おたふくかぜ
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更新日:2024年12月18日
おたふくかぜ予防接種は、現在、予防接種法に基づかない任意の予防接種となっており、接種の義務はありません。接種を受けるかどうかは、合併症、集団生活での感染予防などを考慮した上で、ご判断ください。
おたふくかぜについて
おたふくかぜ(流行性耳下腺炎、ムンプス)は、患者の咳やくしゃみなどにより空中に飛び出した、ムンプスウイルスを吸い込むこと(飛沫感染)により感染します。潜伏期間は2週間から3週間で、軽度の発熱と耳の痛みで始まり、耳の下(耳下腺)の腫れがはっきりとあらわれてきますが、その症状は通常5日から7日で回復します。
おたふくかぜの合併症としては無菌性髄膜炎(症状としては発熱、頭痛、嘔吐(おうと))、ムンプス難聴、脳炎(症状としては発熱持続、けいれん、意識障害)、膵炎などで、思春期以降の男性は、睾丸炎((精巣炎)症状としては発熱、睾丸の腫れ)で、将来子どもができなくなることもあります。女性は、卵巣炎を合併することもあります。特に難治性である難聴合併への注意が必要です。
おたふくかぜ予防接種の有効性
おたふくかぜ予防接種は弱毒生ワクチンで、身体の中でワクチンウイルスが増え、抗体ができます。抗体は予防接種を受けた90パーセント前後の人にでき、おたふくかぜに対する免疫は予防接種を受けて2週間後からできます。おたふくかぜの潜伏期間に予防接種を受けても、特におたふくかぜの症状が重くなるようなことはありません。
おたふくかぜにかかるのは3歳から6歳までが多いため、3歳より前に接種を受けることが勧められています。
助成の対象者と回数、金額
1. 接種日現在、練馬区に住民登録があり、生後12か月(1歳)から36か月(3歳)に至るまで(1歳のお誕生日の前日から3歳のお誕生日の前日まで接種が受けられます。)の方。
注記1:集団生活に入る前に接種を受けることをお勧めします。
注記2:「MR(麻しん風しん混合) 第1期」の接種を優先してください。
詳しくは、以下のリンクをご覧ください。
2. 助成回数は1回です。
3. 助成額は3,000円です。(生活保護受給者の方は無料です。)
注記1:各医療機関が定めている接種金額から3,000円を引いた金額をお支払いください。
注記2:生活保護受給中の方は、接種を受ける前に、医療機関の窓口で「保護証明書」を提出してから受けてください。)
予診票の送付時期について
- 練馬区に住民登録がある方に対して、生後11か月になる月に、個別に郵送いたします。
詳しくは、以下のリンク先をご覧ください。
予診票発行について
詳しくは、以下のリンク先をご覧ください。
予防接種を受ける場所
- 練馬区の予防接種協力医療機関で受けてください。
- 「予防接種協力医療機関一覧表」にない区内医療機関で接種をご希望の方は、医療機関に練馬区の予防接種協力医療機関であるかをお問い合わせください。
詳しくは、以下のリンク先をご覧ください。
次のいずれかに該当する場合、助成は受けられません
- 接種日現在、練馬区に住民登録がない場合(転出届を提出した日付ではなく、転出日から住民登録はなくなり、全額自己負担となります。ご注意ください。)
- 予診票の有効期限(接種期限)を過ぎて、接種を受けた場合
- 「【任意】おたふくかぜワクチン 接種予診票」を医療機関に持参しなかった場合
注記:練馬区内で引越し(転居)をした場合、新しい住所が記載された予診票が必要になります。転居の手続き後、予診票の再発行の手続きをしてください。旧住所が記載されている予診票の場合、接種、助成を受けられない場合があります。
詳しくは、以下のリンク先をご覧ください。
予防接種を受ける前の注意
- おたふくかぜ予防接種を受けることについて、このページをよく読んで、必要性や副反応についてよく理解しましょう。
- 予防接種はお子さんの体調が良いときに受けるのが原則です。
- 日頃から保護者の方は、お子さんの体質、体調など健康状態によく気を配ってください。
- 気にかかることや分からないことがあれば、接種を受ける前に医師や看護師などにご相談してください。
予診票は、接種の可否を決める大切な情報です。基本的には、接種を受けるお子さんの保護者が責任を持って記入し、正しい情報を医師に伝えてください。
接種間隔
詳しくは、以下のリンク先をご覧ください。
予防接種を受けることができない方
