MTBI（軽度外傷性脳損傷）

　スポーツや事故などで、頭部を打ったり揺さぶられたりすると、その衝撃により脳の損傷を起こす場合があります。受傷時の意識障害の程度が軽く、CT検査などの画像検査で異常がなくても、重い症状が持続することがあります。
　MTBIの診断には、全身の状態をみる必要がありますので、様々な診療科の協力による総合的な診察が必要となります。

　記憶障害、注意力低下、集中力低下、理解力低下、情緒不安定

　味覚・臭覚障害、視野狭窄、難聴や耳鳴り、平衡感覚障害、嚥下障害

　手足の動きが悪い、感覚が鈍い

　頻尿、残尿感、失禁

　頭痛、吐き気、めまい、発汗異常、頻脈

・赤ちゃんを強く揺さぶらないようにしましょう。
・体格にあったチャイルドシートを使用しましょう。

・自転車に乗るときはヘルメットを着用しましょう。
・スポーツでは、防具を適切に使用しましょう。

・足腰を鍛え転倒を予防しましょう。
・転倒予防のための環境を整えましょう。（室内の整理、じゅうたん・マットの滑り止め、段差解消など）

※頭部に衝撃を受けて、頭痛などの症状が現れたら、すぐに医療機関を受診してください。

各保健相談所の地域保健係