離乳食作りのヒント
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更新日:2013年5月28日
赤ちゃんも4か月頃になると授乳時間も徐々に規則的になり、お腹がすくというリズムと空腹が満たされる満足感を感じるようになります。母乳やミルクだけをとっていた赤ちゃんに、なめらかにすりつぶした状態の食物を与えはじめ、次第に食物の固さと量、種類を増やしていくことを離乳といい、はじめて与えるのは5か月~6か月頃が適当です。
離乳食は、やがて大人と同じ食事ができるようになるための第一歩。
特別なものと構えずに、いつも食べている家族の食事から取り分け、赤ちゃんに合わせてひと工夫すれば作ることができます。
ここでは、月齢に合わせた固さの目安や、離乳食作りのヒントをご紹介します。
離乳食の進め方
- 離乳の開始後ほぼ1か月間は、離乳食は1日1回、なめらかにすりつぶしたものを与えます。母乳または育児用ミルクは、赤ちゃんが欲しがるままに与えましょう。この時期は、離乳食を飲み込むこと、その舌ざわりや味に慣れることが主な目的です。
- 離乳食を始めて1か月を過ぎた頃から、離乳食は1日2回にしていきます。母乳または育児用ミルクは離乳食の後にそれぞれ与え、離乳食とは別に母乳は赤ちゃんが欲しがるままに、育児用ミルクは1日に3回程度与えます。生後7、8か月頃からは、舌でつぶせる固さのものを与えます。
- 9か月頃から、離乳食は1日3回にし、歯ぐきでつぶせる固さのものを与えます。食欲に応じて、離乳食の量を増やし、離乳食の後に母乳または育児用ミルクを与えます。離乳食とは別に、母乳はお子さんが欲しがるままに、育児用ミルクは1日2回程度与えましょう。
食品の進め方のポイント
離乳の進行に応じて、食品の種類を増やしていきます。
新しい食品を始めるときには1さじずつ与え、赤ちゃんの様子をみながら量を増やしていきます。
1日1回から始め、2回食に進む頃には、穀類、野菜、たんぱく質性食品を組み合わせた食事がとれるようにしていきます。
はちみつ・黒砂糖は乳児ボツリヌス症を予防するため、満1歳までは使いません。
お粥・パン粥の形態の目安と、作り方のヒント
離乳の開始では、アレルギーの心配の少ないお粥(米粥)から始めます。
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野菜の形態の変化と家族の食事からの取り分け方
お粥に慣れてきたら、野菜や芋をなめらかにすりつぶしたものを始めます。
野菜は、家族の食事から、離乳食用に取り分けて作るのが便利です。
大人も野菜をたっぷり食べて、家族みんなで健康的な食習慣を身に付けましょう。
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野菜の形態の変化と家族の食事からの取り分け方(PDF:172KB)
魚の調理のヒント
お粥、野菜に慣れてきたら、白身魚や豆腐などのたんぱく質性食品を加えていきます。
魚は白身魚から赤身魚、青皮魚へと進めます。
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肉の調理のヒント
肉類は7~8か月頃から、脂肪分の少ない鶏肉が食べられるようになります。
最初はひき肉が調理しやすく、食べやすいでしょう。
肉類を食べやすくする調理のヒントをご紹介します。
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離乳の完了とは
形のある食物をかみつぶすことができるようになり、エネルギーや栄養素の大部分が母乳(または育児用ミルク)以外の食物からとれるようになったら、離乳の完了です。その時期は生後12~18か月頃ですが、1歳を過ぎる頃からは1日3回、規則正しく食事をとるリズムを作り、家族みんなで健康的な食習慣を身に付けていきましょう。
保健相談所では、管理栄養士が離乳食やお子さんの栄養についてのご相談をお受けしています。
また、赤ちゃんからの飲む食べる相談も実施していますので、お気軽にお問合せください。
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