さまざまなハラスメント

現在のページ

ページ番号：169-766-007

更新日：2021年3月11日

ハラスメントの種類は多様であり、職場などさまざまな場面で、相手を不快にさせ尊厳を傷つける、不利益を与えるといった発言や行動が問題となっています。職場においては従業員の働く意欲が低下し、職場環境が悪くなることもあります。
それぞれの人が、互いの人格や価値観を尊重し、自らの言動に注意するとともに、上司、管理職の立場の人は職場内でのハラスメントになり得る言動について配慮することが大切です。

パワー・ハラスメント

同じ職場で働く者に対して、職務上の地位や人間関係などの職場内の優位性を背景に、業務の適正な範囲を超えて、精神的・身体的苦痛を与える又は職場環境を悪化させる行為をいうとされています。

セクシュアル・ハラスメント

他の者を不快にさせる職場の内外における性的な言動をいいます。「男らしい」「女らしい」など、固定的な性別役割分担意識に基づいた言動は、セクシュアル・ハラスメントの原因や背景になることがあります。また、自分が「セクハラ」に該当しないと思っていても、相手方が不快に感じていたら「セクハラ」となることもあります。

マタニティー・ハラスメント

妊娠や出産等を理由に解雇・降格などを表す言動をしたり、育児休業等を利用させない、制度申請をあきらめさせるような言動をいいます。

SOGIハラスメント

性的指向、性自認に対する嘲笑や差別的な言動をいいます。当事者や家族へのいじめ、精神的・肉体的な嫌がらせ、就職における差別、本人の同意なくSOGIを暴露すること（アウティング）などがあります。
注釈：SOGIは、性的指向（好きになる性：Sexual Orientation）、性自認（心の性、自分の性別についての認識：Gender Identity）の英語の頭文字をとった、人の属性を表す言葉です。ソジ、またはソギと読みます。また、性表現（服装や髪形、一人称など性別についての表現：Gender Expression）を合わせて、SOGIE（ソギー）と言うこともあります。