平成31年1月31日 第6回区長とともに練馬の未来を語る会「NPO法人 あそびっこネットワーク」
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ページ番号:435-187-606
更新日:2019年3月11日
「NPO法人 あそびっこネットワーク」の皆さまと懇談しました
懇談の様子
「NPO法人 あそびっこネットワーク」は、子どもが遊んで育ち、生きる力が溢れる未来の社会をつくるため、子ども達のあそび場と遊んで育つ地域コミュニティづくりをしている団体です。
今回は、あそびっこネットワークの運営スタッフ6名の方に区役所会議室において、第2次みどりの風吹くまちビジョン素案に基づき、子どものあそび場を中心とした子育て支援について、ご意見やご提案を伺いました。
【主なご意見・ご提案】
- 現場で子ども達を見ていると、本来であれば毎日遊びながら自然に身に付いていた非認知能力といわれる生きる力、いわゆる発想力や調整力、コミュニケーション力などが抜けているように感じる。
- 自分の子のクラスを見て小学生の力がないと思い、この団体を立ち上げた。何年か経ってみると、小学生になってからでは遅く、子どもが生まれた時から親が意識を持つ必要があると感じるようになった。
- 色々な事故があると、それに過剰に反応する世の中になっていて、子どもを全て管理し、囲いこんで育てるようになってしまった。それが今、極端になっていて、昔のように子どもが、どこでも自由に遊べなくなっている。そういう当たり前の元々あった体系を取り戻すためには親の意識を変え、学校の中のねりっこクラブや広場など、地域の方が関わっているところの職員の意識と関わり方を向上させる必要がある。
- プレーパークを17年やっているが、これまで一度も大きな事故を起こしていない。その実績を活かし、スタッフに研修を行えば、学校の放課後の校庭で事故を起こさず、子どもを遊ばせることができる。プレーリーダーが現地に行って、学校のスタッフや地域の保護者、シニアの方にスタッフ研修を兼ねた遊びの提案をしたい。また、地域の公園で保護者と昔ながらの遊びを知っている町内会のシニアの方々が一緒に遊びを通して、地域で一緒に子どもを育てる、遊びキャラバンのようなものがしたい。
- 室内の子育て広場だけでは、ミスマッチの親子関係などは対応できないので、おひさまぴよぴよは本当に素晴らしい。ただし、おひさまぴよぴよでさえ、力がついてきた子ども達には物足りず、枠の中で遊ばせているにすぎない。そこで、子どもの興味に合わせて、集団で好きに歩き回る、「とことこ」という子育て広場をやっている。憩いの森のような広いフィールドを使った、練馬のみどりを使った新しい子育て支援にぴったりなのではないか。
- 区に3つの提案をしたい。1つは、「おひさまとことこ」。一言で言えば、みどりの中のお散歩型子育て広場。乳幼児の親子が、みどりの中を散策しながら遊び集い学ぶ、子育て支援。もう1つは「キャラバン」。プレーパークのようなものだが、地域の方々やシニアの方々と一緒に作っていくもの。そこに「地域コーディネーター」という、町内会、子ども達、保護者、プレーリーダーを全てコーディネートして作る職種をつけてほしい。もう1つは、「学校の放課後」。学校の放課後の遊びは、残念ながらスタッフの方々が「安全、安全。あれがダメ、これがダメ」と言ってしまって、子どもが来なくなってしまっている。また、そこでの遊びが制限されていて、非認知能力が育つような当たり前の遊びがない。
- 「おひさまぴよぴよ」について、2つ提案したい。1つは、現在の6か所から12か所に増やしてほしい。もう1つは、室内の広場から道具を持って外へ遊びに行く。この企画が全部でできるようにしてほしい。
- 練馬にある大きな公園などのフィールドを活かして、子どもの発達にあった子育て、子どもが育つ子育て支援というのが必要と思い、「おひさまとことこ」という事業を始めた。子ども達も自由に自分の体を使っていく中で、自分のことを知り、そこから新しいコミュニケーションが生まれたり、お友達と関わって学び、とても子どもが育っていると感じる。親もそれを目の前で一緒に見えるので、うちの子がこんなに笑顔で遊ぶのか、お友達とけんかしないで遊べるのかなど、色々な事を学ぶことができる。
- 先日、光が丘公園で段ボール祭りというのをやってみた。ちょっとあぶない冒険的なことだと、親も禁止したくなるが、段ボールだけだと、意外と自由に遊べる。例えば、布とかペットボトルとか木とか、その時に持ってきた廃材を使って、シニアの方達と一緒に思いっきり遊んでもらう。その中で遊び方とか、親達に「お宅のお子さん、こんな考え方ですごいですね。」と褒めていけば、「あら、うちの子、良いのかしら。」と子どもを認めることになるし、シニアの方が上手に遊んでいるのを見て、「ああ、こういう風にすれば良いのか。」と学ぶことができる。
- 放課後の校庭は、これからどんどん変わっていけると思う。結局、学童もねりっこも含め、皆が校庭にいて、大きな公園などには土日しか遊びに行けないので、小学生は7日のうち5日は、学校の中で暮らす。そこが変わらないで、どう小学生が育つのかというところ。変える方法はある。国の方針もプレーワークをとり入れていこうとしている。ただし、日本中でプレーワークの研修ができるところが少ないので、それを実施できる自治体は少ない。私はプレーワーク協会の理事をやっている。うちの団体では、プレーワークをきちんと現場で伝えることができるスタッフを養成しているので、練馬だったらできる。練馬で事例を作りたいと思っている。事例ができれば、他の市町村も、ぜひやりたいと真似してくれれば良いと思う。最初のモデルになりたい。
- 子どもの力をつけて、親と子どもの育つ力と育てる力をつける。練馬区だからできると思う。みどりのある公園があるからこそ、市民の方々が割合的に多く、住宅地として発展してきている練馬区。こんな練馬区の特徴があるからこそ、できる事業なのではないかと思う。
ご参加いただきました皆さま、本当にありがとうございました。
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区長室 広聴広報課 広聴担当係
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ファクス:03-3993-4106
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