第1回区長とともに練馬の未来を語る会（女性自立支援施設「いずみ寮」）

令和6年9月3日（火曜日）

女性自立支援施設「いずみ寮」

• 令和6年4月に新法「困難な問題を抱える女性への支援に関する法律」が施行された。いずみ寮は、「売春防止法」を根拠法とする『婦人保護施設』から『女性自立支援施設』となり、運営側も大きく意識転換を図らなければならない。

• 支援のテーマは「暮らしづくり」。入所している女性たちの多くは、小さい頃から暴力を振るわれる環境で育ち、居場所をなくしてたどり着く。施設では、安心、安全な暮らしの中で、人の温かさや優しさを経験していくことを大切にしている。

• 女性自立支援施設の支援は、医療、福祉、生活、心理を連携していくことが大事。自立に向けた施設の機能として、非常にハイレベルなものが求められている。

• 施設に対する偏見もあり、地域とつながりにくい状況だったが、地域ボランティアの協力のおかげで、これまで、バザーや近隣住民への食事サービス等、地域とのつながりが広がった。

• 居場所のない女性や子どもたちは、性被害に巻き込まれるケースが多い。性被害は、その後の生きづらさにつながる。被害からの回復は簡単なものではなく、時間がかかる。そのため、被害を未然に防ぐための策が必要。まず、誰でも来られる「居場所づくり」が必要であり、区にも協力してほしい。

ご参加いただきました皆さま、本当にありがとうございました。