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庁議の記録(平成22年度) 第3回定例庁議(6月16日)

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ページ番号:630-752-403

更新日:2010年7月1日

開催日時

平成22年6月16日(水曜日) 午前9時から午前9時35分

開催場所

庁議室

出席者

1 庁議構成員

区長、副区長、教育長、区民生活事業本部長、健康福祉事業本部長(地域医療担当部長事務取扱)、環境まちづくり事業本部長、企画部長、区長室長(危機管理室長兼務)、総務部長、区民部長、産業地域振興部長、福祉部長、健康部長(練馬区保健所長兼務)、児童青少年部長、環境部長、都市整備部長、土木部長、会計管理室長、学校教育部長、生涯学習部長、選挙管理委員会事務局長、監査事務局長、議会事務局長

2 幹事

企画課長、財政課長、総務課長

3 関係職員

広聴広報課長、秘書課長

議題

【報告事項】

1.区内中学生の監禁事件について

2.その他

企画部長

 平成22年度第3回定例庁議を開催いたします。初めに、区長からお話しがあります。

区長

 第2回区議会定例会が明日で終了します。議会の人事も順調に進み、枠組みも出来たようですので、明日発表になると思います。常任委員会、特別委員会のメンバーも新しい構成になりますので、また少し様子が変わってくると思います。来年は区議会議員選挙の年ですので、現議員で開催される最後の常任、特別委員会になります。そういった意味からも、練馬区も大きな課題を持っておりますので、議会と大いに協力しながら行政を進めていただきたいと思います。

企画部長

 ありがとうございました。それでは、本日の報告事項は1件です。区内中学生の監禁事件について、児童青少年部長よりお願いします。

児童青少年部長

 区内中学生の監禁事件についてです。6月2日、区内の中学生を監禁したという事で、その母親と交際相手が逮捕されたという事件です。既にテレビ、新聞等でご存知と思いますが、今回の事件につきましては、区長からも組織連携の体制の有り様、協力体制の重要性といったことについて課題があるということで、全庁的に情報を共有してほしいというご指示をいただいています。口頭で申し訳ありませんが、ご報告させていただきます。
 区のホームページに概要を掲載しておりますが、昨年9月から学校を欠席していた区内の公立中学校に通う3年生が、今年2月15日に警察に保護され、6月2日に母親と交際相手が監禁容疑で逮捕されました。警察は、現在もこの児童に対して母親と交際相手による日常的な暴力があったのではないか、ということで捜査を続けています。
 学校もこの児童を登校させる為に様々な取り組みを行ってきましたが、今回の件につきましては、2つ大きな課題があるということで、ホームページに載せています。1つは、児童が3か月間登校しない状況が続いている中、1度も本人と会えなかったこと。もう1点は、虐待の疑いがあるケースとして学校と子ども家庭支援センターが継続して情報を共有しなかったこと。この2つが大きな課題であると捉えています。

 今後ですが、欠席が続き安否が確認出来ない児童については、学校と子ども家庭支援センターが情報を共有して、必要に応じて子ども家庭支援センターが安否確認の為の訪問を行う仕組みを作って対応していきたいと考えています。
 学校との連携体制を今申し上げた形で進めていきますが、私どもは虐待対応を所管しており、児童虐待の防止、早期発見のための取り組みといったことにつきましては、一層強めていかなければならないと思っております。一方で、虐待相談件数は年々増加しています。内容についても複雑化していて、且つなかなか見えにくくなってきているというのが実態です。登校しない児童の増加もあり、発見するうえでの対応も厳しくなっていて、今後体制の強化をしていかなければなりませんが、体制強化もなかなか厳しい状況にあります。
 そこで、学校との連携強化はもとより、関連する福祉事務所や保健所など関連の組織との連携強化、情報共有といったことはもちろんですが、場合によっては、子ども家庭支援センターと所管の職員で現場確認に同行していただくといった対応も必要ではないかと思っております。
 改めまして今回の事件についてご報告するとともに、今後の対応についての体制強化、全庁的なご協力をお願いしたいということで、ご報告申し上げます。

