東京2020大会「射撃競技」を紹介します

射撃競技は、1896年に開かれた第1回アテネオリンピックから正式競技として採用されています。オリンピック・パラリンピックの射撃競技は参加国が多く、世界的にとてもメジャーな競技です。
東京2020オリンピック競技大会の射撃競技は、練馬区、朝霞市、新座市、和光市の1区3市にまたがる「陸上自衛隊朝霞訓練場」で行われます。

• 空中を飛ぶクレー（素焼きの小さな皿）を、散弾銃で撃ち落とし、得点を競います。
• 秒速22～30mで飛ぶクレーを、秒速300m以上の弾で撃ち落とすため、一瞬の判断力と精密な動作が必要です。

選手は、横一列に並んだ1番から5番までの射台ごとに5枚ずつ、合計25枚のクレーを撃ちます。
クレーは、選手の15m先にある放出機（クレーを打ち出す機械）から、右・真ん中・左の3方向へ打ち出されます。クレーが打ち出される方向は、選手にはわかりません。

選手は、半円状に並んだ8か所の射台を順にまわり、合計25枚のクレーを撃ちます。
クレーは、左右の2台の放出機（クレーを打ち出す機械）から、同時に1枚ずつ打ち出される場合と片方のみから1枚打ち出される場合とがあります。射台ごとにその順番はあらかじめ決まっています。

• 10,25,50m先の固定された標的を、ライフルまたはピストルを使って撃ち抜き、その精度の高さを競います。
• 標的は中心になるほど得点が高くなり、撃ち抜いた合計点数で勝敗を決めます。