デング熱
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更新日:2024年5月9日
デング熱とは
デング熱は、デングウイルスを持った蚊(ネッタイシマカ・ヒトスジシマカ)に刺されることによって生じる感染症です。デングウイルスをを媒介する蚊が生息する地域は、アジア、中南米、アフリカを中心に、全世界で年間約1億人の患者が発生していると推測されています。日本でも、海外で蚊に刺され、帰国して発症する人(輸入症例)が毎年200例前後報告されています。
また、平成26年には約70年ぶりに、海外渡航歴の無い症例(国内感染症例)が162例報告され、国内でも注意が必要です。
症状
典型的には、蚊に刺されてから2日から15日(多くは3日から7日)の潜伏期間の後、高熱(38度から40度)・頭痛・眼窩痛・関節痛・筋肉痛・発疹などを呈します。
1週間ほどで解熱し、予後は良好な疾患ですが、このような症状が出たときは、すぐに医療機関を受診してください。
予防のポイント
予防接種はありません。予防のポイントとして、蚊に刺されないようにすることが大切です。屋外に出るときは肌の露出をできるだけ避け、虫除けスプレー等を適切に使用する事、室内で過ごす際は網戸やエアコンを使用する等の工夫をしましょう。
蚊の発生防止対策について
日本にはデング熱の主たる媒介蚊のネッタイシマカは常在していませんが、媒介能力のあるヒトスジシマカは日本のほとんどの地域に(青森県以南)に生息しています。このことから、仮に流行地でウイルスに感染した発症期の人(日本人帰国者ないしは外国人旅行者)が国内で蚊に刺され、その蚊がまた他者を吸血した場合に、感染する可能性があると考えられます。
普段から蚊が発生しないよう、可能な範囲で防蚊対策を心がけましょう。
ご家庭での蚊の対策については、こちらをご覧ください。
関連情報
※デングウイルスの媒体となる蚊
ネッタイシマカの写真(国立感染症研究所昆虫医科学部)(外部サイト)
ヒトスジシマカの写真(国立感染症研究所昆虫医科学部)(外部サイト)
お問い合わせ
デング熱に関するお問い合わせ(平日午前8時30分から午後5時15分まで)
・健康部 保健予防課 感染症対策担当係
電話:03-5984-4671
ファクス:03-3993-6553
・豊玉保健相談所 電話:03-3992-1188 ・北保健相談所 電話:03-3931-1347
・光が丘保健相談所 電話:03-5997-7722 ・石神井保健相談所 電話:03-3996-0634
・大泉保健相談所 電話:03-3921-0217 ・関保健相談所 電話:03-3929-5381
蚊に関するお問い合わせ
健康部 生活衛生課 環境衛生監視担当係
電話:03-5984-2485
ファクス:03-5984-1211
この担当課にメールを送る(新しいウィンドウを開きます)
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