企画部長

 ただいまの内容についていかがでしょうか。

健康福祉事業本部長

 今回の事例は、当該生徒の家族環境、家庭環境が非常に大きな要因にあったのではないかと思っております。学校あるいは子ども家庭支援センター単独では、なかなか家庭内部の状況まで深く入っていけないという大きな課題があります。そういう意味では、今報告しましたように、関係部との連携が非常に重要になってきますし、情報をお互いに共有していくことが大切だと思います。私からも是非ご協力をお願いしたいと思います。

企画部長

 いかがでしょうか。教育長お願いします。

教育長

 練馬区の児童生徒の中で30日以上学校へ来ない不登校の子どもは、600人近くおります。これは毎年います。不登校ゼロを目指していますが、なかなか減りません。特に、小学校から中学校に移る時のいわゆる中一ギャップということで、不登校が増える状況にあります。そのようなことから、小中一貫教育校の設立なども行っていますが、600人近い不登校の子ども達の状況は、ひとり一人違います。
 不登校の子どもへの対応として、練馬フレンド制度など、様々な制度を作っています。登校しない子ども達への日常的な接触も各学校では行っていますが、不登校の子どもだけでなく、親も大変課題のある家庭が最近増えてきています。教育委員会あるいは児童青少年部が、どこまで入れるのかが難しい点ですし、また虐待というのはどこの点で捉えるのか、躾と虐待の境目というのが議論になるところです。
 一昨日も臨時校長会を開きました。学校も子どもの日常に変化がある時、外観的にみておかしい時、あるいは暗く元気がないような時は、積極的に声かけをしています。しかし、子どもも中学生になると、本当のことをなかなか話しません。いかにして子どもから聞き出し、学校や子ども家庭支援センターの対応に繋げていくかについて、再確認をいたしました。

 ただ、子ども家庭支援センターも、児童虐待に対応している所は1か所です。一昨日の臨時校長会で、少しでもそのようなおそれのあるものについては、子ども家庭支援センターへ相談するように話してありますので、かなりの件数が上がってくると思います。区としては、どのように対応していくのかが問われてくると思います。教育委員会だけではなく、区としてどうするのか、受け手側がしっかりしていることが大きな課題となってきます。必要な所に人員の配置をしなくてはならない場合もあります。虐待や今回の事例については、継続的に見なければなりません。そうするとどうしても人手が必要となります。学校の教員が毎日巡回するようなことは不可能で、一週間に一度行って会えなければ手紙などを置いてきますが、そのような家庭はほとんど連絡がきませんので張り付くようなことになります。それでは教員本来の仕事に支障があります。そのようなことがないように学校と子ども家庭支援センターが連携しながら、不登校の家庭状況を把握する体制を作る必要があるのではないかと思い、教育委員会として来年度に向けて協議を始めているところです。
 いずれにしましても、子どもの人権が社会、家族、友達によって、理由もなく失われるというのは、練馬区、教育委員会、国家にとっても大変な損失ですので、そういった見地に立って、これからもやっていきたいと思いますのでよろしくお願いいたします。
 学校長も副校長も教員も一生懸命やっています。しかし、先ほどの報告の件については、2、3か月接触がない期間はありましたが、卒業写真を撮りに来たり、途中途中に来ておりました。これからはこのようなことがないように十分注意していきたいと思います。

