百日咳に注意しましょう
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更新日:2024年4月1日
百日咳は、百日咳菌による感染症です。一年を通じて発生がみられますが、近年、乳幼児期の予防接種の効果が減弱した成人の発病が問題になっています。
重篤化しやすい予防接種前の0歳児や就学前の乳幼児は、主に両親や同胞など身近な人が感染源であることが多いため、乳幼児がいる家庭は感染防止のための対策が必要です。
2018年1月より国への全数報告疾患となり、患者の発生状況がより詳細に把握できるようになりました。
東京都健康安全研究センター 感染症ひとくち情報(予防接種前の乳幼児への感染に注意しましょう!)(外部サイト)
百日咳とは
百日咳菌による感染症で、患者の咳やくしゃみなどのしぶきや痰に含まれる細菌によって感染します。(飛まつ・接触感染)。風邪症状で始まり、徐々に咳の回数が増え、咳の症状も激しくなります。
年齢が小さいほど典型的な症状が出ないことも多く、無呼吸発作からチアノーゼになり、けいれんや呼吸停止などの重篤な状態になることもあり、注意が必要です。年長児や成人は、特徴的な発作性の咳が目立たないので、百日咳の罹患に気付かず、乳児の感染源となっていることがあります。
治療は抗菌薬を使用します。
乳幼児がいる家庭内で患者が発生した場合には、予防的に抗菌薬を投与することが推奨されています。詳しくは医師に相談してください。
予防について
有効な予防法は予防接種です。
予防接種法に基づく定期予防接種が行われています。4種混合(DPT-IPV)ワクチンはジフテリア(D)、百日せき(P)、破傷風(T)、ポリオ(IPV)の予防接種です。
また、集団生活ではおもちゃやタオルの共用を避け、子供の年齢に応じて、咳エチケット(人に向けて咳やくしゃみをしない、マスクをする、ティッシュなどで口と鼻をおおうなど)を心がけましょう。
関連情報
お問い合わせ
健康部 保健予防課 感染症対策担当係
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電話:03-5984-4671(直通)
ファクス:03-3993-6553
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