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劇症型溶血性レンサ球菌感染症

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  5. 劇症型溶血性レンサ球菌感染症

ページ番号:215-019-677

更新日:2024年9月10日

劇症型溶血性レンサ球菌感染症とは

 劇症型溶血性レンサ球菌感染症は、レンサ球菌による感染症です。
 通常は、レンサ球菌に感染しても無症候のことも多く、ほとんどは咽頭炎や皮膚の感染症にとどまります。しかし、稀に通常は細菌が存在しない組織(血液、筋肉、肺など)にレンサ球菌が侵入し、急激に症状が進行する重篤な疾患となることがあります。
 小児が多く罹患するA群溶血性レンサ球菌咽頭炎とは区別されます。
 感染経路は不明な場合も多くありますが、上気道感染や創傷感染等があります。
 初期症状としては、発熱や悪寒などの風邪様の症状、四肢の疼痛や腫脹、創部の発赤などが見られます。発病から病状の進行が非常に急激かつ劇的で、筋肉周辺組織の壊死を起こしたり、血圧低下や多臓器不全からショック状態に陥り、発病後数十時間で死に至ることも少なくありません。
 治療は、集中管理のもと、抗菌剤によって行われます。筋膜炎の場合は、壊死を起こしている部分を切除し感染の拡大を防ぎます。重症化のリスクを下げるためには、早期に治療を開始することが重要です。
 

予防のポイント

 傷を清潔に保ち、創部の発赤や腫脹、痛み、発熱など、感染の兆候が見られた場合には、直ちに医療機関を受診して下さい。

関連情報

お問い合わせ

健康部 保健予防課 感染症対策担当係  組織詳細へ
電話:03-5984-4671(直通)  ファクス:03-3993-6553
この担当課にメールを送る

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