樹木につく害虫の防除などの方法
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更新日:2019年4月24日
樹木に発生する毛虫
1.チャドクガ
生態
ツバキ、サザンカなどに、年に2回(初夏と秋)発生します。
幼虫は、1回目が5月頃から発生します。
2回目は8~9月頃に発生します。
初期は葉の裏側に集団で発生し葉を食べます。
被害
練馬区では特に苦情が多い毛虫です。
チャドクガは毛が抜けやすく、抜けた毛に触れたり、鱗粉(りんぷん)が飛散して皮膚に付いたりするとかゆみを伴う皮膚炎を起こします。
2.イラガ
生態
サクラ、ウメ、カキ、クリなどに、6~10月頃発生します。冬にはマユが見られます。
被害
幼虫はトゲを持ち、うっかり触ると電気が走るような激しい痛みがあります。
イラガは人が直接触れなければ、安心です。
3.タケノホソクロバ
生態
竹や笹などに、年に2回(初夏と秋)、発生します。
幼虫の発生時期は1回目が5月~7月。2回目が8月~9月頃です。
被害
幼虫に触れたときに激しい痛みがあり、後で湿疹ができかゆみが起こります。
4.マツカレハ
生態
アカマツ、クロマツ、ヒマラヤスギなどに、年1回発生します。
成虫は7~9月頃出現してマツ類に200~500個の卵を産みます。
被害
刺されると激しい痛みがあり、あとが腫れ上がります。
5.サクラケムシ(モンクロシャチホコ)
生態
サクラなどに、秋ごろ大量発生します。
被害
食欲旺盛で、葉を激しく食べて、ふんが大量に落ちてくるなどの害が発生します。
対処方法
身体が直接毛虫に触れた場合
決してこすらない事です。水でそっと洗い流しましょう。
かゆみやはれが出てきたら、抗ヒスタミン系軟膏を塗ると効果があります。
ひどいアレルギー症状が出たときには皮膚科の専門医に診てもらいましょう。
毛虫を大量に発生させないために気をつけること
毛虫は枝が多く密集している場所で発生しやすいといわれています。
自宅の庭木や垣根は枝すきをして、風通しを良くして、日差しがまんべんなく葉に当たるようにして下さい。
樹木の毛虫の駆除方法は
発生時期になったら葉の裏側をよく観察し、樹木の下の地面にふんが落ちていないかを見ます。
幼虫を発見したら、発生している枝葉を枝ごと切り取り、地中に埋めてください。
屋内への虫の侵入防止には、網戸が効果的です。なるべく目の細かい網戸を設置すると良いでしょう。
殺虫剤には発生を予防する効果はありません。
早期発見、早期駆除がもっとも効果的です。
殺虫剤の使用に関する注意事項
購入された殺虫剤の、定められた用法、容量等の使用方法や使用上の注意をよく読んでから使用してください。
また、環境を汚染しないように、必要以上の使用は避けてください。
万一の時の応急処置
口から入ったとき
どのような種類の薬剤を飲んだかを控えて、医師の診断を受けてください。
吸入したとき
新鮮な空気の場所に移動し、衣服をゆるめて呼吸を楽にさせる。
眼に入ったとき
すぐに流水(水道ややかんの水)で十分洗い流す。
皮膚に付いたとき
汚染した衣服は脱ぎ、薬剤が触れた場所は水で洗い流す。
以上の応急処置のほかに、患者を精神的にも肉体的にも安静にさせ、すぐに医師の診断を受けてください。
お問い合わせ
健康部 生活衛生課 環境衛生監視担当係
組織詳細へ
電話:03-5984-2485(直通)
ファクス:03-5984-1211
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