庁議の記録（平成25年度）　第1回定例庁議（4月17日）

平成25年4月17日（水曜日） 午前9時から午前9時15分

庁議室

　区長、副区長、教育長、技監（環境まちづくり事業本部長兼務）、区民生活事業本部長、健康福祉事業本部長、区長室長、企画部長、危機管理室長、総務部長、区民部長、産業経済部長、地域文化部長、福祉部長、健康部長（地域医療担当部長兼務）、練馬区保健所長、環境部長、都市整備部長、土木部長、会計管理室長、教育振興部長、こども家庭部長、選挙管理委員会事務局長、監査事務局長、議会事務局長

企画課長、財政課長、総務課長

広聴広報課長

【報告事項】

1　平成25年3月改定東京都保健医療計画上の基準病床数について

2 その他

　平成25年度第1回定例庁議を開催いたします。報告事項の1番、平成25年3月改定東京都保健医療計画上の基準病床数について、資料1が出ています。地域医療担当部長から説明をお願いします。

　東京都保健医療計画上の基準病床数が3月に改定されましたので、ご報告申し上げます。
　病床の確保は、区政の最重要課題の一つでありますが、病床を確保する際には、二つの大きな課題がございます。一つは、病院用地となり得る土地の確保でございます。もう一つは、既存病床数が基準病床数の枠内であることが求められます。
　これまでは、練馬区が属する区西北部二次保健医療圏における既存病床数が充足しているということで、病床の確保がなかなか進まなかったのですが、長年の取り組みにより、今回の改定によって、基準病床数が見直されました。
　具体的には、区西北部二次保健医療圏における基準病床数が、353床増加しました。改定前13,865床であったものが、改定後には14,218床となったことから、圏域内で353床の病床不足が認められたこととなります。また、既存病床数13,845床から改定後14,218床を差し引いたものが病床過不足数となり、実際には373床の不足が生じているわけです。しかし、まだ平成25年4月1日現在の数値が公表されていませんので、便宜的に平成24年10月1日の数値を使っております。今後は、若干の修正があろうかと思いますが、いずれにしても、350を超える病床数の不足が生じているわけでございます。
　これを受けまして、早期に練馬区の病床数不足の解消に向けて取り組んでいくこととします。平成25年3月に策定しました地域医療計画においても、新病院整備のうち、療養・在宅療養支援・回復リハビリ併設の200床の病院を計画しており、353床の中で、この200床の病院を先行して整備していこうと考えております。
　整備する具体的な方法として従来は、区が土地を確保したうえで、公募による誘致方式をとっていましたが、区内で新規開設を検討している医療法人もあることから、当該医療法人の整備計画を支援することも視野に入れて検討しています。

　今後のスケジュールとしましては、6月末までに事前相談に関する書類が医療法人から東京都に提出されます。都は、申請内容を審査のうえ、9月末までに医療法人へ結果を通知します。東京都との事前協議では、回復リハビリ併設だけでなく、在宅療養の推進に資するような中核となる病院を期待しています。新病院の開設に併せて、都が推奨する在宅療養のモデル事業を行っていくことにより、病院整備を確実なものとしていきたいと考えています。
　モデル事業の内容は、事前相談の書類の提出前に明らかとなりますので、これを踏まえた計画書を医療法人が作成することとなります。いずれにしても、年度内には具体的な計画として公表ができるよう努めてまいります。
　新たな事業展開となることから、特に福祉部やまちづくり関係部署をはじめ、関係する所管にご協力をいただきながら、取り組んでいきたいと思います。よろしくお願いします。

　長年の懸案でありました病床の確保が、ようやく見え始めてきました。地域医療担当部長からもお話がありましたように、整備を進めていくにあたっては、関係する部署は多岐に渡っています。まさに横の連携に十分に配慮して、不足する病床の確保に取り組んでいきたいと思います。
　ただいまのご報告について、ご質問等がありますか。ないようですので、報告事項の2番、その他です。ないようですので、以上を持ちまして庁議を終了させていただきます。