マイコプラズマ肺炎に注意しましょう
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更新日:2024年11月1日
【都内のマイコプラズマ肺炎の報告数が過去最多となりました】
マイコプラズマ肺炎は、幼児、学童期、青年期を中心に全年齢で流行し、また、1年を通してみられ、秋冬に増加する傾向があります。従来は、ほぼ4年周期で流行を繰り返してきました。
都内25か所の基幹定点医療機関から報告された患者数は、令和6年(2024)第38週(9月16日~22日)に、70人(1定点当たり2.80人)となり、感染症法が施行されて現行の統計が開始された1999年以来、最も高い値となっています。
マイコプラズマ肺炎の感染経路は、主に飛沫感染と接触感染です。他の細菌性肺炎と比べて軽症で済む人が多いですが、まれに重症化することもあるので注意が必要です。
予防、拡大防止のために、こまめな手洗いや咳エチケット等の基本的な感染防止対策を一人ひとりが心がけてください。咳が長引くなどの症状がある時は、医療機関を受診しましょう。
マイコプラズマ肺炎の報告数が過去最多となりました(東京都)(外部サイト)
マイコプラズマ肺炎とは
マイコプラズマ肺炎は、細胞に寄生する極めて小さな細菌であるマイコプラズマ・ニューモニエによる感染症です。幼児、学童期、青年期を中心に全年齢で1年を通して報告があります。
細菌を含むしぶき(飛まつ)が患者のくしゃみや咳で空気中に放出され、それを吸い込む、あるいは手指を介して接触することにより感染します。
潜伏期間は2~3週間と比較的長く、発熱、全身倦怠感、頭痛などの初発症状が現れた3~5日後に乾性の咳がみられます。咳は経過に従って徐々に増強し、解熱後も3~4週間程度続きます。重症化することや、無菌性髄膜炎、脳炎などの中枢神経系症状、中耳炎などの合併症がみられることもあります。
多くの場合は自然に軽快しますが、重症化した場合には、マクロライド系などの抗菌薬で治療します。
マイコプラズマ肺炎の流行状況(東京都感染症情報センター)(外部サイト)
予防のポイント
こまめな手洗いや咳エチケット等の基本的な感染防止対策を一人ひとりが心がけてください。
咳が長引くなどの症状がある時は、医療機関を受診しましょう。
関連情報
マイコプラズマ肺炎(東京都感染症情報センター)(外部サイト)
お問い合わせ
健康部 保健予防課 感染症対策担当係
組織詳細へ
電話:03-5984-4671(直通)
ファクス:03-3993-6553
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