても、町会・自治会への加入案内の協力を強く求めるような規定があるとよい。町会としても何らかの役割を果たしていきたい。
- 集合住宅のオーナーは、その地域に住んでいないケースもあり、業者任せになっているが、業者はその場限りの対応が多い。
- 戸建てはよいが、集合住宅が問題である。区は建設業者に町会と接触するように話してくれていると思うが、難しいところがある。町会も自ら足を運んで、活動の説明もしている。うまくいかないときもあるが、災害時の話をすると入ってくれることもある。
- 建設会社ではなく、管理会社にアプローチした方がよいのでは。
- 都営住宅の建替えにより、一挙に加入者が減少した。
- 都営住宅には自治会があり、地域の町会に入らないところもある。
- 敬老祝いをもらうときだけ参加する住民もいる。
- 私の町会は、先輩方のご努力により、加入率は80%を超えている。しかし、選挙の投票率が非常に低い。都知事選のときも低かった。全投票所中、下から4~5番目。投票率向上に向けて区にご指導いただけるとありがたい。
- 相続により宅地が細分化されている一方で、空き家や空き室も増えている。町会会館を所有していないため、空き家や空き室を町会のちょっとした会議スペースに使用できないか。それを借りるための補助制度を検討していただけるとありがたい。
- 「遊休地を地域に無償提供してほしい。そうすれば固定資産税の免除も受けられる」と、所有者に話をしたが、折り合いがつかなかった。私の町会は昔からあった町会会館を引き継いで、そこで会議などを行っているが、会館が無く困っている町会も多いと思う。
- ある区では、小さな公園にも必ずトイレが設置され、古いトイレでもきれいに管理されている。練馬区でも小さな公園にトイレを設置した方がよいと思う。公園のトイレが汚いので、きれいに管理してほしい。
- 公園のトイレはあったほうが便利だが、管理が大変である。トイレットペーパーを持っていかれるので、ホルダーをつけたほうがよいと思う。
- 和式トイレも多く、使えない子供たちが多くいる。洋式化をお願いしたい。
- 旭丘一丁目にも2か所の小さな公園があるが、トイレがない。トイレの設置要望をしても、区からは周辺住民から同意を取るようにと言われる。うち1か所は中野区と比べると設置できる広さであると思う。
- 災害時に備えて公園にトイレの設置をお願いしたい。
- 商店街で、一般の方にトイレを開放しているお店に、その表示をしていただくことも一案ではないか。
- 当町会では地域猫活動に力を入れている。昨年から開始し、これまで57匹を捕獲した。練馬区でも去勢・避妊の補助金制度はあるが、獣医師会加盟動物病院に限定されており、使い勝手が悪いので、NPO法人が経営する杉並区の病院まで足を運んでいる。昨年まで4,000円かかっていたが、今年から当NPO法人がクラウドファンディングで資金を集めて、去勢・避妊手術が無料となり、大変助かっている。練馬区においても同じような仕組みができないか。
- 私も地域猫ボランティアに登録している。現在の制度では、練馬区の獣医師会に加盟している区内の病院に連れていくと補助金が出ることになる。金額はメス10,000円、オス5,000円。
- 今日お話ししたのは当町会の状況であるが、区内に1万匹はいると言われている。エサやりをする人はどの地域にもいるため、この問題は他の地域にも広がっていく。ぜひ検討をお願いしたい。
- 旭丘地域集会所には自転車置き場がないが、自転車で来る方が多くて困っている。
- 環七から江古田に向かう千川通りに、車が歩道に侵入しないように、鉄のパイプが数本立っているが危ないと感じる。練馬に向かってはオープンスペースがあり、自転車も通行しやすい。江古田の方も自転車専用道路を連続して整備した方がよいと思う。
- グリーンベルト(千川通り)は、3~4年前まで、よくゴミが捨てられていた。町会では、きれいな街並みをつくるために、東京都第四建設事務所から年間8万円の補助を受けて、花を植えている。桜台駅から練馬方向へ向かって400mくらいが町会の区域で、現在150m植え終えた。朝晩の水やりを率先してやってくれる人も15名ほど集まってきた。桜台から豊玉へ行く人もこの道を通るようになった。さらに花を植えるためには、土をかさ上げしないといけないので、土代がけっこうかかる。この土代について区で少しでも負担してくれないか検討してほしい。可能であれば江古田の方までグリーンベルトを花の道路にしたい。
- 旭丘にある桜並木で、根っこが伸び、道路が盛り上がっている箇所がある。都道であるが、植えたのは練馬区である。危ないので何とかならないか。
ご参加いただきました皆さま、本当にありがとうございました。
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区長室 広聴広報課 広聴担当係
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ファクス:03-3993-4106
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