- 接種を受ける時、体温が37.5度以上ある方
- 重篤な急性疾患にかかっていることが明らかな方(注記1)
- おたふくかぜ予防接種の接種液に含まれる成分で、アナフィラキシーを起こしたことがあることが明らかな方(注記2)
- その他、医師が予防接種を受けることが不適当と判断した方
注記1:急性で重症な病気にかかっているお子さんは、その後の病気の変化もわからないことから、その日は接種を受けないのが原則です。
注記2:アナフィラキシーというのは通常接種を受けた後約30分以内に起こるひどいアレルギー反応のことです。汗がたくさん出る、顔が急に腫れる、全身にひどいじんましんが出るほか、はきけ、嘔吐(おうと)、声が出にくい、息が苦しいなどの症状やショック状態になるような、はげしい全身反応のことです。
予防接種を受ける際に医師とよく相談しなくてはならない方
次の理由で、医療機関に通院中の方は、主治医のいる医療機関で接種を受けてください
なお、主治医のいる医療機関以外で接種を受ける場合は、主治医の意見書または診断書が必要なこともあるので、診察の際にご相談ください。
- 心臓病、腎臓病、肝臓病、血液の病気や発育障害などで治療や指導を受けている方
- 接種を受けた後、2日以内に発熱や発しん、じんましんなどアレルギーと思われる異常がみられた方
- 今までに、ひきつけ(けいれん)を起こしたことがある方
- 過去に、免疫不全と診断がなされている方、近親者に先天性免疫不全症の人がいる方
- おたふくかぜワクチンに含まれる成分で、アレルギーを起こすおそれがある方
- 病気の治療、予防などのためガンマグロブリン製剤の接種を受けたことがある方
接種時に持参するもの
- 必ず持参するもの
・「【任意】おたふくかぜワクチン 接種予診票」(事前に必要事項をご記入ください。)
・氏名、住所、生年月日(年齢)が確認できる書類(マイナンバーカードなど)
・母子健康手帳(母子手帳) 接種歴・接種間隔の確認のため、お手元にある場合は必ず持参してください。 - 任意で持参するもの
・郵送された「生後11か月になるお子さん 予防接種のお知らせ(冊子)」または、「【任意】おたふくかぜ予防接種のお知らせ」
以下の書類は必要な方のみ、持参してください。
- 保護証明書(生活保護受給中の方)
- 委任状(保護者以外の方が同伴者となる場合には、保護者が記入した「委任状」の提出が必要になります。)
詳しくは、以下のリンク先をご覧ください。
接種を受けた後の注意
- 接種を受けた後30分間程度は、接種を受けた場所でお子さんの様子を観察し、医師とすぐに連絡をとれるようにしておきましょう。急な副反応が、この間に起こることがまれにあります。
- 接種を受けた後、4週間は副反応の出現に注意しましょう。
- 接種を受けた部位は清潔に保ちましょう。入浴は差し支えありませんが、接種を受けた部位をこすることはやめましょう。
- 当日は、はげしい運動は避けましょう。
- 接種を受けた部位が赤くなったり、痛んだり、軽いだるさ、発熱、さむけなどを覚えることがありますが、いずれも通常2日から3日中には特別の処置をしなくてもおさまります。
- 万一、高熱やひきつけ(けいれん)などの異常な症状が出た場合は、すみやかに接種医またはかかりつけ医の診察を受けてください。
副反応(予防接種によって起きる副作用)
通常みられる副反応として、接種を受けた局所が赤くなったり、腫れたり、ずきずき痛んだり、しこりや発しんができたりすることがあります。ほとんどは、接種を受けた後2日までに出現し、3日以内に自然に治るので心配の必要はありません。
接種を受けてから2週間から3週間後に、発熱、耳下腺の腫れ、嘔吐(おうと)、咳、鼻汁等の症状があらわれることがあります。これらの症状は通常、数日中に消失します。
きわめてまれに重い副反応として、「ショック、アナフィラキシー(じんましん、呼吸困難、顔が急に腫れる等)」、「血小板減少性紫斑病(紫斑、鼻出血、口腔粘膜出血等)」、「無菌性髄膜炎」、「難聴」、「精巣炎」などの反応がみられることがあります。
予防接種による健康被害と救済制度
詳しくは、以下のリンク先をご覧ください。
ねりますくすくアプリ「ねりすく」
詳しくは、以下のリンク先をご覧ください。
お問い合わせ
健康部 保健予防課 予防接種係
組織詳細へ
電話:03-5984-2484(直通)
ファクス:03-3993-6553
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