子宮頸がん(HPV感染症)ワクチンのキャッチアップ接種について
ページ番号:476-441-488
更新日:2024年11月13日
HPVワクチンの接種を逃した方へ(平成9年から平成19年度生まれの女性の方へ)
- 公費接種は、 令和7年(2025年)3月31日までです。
- キャッチアップ接種の期間である令和7年(2025年)3月31日までであれば、合計3回の接種を完了したかを問わず、それまでに行った接種は、公費による接種となります。
- また、11月末までに接種を開始した場合は、3月末までに3回の接種を完了できる場合があります。
詳しくは【標準的な接種間隔をとることができない場合】をご確認ください。 - 接種を希望される方は、お早めの接種をご検討ください。
- 接種回数とスケジュールについてはこちらをご確認ください。
全額自己負担の場合、「シルガード9(9価)」を3回接種すると約10万円の費用がかかります!!
キャッチアップ接種とは
HPV(子宮頸がん予防)ワクチンの接種は、平成25年6月から積極的勧奨を差し控えておりましたが、令和3年11月の厚生労働省通知により積極的勧奨を再開することとされました。
積極的勧奨の差し控えにより接種機会を逃した方を対象に実施する予防接種をキャッチアップ接種といいます。
厚生労働省 ヒトパピローマウイルスワクチンの接種を逃した方へ~キャッチアップ接種のご案内~(外部サイト)
実施期間
令和4年4月1日から令和7年3月31日までの3年間
対象者
接種日現在、練馬区に住民登録があり、平成9年4月2日から平成20年4月1日までの間に生まれた女性
(過去にHPVワクチンを3回接種している方は対象外です。)
予診票等の発送時期
対象者のうち、平成19年4月2日から平成20年4月1日までの間に生まれた方は、令和6年4月19日に予診票等を発送しました。
(注釈)練馬区で定期接種(平成25年度から)、任意接種(平成22年度から)として3回接種した方を除いて一律に3回分の予診票を送付しています。他自治体での接種や自費による接種は把握していないため、事前に母子健康手帳(母子手帳)等で過去の接種歴を確認してください。
予診票の発行について
他自治体からの転入、練馬区内での転居、破損、紛失などにより予診票が必要となった方は下記リンク先から発行依頼を行うことが可能です。
接種回数とスケジュール
ワクチンは「サーバリックス(2価)」と「ガーダシル(4価)」「シルガード9(9価)」の3種類があり、接種間隔が異なりますのでご注意ください。
原則、同じ種類のワクチンで3回接種するため、どのワクチンを接種するかについては、接種医とご相談ください。
(注釈)「シルガード9(組み換え沈降9価ヒトパピローマウイルス様粒子ワクチン)」は、令和5年4月1日より定期予防接種の対象となりました。
「サーバリックス」「ガーダシル」の接種を完了していない方が、途中から「シルガード9」を使用して合計3回となるよう接種を行うことは可能です。ご希望の場合は、接種医とご相談ください。
サーバリックス(2価)
対象となるウイルスのタイプ:2価(HPV16型、18型 高リスク型(発癌性))
日本での発売日:平成21(2009)年12月
(注釈)接種日を0日として数えます。
標準的な接種間隔をとることができない場合
1か月以上の間隔をあけて2回接種し、1回目の接種から5か月以上かつ2回目接種から2か月半以上空けて3回目を接種を受けます。
※接種医と十分に相談した上でご判断ください。
ガーダシル(4価)
対象となるウイルスのタイプ:4価 (HPV16型、18型 高リスク型(発癌性)、6型、11型 低リスク型(非発癌性)尖圭コンジローマ)
日本での発売日:平成23(2011)年12月
(注釈)接種日を0日として数えます。
標準的な接種間隔をとることができない場合
1か月以上の間隔をあけて2回接種し、2回目の接種から3か月以上の間隔をあけて3回目を接種を受けます。
※接種医と十分に相談した上でご判断ください。
シルガード(9価) (注釈)令和5年4月1日より対象となりました。
対象となるウイルスのタイプ:9価 HPV16型、18型、31型、33型、45型、52型、58型 高リスク型(発癌性)、6型、11型 低リスク型(非発癌性) 尖圭コンジローマ
日本での発売日:令和3(2021)年2月
(注釈)接種日を0日として数えます。
標準的な接種間隔をとることができない場合
1か月以上の間隔をあけて2回接種し、2回目の接種から3か月以上の間隔をあけて3回目を接種を受けます。
