練馬大根だより 第6回
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ページ番号:377-861-155
更新日:2010年2月1日
白石家の練馬大根
「練馬大根育成事業」の生産委託農家のひとつである、大泉地区の白石好孝さんからの最新メールです。
今後も便りが届きしだい、掲載しますのでお楽しみに!
さて、月日の経過は早いもので、もう11月ですね。
気の早い人は「ジングルベル ジングルベル~」
「もういくつ寝るとお正月~」なんてはじめたりして・・。
写真1
写真2
練馬大根も今月末には、いよいよ堀取りになります。
どうですか、見て下さい。この葉の繁り様。(写真1・2)
今年は例年に比べて葉の繁りかたがはげしいようです。
葉がよく繁っているのは大根が元気な証拠ですが、だからといって根が大きく太っているとは限りません。
天候と肥料の関係で葉ばかり繁って根はあまり太らないということが時々あります。(野菜づくりは奥が深いのですヨ)
干ばつで、大根を太らすための水分不足と、水に溶けてはじめてききめをあらわす肥料が吸収できていないのでは、と心配です。
写真3
写真4
そこで今回は思い切って一本抜いてみることにしました。
えいや!。(写真3)
おっ、けっこう大きく育っているではありませんか。
ところがどうです、この練馬大根。ずいぶんほっそりしてますねエ。(写真4)生育不良でやせ過ぎかな?。
いやいやそうではありません。
これぞ練馬大根の姿。生育途中ですから、これからもう少し太るのですが、収穫時期になっても、練馬大根はけっこうスマートなのです。
写真5
ほら、左側の青首大根と比べてみて下さい。(写真5)
よく女性の太めの足を「ダイコン足」などという人がいますが、ご安心下さい。練馬大根にたとえていうと「とてもスマートな、モデルのような素敵なアシ」ということになるのです。
さて前回は、練馬大根と青首大根の違いについてお話ししました。
育てやすくて甘みのある青首大根。おしゃれなサラダにもよく似合う。いかにも都会的。
ところがピリッと辛目であまり使い道のない、育てるのも時間がかかって掘りにくい練馬大根。
練馬大根の方がちょっと分が悪いようですね。確かにそうなんです。
だから現在、この練馬で練馬大根があまり作られなくなってしまったのかもしれませんね。
でも、ピリッとした辛みは漬け込むことによってうまみに変わり、ちょっと固めの皮も独特のシコシコした歯ごたえになり、身のきめ細かさと相まって絶妙の味に変わるのです。
カリカリ・コリコリ 素朴なぬか漬けは、練馬大根という素材を得て最高のたくあん漬けになるのです。
一見地味な練馬大根。しっかりと深く大地に根をおろし、シブイうまみをかもし出す。
それはまるで、東京の中の練馬区民のようですね。
さしづめ青首大根は「世田・・区民?」かな?。
はい、今日はここまで。またお会いしましょう。
お問い合わせ
都市農業担当部 都市農業課 農業振興係
組織詳細へ
電話:03-5984-1403(直通)
ファクス:03-3993-1451
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