東京都教育委員会による体罰調査結果公表について

　
　練馬区教育委員会では、平成26年12月、暴力による体罰、精神的・肉体的苦痛を感じる体罰の疑い例の有無について、各小・中学校で全児童・生徒への質問紙調査および全教員への校長による聞き取り調査を実施いたしました。
　平成27年4月にその結果をまとめ、東京都教育委員会に報告いたしました。この体罰があったと認められる事案については、発生後、関係生徒および保護者等に謝罪するとともに、当該教員に対して厳しく指導しております。
　体罰は、児童・生徒に対して一方的に振るう暴力であり、注意、叱責などの指導上認められた懲戒を著しく逸脱するもので、児童・生徒の人権を侵害する行為であります。また、暴言等による児童・生徒の人格を軽視するような行為も含めて、教育的な指導と言えるものではありません。
　練馬区教育委員会では、これまでも、暴力がどのような場においてもあってはならない行為として、いじめや体罰をすべての学校から一掃するよう取り組んでまいりました。しかしながら、体罰が発生したことは、誠に遺憾であります。
　今後はさらに、人権教育、教育相談、体罰防止等について教員の研修を充実させ、すべての学校の校長をはじめとする教職員が一丸となって、児童・生徒一人一人の人権を大切にした教育を進めるとともに、体罰の根絶に向けて取り組んでまいります。
　

平成27年5月21日　
　　練馬区教育委員会