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練馬区の土地区画整理事業

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区内の都市基盤の現状と課題

 練馬区内には戦前に土地区画整理事業に着手した地区(中村・豊玉・平和台・氷川台・関町)があり、現在では都市基盤の整った良好な住宅地となっています。
 しかしながら、練馬区では水田や湿地が少なく地形は割合に平坦なため、大規模な基盤整備を行わなくても、比較的容易に宅地開発が可能でした。このため、多くの地区で道路や公園等の整備が進まないまま、ミニ開発によるスプロール化が進みました。その結果、日照や防災上、問題のあるまちなみが形成されたり、交通事故や渋滞等の都市問題が引き起こされています。また、生産緑地法が改正されたこととあいまって、練馬の農地の約半分が生産緑地として残るものの、半分は宅地化が進行することが予想されます。
 区内には、宅地化が進んでいるとはいえ、全体的にみればまだまだオープンスペースの多い地区が相当あります。このような地区では今ならまだ、安全で快適なまちづくりを進めていくことができます。

急激な市街化がもたらしたもの~都市基盤整備の遅れ

 練馬区は、都市近郊農村から急速な変貌を遂げたために、急激な市街化が進行し、様々な問題がでてきました。

居住環境に問題が生じてきています

 練馬区は都市の周辺住宅地として、人口が40年間に5倍以上に増加しました。
 これに伴う無秩序な市街化は、都市基盤を整備する速度を超えて、居住環境にとって様々な問題が生じてきています。

緑が減少し公園が不足しています

 「物の豊かさ」から「心の豊かさ」を求めはじめた今、やすらぎやゆとりをもたらす緑は貴重な資源です。
 練馬区では北西部を中心に農地、樹林地などの緑が多く残されていますが、宅地化の波で減少してきています。
 残された緑を守り育てていくことと、増やし再生していくこと、このためには、公園や緑地緑道の整備を進めることが重要です。

整備されていない道路が多くなってきました

 練馬区では、狭隘な道路が多く存在しています。 道路の幅が狭かったり、見通しが悪いため、歩行者が危険にさらされる恐れがあります。また、延焼などの不安があります。
 この他にもまだ問題がありますが、無秩序な市街化を防止し、道路・公園などの都市基盤の整備・宅地の利用増進により、良好な市街化を進める必要があります。

都市基盤の整った快適なまちづくりのために 組合等施行の土地区画整理事業

地域のみなさまによる手作りのまちづくりです

 計画段階から地域のみなさまの意見によってまちづくりが進められます。
 事業の実施も組合によって民主的に行われます。(区ではまちづくりのため計画策定の費用助成や、技術的な助言や相談を行ってまちづくりのお手伝いをしています。)

道路や公園が総合的に整備されます

 歩行者に配慮した道路や地域の特色を生かした公園が整備されます。
 道路整備による不整形な土地が残りません。
 受益と負担の公平が図れます。(区では道路の整備費を助成しています。また、公園の用地費相当額の一部が都から補助金として支出されます。)

良好な街並みが形成されます

 すべての宅地が整形に再配置され、宅地の利用が増進します。通風、採光などの居住環境が改善されます。
 延焼防止や救援活動の円滑化など防災性が向上します。

※区画整理事業の流れなどはつぎのファイルをご覧ください。

区画整理事業の流れについて

組合等施行の土地区画整理事業についての問い合わせ先

都市整備部 東部地域まちづくり課 まちづくり担当係 本庁舎16階
電話:03-5984-4758(直通)

練馬区内の土地区画整理事業に関する情報は、つぎのページをご覧ください。

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