平成29年5月22日 第7回区長とともに練馬の未来を語る会(大一男組)
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ページ番号:798-734-005
更新日:2017年6月12日
児童の安全を守るため活動している「大一男組」の皆さまと懇談しました
懇談の様子
「大一男組」は、平成25年6月、大泉第一小学校(大泉町3丁目)に通う児童が校門前の路上で刃物を持った男に切りつけられる事件が発生したことをきっかけに、同年9月にPTAと保護者の有志によって結成されました。大一男組では、地域の安全を確保するため、防犯パトロールだけでなく、朝市や親子スポーツ大会、お祭りなど、顔の見える関係を築いています。
現在は、主に20名で活動しており、この日は6名の方々に、区役所会議室において、地域の安全に関わるさまざまな課題などについてご意見やご提案を伺いました。
【主なご意見・ご提案】
- 平成25年6月、大泉第一小学校の1年生(現在5年生)3名が、校門を出てすぐの場所で中年の男性に手や首を切り付けられる事件が起きた。当時の学校長から「犯罪から子どもたちを守るには、男手も必要だ」と相談を受けると同時に、保護者も奮い立ち、同年9月に児童の保護者7~8名で「大一男組」を発足した。現在は、40歳代の保護者を中心に30~40名が名簿登録しており、そのうち半数は女性だ。日頃は20名で活動している。
- 団体名称は、事件をきっかけに設立したこともあり、緩い感じにならず、プライドが持て、しっかりとした名前にしたいと思い、「大一男組」とした。女性メンバーからも、「まったく抵抗はない。むしろ男親が主体的に活動に関わってくれて嬉しい」と言われている。
- 活動は、義務になると、負担につながり、長く続かなくなってしまう。無理のない範囲で、参加できる者が自発的に活動することが大事だ。
- 活動にあたり、大一男組とPTA、学校、町会、商店会、区危機管理課、警察で構成される防犯防火連携組織「あんしん大一」から、護身術の指導も受けている。一緒に防犯パトロールも行っている。
- 大一男組・あんしん大一を立ち上げたとき、町会の方から、「PTAは学校のことだけやっていて、町会・町内のことに関わっていない。何かあったときにだけ頼まれても困る。普段のつながりがなくては」と言われ、「確かに」と反省した。そこで、地域の行事に参加しようと、大泉町三丁目町会のお祭りや北大泉商栄会主催の朝市にも参加した。朝市については、大一男組が参加し始めてから、子どもたちだけでなく、その父母、祖父母も参加するようになり、大変賑わうようになった。商栄会会長からも「朝市が賑やかになっただけでなく、地域で顔の見える関係がひろがった」と感謝されている。
- 大一男組では、設立以来、これまでの全ての会合の議事録を作成し、全会員に配布している。イベント等の反省会も行い、経験も積み上げられている。俗にいうPDCAをしっかり行って、少しずつ運営内容を改善している。一方で、防災活動のように、分からずに取り組めていないところもある。
- 大泉第一小学校でも防災訓練もやっているが、同じことの繰り返しだけになっている。今年は、今までとは違う形の防災訓練も実施する方針で動いている。道具の場所や使い方は分かっているが、震災が発生したときの被害を想定し、大一男組やPTA、区・学校職員の方が、それぞれどういう役割を果たさなければいけないのかを決めて、通しでシミュレーションをする価値はあると思う。実際起きてみたら想定どおりにいかないと思うが。
- 区内全小・中学校99校の避難拠点運営連絡会の一般的なマニュアルはあるが、大泉第一小学校避難拠点独自のマニュアルはない。夜中に地震が起きたときに、誰が学校を開けるのか、高齢の方、乳幼児を子育て中の方、障害をお持ちの方などをどの部屋に誘導するのか、そうしたいろいろなことを想定したマニュアルを作っていきたい。ゼロからみんなで考えていくことが地域のためになると思う。
- あんしん大一として、地域のパトロールに参加している。あんしん大一の黄緑色のビブスは、学校に作ってもらい、それを身に着けてパトロールをしている。ビブスを着ていると子供たちに声をかけても不審に思われず、子供たちもビブスを着ている人に話しかけてくる。悪用されないように番号での管理もしている。
- パトロール活動は地域の犯罪抑止に効果があると思う。現に、石神井警察署からも、大泉地域での犯罪は減ったと聞いている。パトロール活動によって、町会の人とも顔の見える関係ができ、セーフティーネットを広げることもできたと思う。
- 地域における様々な活動を作つくり上げてきた人たちは大変だったと思うが、維持するだけではいけない。今後とも、楽しみながら活動し、地域社会の活性化につなげていきたい。地域の方々にも、是非大一男組を利用していただきたい。
- 大泉第一小学校だけではなく練馬区として体育館にエアコンの設置を検討していただきたい。子どもたちのこともあるが、震災時に避難拠点になることを考えれば、整備が必要と思う。
ご参加いただきました皆さま、本当にありがとうございました。
お問い合わせ
区長室 広聴広報課 広聴担当係
組織詳細へ
電話:03-5984-4501(直通)
ファクス:03-3993-4106
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