練馬区長あいさつ【練馬区独立77周年(庁内放送)】
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更新日:2024年8月1日
前川 燿男 練馬区長 あいさつ
ご来庁の区民の皆様、職員の皆さん、おはようございます。区長の前川燿男です。
本日8月1日は、練馬区が板橋区から分離、独立して77回目の記念日です。この日にあたり、練馬区を代表して、一言御挨拶を申し上げます。
昭和22年の独立当時、人口11万の近郊農業地域であった練馬区は、今や人口74万人の大都市へと変貌を遂げました。自主自立の気概に富む先人の皆様が、分離独立の道を選び、営々と努力して来られたからです。練馬区の誕生から今日まで、区の発展に御尽力を頂いた区民の皆様に心から敬意を表したいと思います。
今、日本は、少子化の進行、経済の低迷、国際的な地位の低下など、嘗てない国家的危機に直面しています。こうしたなか、日本の地方自治は岐路に立っています。
私は、生涯をかけて行政に従事し、永く地方自治に携わってきました。行政は、目先の人気取りや小手先の誤魔化しであってはならない、これを信念として、公務員として誇りを持って働いてきました。区民の皆様の声に真摯に向き合い、長期的、根本的な視点に立って、行政を常に変えていかなければならない、「改革ねりま」を進めて来た私の基本的な問題意識です。
これまで日本の発展を牽引してきたのは、特別区を含む東京圏の人材の力ですが、この事を国は全く認識することなく、特別区の貴重な財源を一方的に奪い続けています。なかでも、ふるさと納税による特別区民税への影響は、年々深刻となっています。今年度は51億円、現在進めている学校の改築1校分に相当する巨額の減収となる見込みです。ふるさと納税は、受益と負担という税制本来の趣旨を逸脱し、地方自治の本旨を歪めるものです。特別区長会副会長として先頭に立って、都と力を合わせ、廃止を含めた抜本的な見直しを国に求めてまいります。
区長就任以来、こうした大きな問題意識を持って、区政の改革、「改革ねりま」を進めてきました。参加と協働を区政運営の根幹に据え、全国を先導する多数の政策「練馬区モデル」を実現してきました。保育所待機児童ゼロの4年連続達成、特別養護老人ホームの大増設、病床一千床の大幅増、順天堂練馬病院への救命救急センターの開設、大江戸線の延伸、西武新宿線の高架化など、練馬区の福祉医療サービスは飛躍的に充実し、都市インフラの整備も着実に進んでいます。更には、私の信念を貫いた東京都練馬児童相談所は6月1日に開設しました。
これまでの取組を着実に継続・発展させながら、その上に立って、みどり、文化、スポーツなど、区民生活をより豊かにする施策に更に力を入れ、子どもから高齢者まで、誰もが安心して心豊かに暮らせるまちを創りたい。固く決意しています。
現在、パリオリンピックが開催されています。連日、選手たちが懸命に闘う姿が日本中に大きな感動を与えてくれています。区民の皆様が未来に向けて夢や希望を持てるよう、我々も負けないように頑張りたいと思います。引き続き、職員の皆さんと力を合わせ、福沢議長、西野副議長をはじめとする区議会の皆さん、区民の皆様と手を携えて、練馬区の更なる発展に全力を尽くしたい。御理解、御支援を心からお願い申し上げます。
最後に、これまで練馬区の発展に御尽力を頂いた多くの皆様に、重ねて感謝を申し上げ、独立77周年にあたっての挨拶といたします。御清聴、有難うございました。
お問い合わせ
区長室 秘書課 秘書担当係
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電話:03-3993-1111(代表)
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