企画部長

 よろしいでしょうか。区長お願いいたします。

区長

 子どもをめぐる虐待事件、これは非常に悲しい事件であり、あってはならない事件だと思います。今度の事件は、命をなくすまでに至らなかったことは良かったと思います。また、自殺が非常に多い時代になったと思います。飛び降りや首吊りなどの事件が、日本全国各地で起こっています。これらはどこに原因があるのか。原因は、多様化していて複合的な部分が多く、どこが問題なのかを見極めるのは難しくなっていると思います。
 今回の事件について、学校と子ども家庭支援センター、そして都の児童相談所との連携を強化すると主管部長は言っていますが、このようなことは以前から言われていることです。連携をするということは当然のことで、私が普段から主張している縦割り組織の横割り化という体制の強化が必要です。
 今度の基本構想も縦糸、横糸ということで、横糸のプロジェクトを5本作っています。少しでも職員が横の連携が必要だということに目覚めてくれればという想いで、プロジェクトを作っています。まだまだその意味が分かっていないのだと思います。個々の特別な事例だけでなく、行政の執行について全部横割りの発想を持ってほしいということです。
 今度の事件は、端的に横の連携が悪いという形で出てきています。子どもという行政分野があるわけですから、子どもを中心に考えれば、学校だけが関与する中身ではなく、相談する所、保健相談所、保健所なども医師会と連携して内科・小児科・外科とも連絡を取り合わなければなりません。
 骨折が普通の骨折でない場合、子どもに聞いてもあまり話したがりません。診療した医師がどこに報告するか等、受け入れの窓口がしっかりしていないというようなことがあります。学校の身体検査は毎年ありますので、子どもも家庭も言わないような情報が、身体検査で分かってくることもあります。それが子ども家庭支援センターへ回っているのかというと、学校止まりで終わっていることがあると思います。一体誰が、どこで、いつ、どうするのか、決め手がないということが不幸な事件の原因になっていると思います。

 どんな組織にも言えますが、学校側も、なるべく事件になりそうなことを隠そうとする心理がはたらき、横の連携を取りたくないのが現状だと思います。しかしこれを乗り越えなければならないのです。
 新聞紙上では、児童相談所は、これは事件でないと言い切っているそうですが、言い切ってしまっていいのでしょうか。確かに家庭内のことは分かり難い。家庭内のことは隠される。先生が訪問しても会ってもらえない、会ってもらえないからいい、ということにはならないと思います。
 家庭教育、社会教育、学校教育と3つ並べて言われますが、人間として成長していく日本人としての一番必要な部分を、人格形成の過程の中でやるのが、家庭教育だと私は思っています。家庭教育を担当する親自体が、本当に家庭教育者になっているのかというと、親自体が家庭教育を受けていなければ家庭教育が出来るはずがありません。心理的、精神的に幼稚で稚拙な親であれば、すぐ暴力ということになります。子どもは自分の家庭の悲しい現状を、大人に積極的に話さないので、これを聞き出すことはなかなか難しいだろうと思います。
 多角的に相談に乗れるような人達を補強してもらい、的確な相談に乗れるような、それも個人の意見ではなく総合的な見解でまとめることができるようにしてもらいたいと思います。また、問題がありそうだという時に、すぐに対応できるような関係部署による検討する場所を早急に作る必要があると思います。
 事案によって担当の部署は違うと思いますが、子どもが被害に遭ってしまっているときには、それを大人の力で、行政の力で解決してもらいたいと思います。

企画部長

 ありがとうございました。新しいご指示もいただきましたので、そういう観点でどのようにしていくか検討しながら早急な形で方向付けしていければと思います。それでは1番を終わりまして2番のその他について、選挙管理委員会事務局長よりお願いします。

選挙管理委員会事務局長

 選挙日程については、報道等でご承知の通り、政局の動きによって翻弄されましたが、本日、通常国会が延長されることなく、閉会されることになりました。本日、臨時閣議が開かれるということですので、これをもって6月24日公示、7月11日に投開票という日程が正式に確定することとなりました。
 改めて各部の皆様にはご協力をお願いしたいと思います。一時は7月25日という日程が最有力になったこともあり、各部の皆様にご心配をおかけしました。どうぞよろしくお願いいたします。

企画部長

 今の件につきまして、ご質問等ありますか。ないようです。
 その他については、いかがでしょうか。ないようですので、これを持ちまして庁議を閉じさせていただきます。

お問い合わせ

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電話:03-3993-1111(代表)
この担当課にメールを送る(新しいウィンドウを開きます)新規ウィンドウで開きます。

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