HIV・エイズ(後天性免疫不全症候群)について
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更新日:2024年7月5日
HIV・エイズとは?
エイズは性交渉の経験がある人であれば、だれでも感染する可能性があり、HIV(ヒト免疫不全ウイルス)によって引き起こされる感染症です。HIVは免疫の司令塔の役割を持つ細胞(CD4陽性リンパ球)に感染し、その細胞内で増殖します。HIVに感染したCD4陽性リンパ球は次々と破壊されていきます。
しかし、HIVに感染してもすぐに免疫の力は弱くなりません。CD4陽性細胞は壊されてもすぐに新しく作られるからです。そのため、感染初期は、自覚症状もほとんどなく、検査を受けない限り、HIVに感染したことに気づきません。感染していても特徴的な症状が出ていない人をHIV感染者といいます。
HIV感染に気づかず、治療をしないでいると、HIVが徐々に増えていき、免疫機能が低下するため、免疫機能が正常な時にはかかりにくい感染症や悪性腫瘍にかかったりします。このような病気にかかった状態を、エイズ(後天性免疫不全症候群)といいます。
HIVに感染しているかは、検査を受けないとわかりません。
近年は検査を受けていないためにHIVに感染していることに気づかず、エイズを発症してから治療を受ける事例も多くなっていると考えられています。
早期に発見し適切な医療を受けることでエイズの発症を抑えることができます。また、感染予防のためにも検査を受けることは大切です。
どうやって感染するの?
HIVの主な感染経路は次の3つです。
1 性行為(膣・口腔・肛門性交)による感染
2 お母さんから赤ちゃんへの感染:出産、授乳による感染
3 血液による感染:輸血、注射器の共用など
HIVの感染力は弱く、唾液や汗などにも含まれないことから日常の社会生活で感染することはほとんどありません。感染経路として最も多いのは性行為による感染です。
感染の予防方法は?
注意することは次の2つです。
1 予防のポイントはコンドームを使用することです。また不特定多数との性行為は感染
リスクが高いため気を付けましょう。
2 麻薬や覚醒剤等の注射器の回し打ちをしない、カミソリや歯ブラシ、ピアスなど血液
が付く可能性があるものは共用しないようにしましょう。
感染の心配があるときは?(HIV・性感染症の検査)
HIV抗体検査・梅毒検査(HIV抗体検査と同時実施)は、豊玉保健相談所にて匿名・無料で実施しています。6月と12月はクラミジア、淋菌も合わせて検査できます。希望する方は、事前に電話で予約してください。また、東京都新宿東口検査・相談室では平日夜間・土曜日および日曜日にも検査を行っています。
なお、正確な検査のためには感染の機会があってから、3か月経過してから検査を受けてください。
検査・相談についてのお問合せ先
練馬区豊玉北5丁目15番19号
東京都新宿東口検査・相談室(HIV・梅毒検査)(外部サイト)
新宿区歌舞伎町2丁目46番3号 SIL新宿ビル2階
西武新宿線西武新宿駅北口徒歩1分
JR山手線新大久保駅徒歩5分
都営大江戸線新宿西口駅D3出口徒歩7分
JR新宿駅東口徒歩10分
東京都多摩地域検査・相談室(HIV・梅毒検査)(外部サイト)
立川市柴崎町2丁目21番19号(東京都立川福祉保健庁舎内2階)
JR立川駅徒歩約9分
多摩モノレール立川南駅徒歩7分 多摩モノレール柴崎体育館駅徒歩9分
レッドリボンをご存知ですか?
レッドリボンは、HIV感染者・エイズ患者への理解と支援の意思を表すシンボルです。あなたが、エイズに関して偏見を持っていない、エイズと共に生きる人々を差別しないというメッセージです。
レッドリボンの意味を知り、レッドリボンを身につけることによって、エイズについて、みんなで考えましょう。
関連情報
お問い合わせ
健康部 保健予防課 感染症対策担当係
電話:03-5984-4671(直通)
ファクス:03-3993-6553
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