※接種医と十分に相談した上でご判断ください。
標準的な接種間隔をとることができない場合
標準的な接種間隔で接種完了するのに6か月かかりますが、標準的な接種間隔をとることができない場合は、4か月で接種完了できる場合があります。
※ワクチンの種類によって接種間隔が異なります。
※接種間隔については、接種医と十分に相談した上でご判断ください。
接種を受ける場所
1.練馬区の予防接種協力医療機関、練馬区以外の22区、西東京市および武蔵野市(当該自治体の予防接種協力医療機関であることを確認してください。)でも受けられます。
練馬区予防接種協力医療機関一覧
2.特別な理由により、上記の予防接種協力医療機関で接種を受けることができない方は、予防接種を受ける前に「保健予防課 (03-5984-2484)」にご相談ください。
次のいずれかに該当する場合、助成は受けられません
1.接種日現在、練馬区に住民登録がない場合(注釈)
(転出届を提出した日付ではなく、転出日から住民登録はなくなり、全額自己負担となります。ご注意ください。)
2.予診票の有効期限(接種期限)を過ぎて、接種を受けた場合
3.「子宮頸がん(ヒトパピローマウイルス感染症)予防ワクチン 接種予診票」を医療機関に持参しなかった場合
(注釈)練馬区外に転出した方は、接種を受ける前に転入先の自治体にご相談ください。
練馬区内で引越し(転居)した方は、新しい住所が記載された予診票が必要です。転居の手続き後、予診票再発行の申請をしてください。
旧住所が記載されている予診票の場合、接種、助成を受けられない場合があります。
予防接種を受ける前の注意
1.子宮頸がん(HPV感染症)予防接種を受けることについて、このページをよく読んで、必要性や副反応についてよく理解してください。
2.予防接種は体調が良いときに受けてください。
3.日ごろからの健康状態によく気を配ってください。
4.気にかかることやわからないことがあれば、接種を受ける前に医師や看護師などに相談してください。
接種間隔
詳しくは、下記のリンク先をご覧ください。
予防接種を受けることができない方
1.接種を受ける時、体温が37.5℃以上ある方
2.重篤な急性疾患にかかっていることが明らかな方(注釈1)
3.子宮頸がん(HPV感染症)予防接種の接種液に含まれる成分で、アナフィラキシー(注釈2)を起こしたことが明らかな方
4.その他、医師が予防接種を受けることが不適当と判断した方
(注釈1)急性で重症な病気にかかっている方は、その後の病気の変化もわからないことから、その日は接種を受けないのが原則です。
(注釈2)「アナフィラキシー」というのは通常接種を受けた後約30分以内に起こるひどいアレルギー反応のことです。汗がたくさん出る、顔が急に晴れる、全身にひどいじんましんが出るほか、はきけ、嘔吐(おうと)、声が出にくい、息が苦しいなどの症状やショック状態になるような、はげしい全身反応のことです。
予防接種を受ける際に医師とよく相談しなくてはならない方
次の理由で、医療機関に通院中の方は、主治医のいる医療機関で接種を受けてください。
なお、主治医のいる医療機関以外で接種を受ける場合は、主治医の意見書または診断書が必要なこともあるので、診察の際にご相談ください。
1.心臓病、腎臓病、肝臓病、血液の病気や発達障害などで治療や指導を受けている方
2.予防接種で接種後2日以内に発熱や発しん、じんましんなどアレルギーと思われる異常がみられた方
3.今までに、ひきつけ(けいれん)を起こしたことがある方
4.過去に、免疫不全と診断がなされている方、近親者に先天性免疫不全症の人がいる方
5.子宮頸がん(HPV感染症)ワクチンに含まれる成分で、アレルギーを起こすおそれがある方
接種時に持参するもの
1.必ず持参するもの
・「子宮頸がん(ヒトパピローマウイルス感染症)予防ワクチン 接種予診票」(事前に必要事項をご記入ください。)
・氏名、住所、生年月日(年齢)が確認できる書類(マイナンバーカード、免許証など)
・母子健康手帳(母子手帳)(接種歴・接種間隔の確認のため、お手元にある場合は必ず持参してください。)
2.任意で持参するもの(接種する前に必ずお読みください)
・郵送された「【定期】子宮頸がん(HPV感染症)キャッチアップ接種のお知らせ」
3.必要な方のみ持参するもの
・練馬区が発行した「予防接種実施依頼書」
予防接種を受けた後の注意
1.接種を受けた後、移動する際は、医療従事者等が付き添い転倒に気を付けましょう。
