ジカウイルス感染症について
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更新日:2017年5月18日
米国の一部や中南米、カリブ海領域で流行が持続し、アジアや南太平洋地域で、ジカウイルス感染症(ジカ熱)が確認されています。
ジカウイルス感染症はジカウイルスを持った蚊(ネッタイシマカ・ヒトスジシマカ)に刺されることによって感染します。
症状は、軽度の発熱、発疹、結膜炎、筋肉痛、関節痛、倦怠感、頭痛などです。また、感染しても全員が発病するわけではなく、症状がないか、気づかないこともあります。
現在、ワクチンはありません。特別な治療法はなく、症状に応じた対処療法が行われます。
ジカウイルス感染とギラン・バレー症候群*との関連性が明らかになっており、また、小頭症などの先天性障害を起こすことがあるとされています。
*ギラン・バレー症候群:急性の末しょう神経障害で、運動麻痺を起こし、両手両足に力が入らなくなり動かせなくなります。症状は遅くとも1か月以内にピークに達し、その後徐々に回復、6~12か月で多くの患者はほぼ完全に回復します。
流行地域
下記の厚生労働省のサイトで最新情報をご確認ください。
妊婦と妊娠予定の方へ
ジカウイルスの胎内感染により、出生児や胎児に小頭症などの先天性障害を起こすことがあります。妊婦及び妊娠の可能性がある方は、可能な限り流行地域(*流行地域参照)への渡航を控えてください。
※世界保健機関(WHO)は、2016年3月8日、妊婦は流行地域への渡航をすべきではないと勧告しています。
流行地域へ渡航される方へ
流行地域へやむを得ず渡航する場合は、長袖、長ズボンを着用して、虫よけ剤を利用するなど、蚊に刺されないように注意してください。
性行為により男性から女性パートナーへの感染した事例が報告されています。性行為感染のリスクを考慮し、流行地域に滞在中は症状の有無にかかわらず、性行為の際にコンドームを使用するか性行為を控えることを推奨します。
流行地域から帰国された方へ
流行地域からの帰国者は、症状の有無にかかわらず、他の方への感染を防ぐために、虫よけ剤の使用など蚊に刺されないための対策を少なくとも2週間程度は特に注意を払って行うことを推奨します。
流行地域において、蚊に刺されてから数日後に、症状が見られた場合は、医療機関を受診してください。
性行為により、男性から女性パートナーへ感染した事例が報告されています。
流行地域から帰国した男女は、症状の有無にかかわらず、最低6か月間は、パートナーが妊婦の場合は妊娠期間中、性行為の際にコンドームを使用するか性行為を控えることを推奨します。
蚊の発生防止対策について
ジカウイルス感染症の国内感染は報告されていませんが、国内で生息するヒトスジシマカ(ヤブカ)もジカウイルスを媒介するため注意が必要です。普段から蚊が発生しないよう、可能な範囲で防火対策を心がけましょう。
ご家庭等での蚊の対策については、こちらをご覧ください。
関連情報
東京都感染症情報センター「ジカウイルス感染症」(外部サイト)
お問い合わせ
健康部 保健予防課 感染症対策担当係1
組織詳細へ
電話:03-5984-4671(直通)
ファクス:03-3993-6553
この担当課にメールを送る
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