2.接種を受けた後はすぐに帰宅せず、30分程度は医療機関内で安静にし、(アナフィラキシー等の急な副反応はこの間に起こる
ことがあります。)医師とすぐ連絡がとれるようにしておきましょう。
3.接種を受けた後、接種部位の異常な反応(例:腫れが次第に上腕全体に広がってきた、痛みがさらに強くなってきたなど)
体調の変化があった場合は、すみやかに医師の診療を受けましょう。
4.接種を受けた後、1週間は副反応の出現に注意しましょう。
5.接種を受けた部位は清潔に保ちましょう。入浴は差し支えありませんが、接種を受けた部位をこすることはやめましょう。
6.接種当日は、激しい運動は避けましょう。
厚生労働省 「HPVワクチンを受けたお子様と保護者の方へ」(外部サイト)
予防接種による健康被害と救済制度
詳しくは、下記のリンク先をご覧ください。
HPVワクチンに関する相談先一覧
接種後に体調の変化や気になる症状が現れたとき
接種を行った医師またはかかりつけの医師にご相談ください。
HPV(ヒトパピローマウイルス)感染症の予防接種後に生じた症状の診療に係る協力医療機関について
HPVワクチンの接種後に生じた症状について、患者へより身近な地域において適切な診療を提供するため、各都道府県において協力医療機関が選定されています。協力医療機関の受診については、接種を行った医師またはかかりつけの医師にご相談ください。
医療機関名 | 窓口診療科名 | 電話番号 | 所在地 |
---|---|---|---|
東京大学医学部附属病院 | 地域医療連携センター、緩和ケア診療部 | 03-5800-8630 | 文京区本郷7丁目3番1号 |
東京慈恵会医科大学附属病院 | ペインクリニック | 03-5400-1202 | 港区西新橋3丁目19番18号 |
順天堂大学医学部附属順天堂医院 | ペインクリニック | 03-3813-3111 大代表 | 文京区本郷3丁目1番3号 |
日本大学医学部附属板橋病院 | 痛みセンター | 03-3972-8111 内線3184 | 板橋区大谷口上町30丁目1番 |
東京都立小児総合医療センター | 感染症科 | 042-300-5111 代表 | 府中市武蔵台2丁目8番29号 |
HPVワクチンに関する不安や疑問があるとき、困ったとき
東京都福祉保健局感染症対策部 防疫・情報管理課 電話:03-5320-5892
HPVワクチンを含む予防接種全般についての相談
厚生労働省 感染症・予防接種相談窓口
電話:0120-469-283
受付日時:午前9時から午後5時 (注釈)土日祝日、年末年始を除く
よくある質問と回答
過去に1回または2回接種を受けましたが、3回目を接種していません。1回目から受け直すべきですか
国は、接種中断者について、初回からやり直すことなく、残りの回数の接種を行うことと示しています。
過去に接種したワクチンの種類が分かりません。(過去に何回打ったか、どちらを打ったか分からない場合はどうしたらよいですか)
接種記録が残っているかもしれませんので、まずは接種医にご相談ください。練馬区の費用助成(区発行の予診票で接種)を受けている場合は、練馬区に記録が残っている場合があります。履歴の照会については別途ご申請ください。
なお、接種した回数・ワクチンの種類が分からない場合は、接種医と相談してください。
1回目・2回目を2価・4価ワクチンで接種しています。続きを9価で接種してもよいですか。
原則、同じ種類のワクチンで接種完了することとされていますが、接種医と相談の上、続きを9価ワクチンで接種することは認められています。
なお、9価ワクチンからその他のワクチンへの切り替えは認められていません。
その他の「よくある質問と回答」はこちらです。
子宮頸がん(HPV感染症)予防ページの「よくある質問と回答」
厚生労働省ページの「HPVワクチンに関するQ&A」(外部サイト)
東京都保健医療局ページの「HPVワクチンの接種を逃した方へ」(外部サイト)
HPVワクチンを自費で接種した方に対する償還払い
区では、子宮頸がん(HPV感染症)ワクチンを自費で接種した方を対象に償還払い(費用助成)を実施しています。
HPVの償還払いを希望される方は、下記のリンク先をご覧ください。
償還払いの申請期限は、令和7年3月31日(当日消印有効)です。
お問い合わせ
健康部 保健予防課 予防接種係
組織詳細へ
電話:03-5984-2484(直通)
ファクス:03-3993-6553
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